■分析・実験機器−構造解析・元素分析
たぶん間違っている用語メモ
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分析・実験機器
2005年6月6日更新
「
X線回折装置
」(XRD)と「
蛍光X線分析装置
」(XRF)
まぎらわしいが、原子・分子の配列間隔と同程度の波長の光(X線)を当て、反射したX線が相互に干渉してできる回折パターンから、原子・分子の配列を調べるのが「
X線回折装置
」(XRD)。
一方、試料にX線を照射して生じる蛍光X線の波長、エネルギー値、強度から構成元素を調べるのが「
蛍光X線分析装置
」(XRF)。XRFは、NaからUまで分析可能だが、C,N,O,Fなどの軽元素は検出できない。
「
電子プローブマイクロアナライザ
」(EPMA)
試料表面に電子線を照射すると、元素固有の特性X線を生じる。それによって構成元素を調べるもの。WDS(波長分散型)は分光結晶を用いて検出する。軽元素から重元素まで元素分析が可能。照射電流が高く、分析能力は高いが解像度は低い。EDS(エネルギー分散型)は、半導体検出器を用いて検出する。照射電流が低く、分析能力は低いが解像度は高い。
「
フーリエ変換赤外分光計
」(FTIR又はFT-IR)
有機化合物の構造解析に使う。試料に赤外光を当てると、分子中の原子の固有振動数と同じ光(赤外線)を吸収する性質を利用する。
「
レーザーラマン分光分析計
」
単色光(レーザー光)を当てると、入射光とは異なる波長の弱い光が散乱(ラマン散乱光)し、その際、分子の振動や回転に応じて波数がずれる(ラマンシフト)。それによって分子の構造決定や未知物質の同定を行う。
「
X線光電子分光分析装置
」(XPS)
「
X線CTスキャナ
」
医療用X線CTスキャンと同じ原理。コア試料を透過するX線をコンピュータ・トモグラフィー技術で合成してコアの各断層の画像を連続で得るもの。
「
マルチセンサーコアロガー
」(MSCL)
帯磁率計,P波伝達速度計,電気比抵抗測定器,ガンマー線透過率を用いた密度計,自然ガンマー線測定装置,カラーイメージスキャナなどにより、コア試料の含水率や密度,内部構造の変化に伴う帯磁率の変化,火山灰層の有無,堆積構造に起因する比抵抗の変動などを求めるもの。
「
オートサル
」と「
クーロメーター
」と「
オートアナライザー
」と「DO(
ディーオー
)」
採水した水サンプルを卓上で高精度に計測する塩分計を「オートサル」(AUTOSAL、商品名)。温度管理した計測室が必要。
全炭酸測定装置が「クーロメーター」。前処理部分で海水中のあらゆる形態の炭素を・・・。
自動サンプラー付き栄養塩分析装置を「オートアナライザー」という。硝酸塩、亜硝酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩等の存在とその割合を吸光式で計測する。
溶存酸素量を測定するのが「DO(ディーオー)」
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