捕鯨の味方
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クジラの味方
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※ との数はそれぞれ捕鯨ヨイショ度、クジラヨイショ度指数です(3段階)。 |
<フィクション小説> |
「勇魚」
C・W・ニコル
文芸春秋
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主人公が「豚を殺すとはなんてかわいそうなんだろう」と言ったそばから、何の抵抗もなくあっさり豚を食べてしまうあたり、今の日本人の荒んだ動物観をそのまま体現しているかもしれない・・。
ニコル氏の日本の捕鯨に対するスタンスはその後大きく転換したが、それでもこの作品によって日本の世論・マスコミの論調を捕鯨よりに傾かせた責任は重い。
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「世紀末鯨睨記」
久間十義
河出書房
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白鯨のパロディ・・にしては格調の欠片も感じられない通俗的なナンセンス小説。武装した環境保護団体モドキが出てくるが、たいした取材をしたように見えない捕鯨業界側と比べても完全に空想の産物。
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「波に座る男たち」
梶尾真治
講談社
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鯨(肉?)に惚れたヤクザと環境保護団体、台湾マフィアの三つ巴の争い。任侠の世界なんだニャ〜。真面目なのかギャグなのか、ちょっち迷うフィクション。
捕鯨ヨイショものでは"敵"はヘンなガイジンが相場だが、この作品では仇敵も病弱な娘を抱えた"熱い男"だったりする。台湾といえば、IWCの規制を逃れたアウトローの捕鯨で獲ったクジラの肉を日本に密輸していたことで有名。捕鯨に反対するヒトでも、これはなかなかおもしろそうだ・・。
(評:守山さん&ネコ)
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「鯨の哭く海」
内田康夫
祥伝社
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TVドラマにもなっているシリーズ探偵もの。物語の舞台は太地、ノルウェーからの鯨肉輸入問題を取り上げるなど、捕鯨ヨイショ一点張りではない社会派作品ではあるようだ・・。
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「鯨神」
宇能鴻一郎
中央公論新社
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官能小説家として知られる宇能初期の、若い銛打ちと巨鯨との死闘を描いた芥川賞受賞作だが、単なる「白鯨」の焼き直しにすぎないとも。実際、設定からラストシーンまで引っ張ってきたことは疑いない。長崎平戸が舞台だが、地名は和田浦に。官能小説家だけに"共倒れの死"にエクスタシーを感じるという評もあるが、よおわからん。。
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「巨鯨岬」
小川竜生
祥伝社
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太地生まれの銛打ちが、モラトリアムによって天職を奪われ、酒に溺れ、妻に暴力をふるって出ていかれ、残った息子はケンカに明け暮れる不良に育ち・・そんな父と子の葛藤の物語。
話は別にどーでもいいのだが、とんでもないことが書かれている。モラトリアムまで仕事をしてたのに、最後の漁で追っかけたのはなんとシロナガス・・・・・・。密漁船に乗ってたのかニャ〜。
捕鯨小説を書きたきゃ好きに書いていいけれど、せめて最低の基本を勉強してからにしてくれい。
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「遠い海から来たCOO」
景山民夫
角川書店
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イルカのブルーの自己犠牲シーンには涙した読者も多かったろう。ただ、実名で登場する某環境保護団体には取材をまったく行わなかったようだ。あそこは核や温暖化問題に取り組むコンサベーション団体で、いわゆる動物愛護団体ではない(鯨肉試食まであえてやる・・)。ヒロインのようなナーバスなクジラ観を持ったキャンペーナーはいない(ハズ)。バヌアツ支部も存在せず。
映画化の特集を組んだアニメージュが、作者の愛鯨観とは正反対の捕鯨ヨイショで宣伝の足を引っ張ったのにはビックリ。作者も、その後アッチ方面に流れさえしなければよかったのだが。。
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「ビヂテリアン大祭」
宮沢賢治
岩波書店
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農業技術者・エコロジストとして知られる賢治だが、生態学についての認識は仏教系のフィーリングによる部分もあったようだ・・。菜食主義をコミカルに説いたこの作品、実は初稿では、猛禽類やクジラなど生態系の上位の捕食者は食べてもいい・・と書いたのだが、後で思い直して「やっぱり間違ってた(--;」と削除したんだニャ〜。
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「洪水はわが魂に及び」
大江健三郎
新潮社
