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イーゲル号航海記/1 魚人の神官、2 針路東、砂漠をこえろ!
    /2008年

 ドイツの少年カール・キリシマ・キルシュは,ほんの気まぐれで学校ではなく港に向うと,そこで〈船員とコック募集,年齢経験不問〉という張り紙が・・・。その経緯は省いて,結局,カールは天才科学者ハインリッヒ・フォン・ローゼンベルク博士が発明した潜水艇に乗り込むことになる。
 乗組員はほかに2人+1匹。大男で執事のフランク・クラフト(金髪),どんな生物とも会話できるシェパードのラインゴルト,同じ日に採用されたコックのハンス・ハンスだ。
 北海のヘルゴラント島近くに3年前から観測されている巨大な渦。博士はこれを観測するためにこの潜水艇を開発する。潜水艇は渦の中に潜航し,はげしく回転するが,やがて逆回転を経て,巨大な岩のドーム内に浮上する。水深20m以内。半径200m,高さ100m。岩壁は生物発光でぼんやりと明るい。その周囲に7つの洞窟があり,その後8つ目の洞窟が現れる・・・。
 今回はその8つ目の洞窟を進んだところにある魚人たちの世界の物語。

 表紙裏にイーゲル号(はりねずみの意味)の断面図が載っているのがうれしい。アイゼニウム合金でできている。ある物質を分解したときに発生するエネルギーを動力とする。断面図によると,前部にダイバーがロックアウトできる格納庫があり,船首底にはマニピュレータが設けられている。その後が第1コントロール室。その上のセイルが第2コントロール室。その後が食堂・寝台室,トイレ,調理室,推進器。

 はたして、洞窟の穴の数だけ続編が出るか?

●第2巻「イーゲル号航海記 2-針路東、砂漠をこえろ!」(2008年12月刊行)
http://www.bk1.jp/product/03064372
「イーゲル号」の緊急脱出用を兼ねた小型潜水水陸両用車「ムッシェル号」登場。

追加項目:偕成社