y 分析・実験機器(用語メモ)

■分析・実験機器−顕微鏡その他の分析装置

たぶん間違っている用語メモ
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2005年6月6日更新

フローサイトメトリー
 いろんなサイズの粒子を分類する?

透過型電子顕微鏡」(TEM)と「走査型電子顕微鏡」(SEM)と「低真空走査型電子顕微鏡」(低真空SEM)
 薄片化した試料に電子線を照射し、透過電子や散乱電子を利用して、その内部構造(結晶パターン、格子欠陥の存在、結晶の配向方位など)を調べるのが「透過型電子顕微鏡」(TEM)。
 一方、金属やカーボンを蒸着させて導電性を持たせた試料表面に、電子ビームを走査し、試料表面からの反射電子や2次電子を検出して、試料表面の凹凸を調べるのが「走査型電子顕微鏡」(SEM)。エネルギー分散分光装置(EDS)付きSEM:???
 普通のSEM(高真空SEM)は、装置内部を10−4Pa程度の高真空にして観察するため、 含水(含油)試料はそのままでは観察できず、固定・脱水・乾燥して水分をほとんど除去する必要がある。それに対し、高真空SEMよりは解像度は劣るが、低真空で観察でき、水や油を含んだ試料、蒸着処理していない非導電製試料をそのまま観察できるものを「低真空走査型電子顕微鏡」(低真空SEM)という。

共焦点レーザー(蛍光/走査型)顕微鏡」と「(透過型)微分干渉顕微鏡」と「(双眼)実体顕微鏡
 いずれも光学顕微鏡。
 光源の一点から出た光が検出器の一点に集まる状態を「共焦点」といい、原理的に透過型は不可能で、反射光及び蛍光を捉える。共焦点の光学系及びレーザー光を用いることによって、通常の顕微鏡よりも深さ方向の分解能を高め、走査した画像を合成して試料表面を立体的に観察することができるものを「共焦点レーザー走査型顕微鏡」という。
 試料(例えば細胞内)の蛍光物質の3次元分布を見るものを「共焦点レーザー蛍光(走査型)顕微鏡」という。
 一方、透過型の顕微鏡で、特殊なプリズムで照明光を2つに分け、それらの光が干渉してできる干渉色や明暗によって、生きた微生物や透明な試料でも染色しないで観察できるものを「(透過型)微分干渉顕微鏡」という。
 双眼で立体的に観察できるのが「(双眼)実体顕微鏡」。

=>共焦点レーザー顕微鏡の仕組みとその応用(杉本実紀さんの解説)


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