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「人間は妊娠している鯨でも仔鯨でも、獲れるだけいくらでも血みどろにして殺すからね。そして鶏より安い値段で肉を売るんだからね──」
"鯨と樹木の代理人"を自称し、知的障害のある息子ジンと共に核シェルターに閉じこもる主人公大木勇魚。真の代理人はむしろ無垢なるものの象徴的存在であるジンのほうで、勇魚自身は破滅に至る人生と、彼の対峙する権力の滑稽さを通じて、ニンゲンの愚かしさを鯨たちに伝えるメッセージそのものである。
ノーベル賞作家大江氏には、この他エッセイ集「鯨の死滅する日」もある。「沖縄ノート」訴訟、後は最高裁のみ。曲げたらいかんニャ〜。
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「モビィ・ドール」
熊谷達也
集英社
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ヒロインは環境保護団体の研究者兼ドルフィン・スウィムのインストラクター。イルカたちを襲うシャチに隠された謎に気付いたヒロインは・・。島で繰り広げられるニンゲンとイルカたちの物語。
(評:オルカさん&ネコ)
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「リトルオルカ」
水口博也
ワニブックス
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水口氏といえばクジラ関係の著作も多い海洋写真家としてあまりにも有名だが、その彼が書いた小説となれば、シャチフリークは手に取らずにはいられまい。カナダの海で育ったシャチの子供スノーが、仲間と触れ合いながら成長していく様を描く"生態学的ジュヴナイル"。
(評:オルカさん&ネコ)
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「鯨の王」
藤崎慎吾
文芸春秋
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深海に潜む謎の"巨大生物"をめぐって繰りひろげられるミステリアスなSF海洋冒険アドベンチャー。
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「巨鯨の海」
戸川幸夫
講談社
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日本の動物文学界の巨匠が描いたクジラ作品。巨鯨の王の子・三ツ星と、かつて母を奪った砲手・政吉との、対決と奇妙な友情。
残念ながら、動物文学のモチーフの定番であるハンターと獲物との交感ストーリーは、こと近代捕鯨の砲手に関してはありえない。とくに、いま調査捕鯨を担っている共同船舶の連中には。
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「青のフェルマータ」
作:村山由佳
集英社
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恋愛小説作家村山氏のイルカ小説。といっても、癒しを求めるスピリチュアル系とは一味異なる。
「人々がただ"癒される"ことを願う中で、私は"癒す"側のことを書きたいと思った」(著者後書き)
御蔵島からフロリダの研究施設まで、著者はイルカと出会うために世界各地を渡り歩いたそうだ。
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「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」
作:大原まり子
ハヤカワ
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海外SFではクジラをモチーフにした作品がゴマンとあるが、政治的動物にされてしまった所為か国産モノは少ない。そんな中で日本SF界の第一人者が書いた作品。もちろんここでのクジラは異星生物なのだが、カバーイラストはまんまザトウクジラ。
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<絵本・童話> |
「くじらだ!」
五味太郎
岩崎書店
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捕鯨反対をコケにするだけのヘンな内容。ウンコネタなら喜ぶ子供も、こんなの読んで面白いとは思えんのだが・・。
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「海の歌がきこえてくる」
灰谷健次郎
金の星社
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著者は漁業問題をテーマとして多く扱っていることもあり、漁業者というだけでどうしても同情的になってしまうのだろう・・。
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「鯨から世界が見える」
作:ウーマンズフォーラム魚
絵:中村信
遊玄舎
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試食とセットで学校に直接売り込んでいる。制作費はどっから出たんだろうねぇ。。
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「絵舟 狩野探幽の暗号」
川村たかし
ポプラ社
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太地を訪れた絵師は秘かに隠れキリシタン探しの密命を帯びていた。大人も読める人間ドラマ。新漁法開発で潤い、勢いを示そうと絵舟の依頼をした網元。一方で、鯨に頼る以外道のない貧しい村の民の苦悩や哀しみも描かれている。
