これまで日本近海では、数年に1度ダイバーや海水浴客などがサメによる被害を受けています。これまで日本近海で発生した最近のサメによる被害をまとめてみましたので紹介いたします。
1982年8月29日 13時40分頃 | 熊本県大矢野町沖 | ヨットからロープを垂らして子供3人を引っ張っていたところ、女子13才が突然悲鳴をあげ、海中に引き込まれ、サメに腹部、内臓を食いちぎられ、即死した。歯の痕跡からシュモクザメと判断された。(当日は中潮) |
1988年8月19日 午前9時頃 | 東京都小笠原父島 | 写真撮影していた素潜りのダイバーの男性(42才)が水面付近で遊泳しながら撮影していたところ、小型のサメが近づいてきて左腕の前腕部を噛まれた。(当日は小潮) |
1989年1月7日 午前7時半ごろ | 沖縄県宮古島伊良部沖 | 素潜りの漁師男性(59才)がサメに襲われ左脚大腿部を噛まれ、長さ20センチ幅15センチの咬傷を負った。 (当日は大潮) |
1992年3月8日 16時15分頃 | 愛媛県松山沖 | タイラギ漁をしていたヘルメットダイバーの男性(41才)は、突然サメに襲われ、引き上げたところ、胴体部が引きちぎられ、空のヘルメットとドレスのみが引き上げられた。ドレスの損傷の分析から体長4mを超えるホホジロザメと判断された。(当日は中潮) |
1993年 夕方 | 大分県蒲江沖 | 定置網の手入れをしていたダイバーはサメに片足を噛まれ、切断による失血死で死亡した。 |
1994年8月 | 奄美大島 | 遊泳中の主婦がサメに襲われ、右大腿部に大怪我を負った。 |
1995年4月9日 10時15分頃 | 愛知県伊良湖沖 | ミル貝漁をしていた男性(47才)が突然サメに襲われ、引き上げたところ体長6mほどのサメが食いついていて、右肩から腹部にかけて噛まれ、右腕は食いちぎられており、ほぼ即死状態で死亡した。 ウエットスーツにボンベで水深25mでのミル貝漁であった。 サメは体長6mであった ことからホホジロザメと推察されている。(当日は中潮) |
1996年7月23日 午前9時35分頃 | 沖縄県宮古島 | ホテルアトールエメラルド沖1500m付近でサンゴの生育調査をしていた男性(52才)はサメに襲われ、ダイバー船に助けを求め、救助したものの右胸から下腹部にかけて縦35センチ、横30センチが楕円形に食いちぎられ、胃と腸が食いちぎられていて死亡した。(当日は中潮)調査にあたった担当者はオオメジロザメではないかと言っている。 |
1997年7月12日 午後2時頃 | 沖縄県宮古島沖 | タコ漁をしていた漁師男性(55才)はサメに両足を食われて死亡した。 |
2000年7月16日 17時頃 | 沖縄県宮古島砂山ビーチ | 仲間3人とサーフィンをしていた男性が水深3mの所でボードに座っていたところサメに襲われて死亡した。ボードにも鋭い歯跡が残っていた。体長2mのイタチザメによる被害と断定されている。 |
2004年7月15日 | 和歌山県すさみ町沖 | 遊漁船に体長3,3m、体重350sのアオザメに飛び込まれ、尾びれに当たった釣り客が胸の骨を折る重傷を負った。 |
2005年10月22日 | 沖縄県宮古島沖合い | モリ突きをしていた男性が左肩を3針縫うケガをした。体長1,5mのネムリブカに咬まれた。 |