深海を調査する目的で建造された巨大ロボット。この機体の特徴は「荒ぶる漢の魂」が発する波動によって引き起こされる超心理学で言うところの「ミクロPK」をジェネレーターによってマクロ的な物理現象へと変換する「タトゥー&ナガトスエネルギー変換システム」が搭載されている点にある。
このシステムによってあけぼの丸は搭乗者の「侠気」の度合いによって機械としての物理的性能限界を時として無視できるという前代未聞の工業製品となった。
「侠気(オトコギ)」は数値化することが困難であり、相対的な指標のみしか使えないが基本的に単位の基本は藤岡弘、である。あけぼの丸に藤岡弘、が搭乗した際に発揮される限界性能があけぼの丸の基本性能と見なされる。
ただしこれでは標準的な男性が登場した際に侠気不足に陥る事は明らかであり、改善する余地があるとの意見もある。
あけぼの丸は機体そのものの強度や水圧、流体としての周囲の水の振る舞いなどすべての条件を無効化できるため過酷な深海探査に有効である。ただしシステムの全体を搭乗者の個人的資質に頼りすぎている事を問題点としてあげざるを得ない。
この解決策として、操縦手とは別に「熱い漢」をクローンとして複製し機関部の一部として組み込んでしまおうというアイデアも提出されている。
もちろん倫理的な問題があるのでこのような計画が実行に移された事実はないが、「熱い漢」として松岡修造の名が上げられていたのは事実のようだ。
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