とくに捕鯨擁護というわけではないが、著者はこれ以外にも「最後のクジラ舟」「クジラたちの海」「あみかけクジラ」「もりくいクジラ」といった捕鯨・クジラをモチーフにした絵本を多く著している。
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「まぼろしの巨鯨シマ」
作:瀬川康男
絵:北村けんじ
理論社
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「命がけの捕鯨をとおし、固い友情で結ばれた海の男たちと巨鯨との、血みどろの闘いを軸に、愛と献身を描く長編小説」・・だそうだ。古式時代の話だが、ちょっとクサイ台詞のオンパレードだねぇ。。
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「鯨にあえる日まで」
わしおとしこ
草土文化
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モラトリアム前の発行だが、捕鯨問題に真正面から向き合った秀作。著者のわしお氏は日本動物愛護協会の評議員で、動物問題に造詣が深く、動物や動物園をテーマにした作品をいくつも手がけている。
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「海の時間のまま」
作:奥田継夫
絵:国井節
ポプラ社
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主人公はなんとフグ。あくまでフグの立場を貫いてるとこがスゴイ。マッコウクジラのおじいさんのニンゲン批判は痛烈。これが本物のクリエーターの感性だと思う。
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「ともだちは海のにおい」
作:工藤直子
絵:長新太
理論社
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哲学とビールをこよなく愛するクジラと、日課の体操を欠かさないおしゃれなイルカの友情。読んだ人をたちまちぞっこんにさせてしまう魔力を秘めた絵本。ライオンが主人公の姉妹作「緑のにおい」も○。
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「おれはシャチだ」
作:香川茂
絵:大古尅己
金の星社
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主人公のシャチ・イーターがライバルのマッコウクジラとともに南極の海まで旅をし、戻ってくるまでの成長の過程を描いた物語。これを読んでシャチ/クジラ好きになった人は多いらしい。
(評:オルカさん&ネコ)
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「クジラの海」
葉祥明
佼成出版社
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著名な写真集や既刊の同名絵本などからタイトルをパクっているが、中身は野生のクジラたちとは無関係なスピリチュアル系。
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「くじらぐも」
中川李枝子
光村図書出版
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小学校の国語の教科書に登場。作者は子供時代にだれもが読んだ名作「ぐりとぐら」や「いやいやえん」で有名な児童文学作家。
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「ふうせんクジラ」
わたなべゆういち
佼成出版社
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風船を飲み込んで街まで飛ばされてしまった仔クジラのボン。「いちばでうるのはかわいそう」と、街の人たちが母さんクジラの待つ海に帰してくれました。
クジラやウミガメに危害を加えるので、イベントで風船を飛ばすのはやめよう。
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「クジラの跳躍」
たむらしげる
リブロポート
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荒唐無稽な脳内ワールドの赴きだが、固定ファンが多い模様。アニメ映画化もされ、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。
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「キャプテンタロ 鯨の海へ」
作:森下研
絵:山下勇三
偕成社
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シリーズの海洋冒険もの。まいごになったマッコウクジラのあかんぼうを仲間とともにたすけにいきます。
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「小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話」
作:野坂昭如
絵:山下勇三
日本放送出版協会
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日本海軍の潜水艦を仲間と勘違いして恋をしてしまったクジラは、"彼女"を守るために・・。アニメ化もされた。小さいこどもたちにも"もどかしさ"/戦争の理不尽さが十分に伝わる秀作。8/15に毎年でも放映してくれ。
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「くじらのなみだ」
作:今井鴻象
絵:富永秀夫
岩崎書店
