■極限環境生物−酸化還元・代謝・呼吸(勉強メモ)

たぶん間違っている用語メモ
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2005年12月2日更新

酸化」と「還元
 注目する物質によって変わってくる。

 物質Aが物質Bに酸化される=物質Bが物質Aに還元される
物質A=電子供与体=酸化されるもの物質B=酸化剤=相手を酸化するもの
酸素と結合する(酸化剤が酸素の場合)、金属が錆びる、燃料が燃える、(生物の酸素呼吸:有機物 + O2 → CO2 + H2O)(酸化剤が酸素の場合)
物質Bから酸素を与えられる物質Aに酸素を与える
物質Bに電子を奪われる物質Aから電子を奪う
物質Bに水素を引っこ抜かれる物資Aから水素を引っこ抜く
物質A=還元剤=相手を還元するもの物質B=電子受容体=還元されるもの
物質Bから酸素を奪う酸化物から酸素が失われて酸化前の状態に戻る
(還元剤が水素の場合)水素と化合する(還元剤が水素の場合)
物質Bに電子を与える物質Aから電子を与えられる
物質Bに水素を与える物質Aから水素を与えられる

=>啓林館−ユーザーの広場−化学I

代謝」と「呼吸
 生物は外部から物質を摂取したり光エネルギーや化学エネルギーを取り込み、体物質を作ったり別の物質を放出したりする。このような生体内で営まれる物質変化のことを「代謝」又は「物質代謝」という。
 「物質代謝」をエネルギー面でみると、化学エネルギーや光エネルギーを別の化学エネルギー(光合成や物質の変化など)や機械エネルギー(運動、細胞分裂など)や熱エネルギーや光エネルギー(発光など)や電気エネルギーに変換している。そのようにエネルギー面から見た生態現象を「エネルギー代謝」という。なぜか生物は熱エネルギーを他のエネルギーに変換することはできないようだ。
 「代謝」は、体物質(生体の構成物質)を合成する「同化」と、体物質を分解する「異化」に分けることができる。両者を別々に分けることが可能なのか、意味があるのかよく分からないが、そのように分けた場合、「同化」には光合成や化学合成があり、「異化」には呼吸や発酵がある。

 「呼吸」とは、基質(または電子供与体という)から電子を引き抜き(酸化)、それを電子伝達鎖を介して最終的に何らかの物質(電子受容体)に渡す(還元)ことによりエネルギー、ATPを獲得する形式である。「発酵」とは、・・・
 一方、「光合成」とは、水を酸化して(水から電子を引き抜いて)酸素を作る。
(以下の表は間違い多々あり。)

同化
種類電子供与体
(基質)
炭素源最終電子受容体
(酸化剤)
獲得エネルギー最終放出物
酸素発生型光合成(好気性)二酸化炭素ATP炭水化物、水、酸素
酸素非発生型光合成(嫌気性)硫化水素、水素、有機化合物(プロパノールなど)二酸化炭素ATPとNADPH炭水化物、水、イオウやアセトン
異化
種類電子供与体
(呼吸基質)
炭素源最終電子受容体
(酸化剤)
獲得エネルギー最終放出物
燃焼燃料(炭素)同左酸素二酸化炭素と水
普通の生物(好気呼吸)炭水化物同左酸素たくさんのATP二酸化炭素と水
硝酸塩呼吸(脱窒反応、異化的硝酸還元)有機物、水素有機物硝酸塩 一酸化窒素、亜酸化窒素、窒素
非脱窒型硝酸呼吸(腸内細菌)有機物有機物硝酸塩 アンモニア
硫酸塩呼吸(硫酸還元)  硫酸塩ATP硫化水素(H2S)
メタン生成水素、C1化合物、酢酸有機物炭酸塩ごくわずかなATP 
炭酸塩呼吸(メタン発酵)水素、ギ酸、酢酸 二酸化炭素ATPメタンと水
水素酸化細菌水素 二酸化炭素  
アルコール発酵、乳酸発酵、酢酸発酵(嫌気的解糖)有機物(糖類)有機物有機物(ピルビン酸)ごくわずかのATPまたはNADH有機酸やアルコール類
=>乳酸菌の耐酸性機構の解明
=>酸化還元代謝の多様性
=>代謝−Wikipedia嫌気呼吸−Wikipedia
=>独立栄養細菌の呼吸基質
=>啓林館 ユーザーの広場−生物II


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