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どんな生きものにも母と子の愛情があります。こどものくじらは、重い病気のかあさんくじらを漁師たちからまもろうとしたのですが・・。(前書き)
表紙が既に痛ましくて泣けてくる・・。
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「太陽と星の下」
(小川未明童話集3) 作:小川未明
講談社
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捕鯨や鯨を直接のテーマにしているわけではありませんが、登場人物のS少年が捕鯨について考える記述にかなりスペースを割いています。
「これは鯨の肉だな。そうだ、南極からきた冷凍肉だ。人間とおなじく赤ちゃんをかわいがる哺乳動物の肉なんだ」こう思った瞬間、(中略)そこには残忍な血なまぐさい光景が、ありありと浮かびました(132頁)
どんなかくれ場でも、人間はさぐる。精巧な機械を持っているし、またおそろしい武器を持っている。そう考えると、少年には、人間がひきょうに見えました。そして、自分の力よりほかに、たのむことができない鯨がかわいそうになりました。(133頁)
この作品は昭和25年に発表されています。また未明は明治15年生まれです。明治前半生まれの日本人が、欧米諸国でも反捕鯨の動きが微塵もみられない時代に、このような文を書いていたのは驚きです。ひょっとしたら未明の文章に書かれているような考えこそが、日本人本来の感じ方だったのかもしれません。
(評:花逗牡さん)
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<コミック> |
「WILDLIFE」
藤崎聖人
小学館
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非科学的な"鯨食害論"やお手盛り世論調査の結果など、捕鯨業界の主張をそのまんま垂れ流すだけ。主人公が絶対音感以外取り得のないただのヤンキー兄ちゃんからいきなり"超"の付く動物フリークになったり、獣医の資格と実技スキル取得の難度が低かったり(絶対音感あるんだったらミュージシャンの方が絶対楽だ・・)、各話のエピソードも無理のある強引な展開がこの作品の特徴でもあるが・・。大体、(架空ではあるが)捕鯨擁護獣医団体にIUCN始め世界の野生動物保護の現場で働いているNPOからお呼びの声がかかるわけがない。ジュゴンの保護のために欧米のNPOも米軍を相手に戦っているが、作者は一体沖縄の反基地運動や米軍のソナー使用に反対する米国内の動物保護団体をどれだけ支援しているのだろうか?(しかも、ソナーが日本の調査捕鯨以上にクジラを殺しているという科学的根拠は一つもない) 自国が南極で働いている野生動物の殺戮行為には目をつぶり、何の行動を起こすでもなく揶揄するばかりでハートマークまで使う陰湿ぶりに、筆者は正直ブチ切れた。とりわけ許せないのは、極めて情緒的な行動原理で動く主人公たちが、クジラに対してのみ殺しを正当化する差別的な視点。読者の層も知れているグルメマンガなどと違い、動物が好きな子供たちをターゲットにした作品だけに、その悪影響は計り知れない。
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「美味しんぼ」
作:雁屋哲
画:花咲アキラ
小学館
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「シロナガスを食いたい」というのが本音のようだ・・。反捕鯨=人種差別主義というすり替えは、巧みというよりあまりに露骨/卑屈で、まともな読者なら返って胸焼けを起こしたに違いない。原作者は"あの"オーストラリアに移住したという話だが・・。
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「ONE PIECE」
尾田栄一郎
集英社
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ルフィが「くーじーら! まーぐーろ!」と叫ぶシーンがある。ラブーンというマッコウの善玉キャラもいるんだが・・。トナカイ(非常食?)もいるし。。
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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
秋本治
集英社
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年に1回くらい両津が捕鯨擁護論をぶつ。彼はエコ嫌いが信条らしい。。
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「さよなら絶望先生」
久米田康治
講談社
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たった4頭のクジラを見て「過保護で増えすぎた」・・って野生動物オール増えすぎだよ。。
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「三丁目の夕日」
西岸良平
小学館
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鯨肉も昭和の思い出として胸にしまって懐かしむだけにしてくれ。。
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「将太の寿司〜全国大会編〜」
寺沢大介
講談社
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少年マガジン連載のグルメ漫画の続編。
全国大会二回戦では和歌山が舞台に成りますが、その時に和歌山の特産品の鯨を扱った寿司が登場します。
「鯨を殺すのは可哀想だという主人公の仲間に対し父の跡を継いだ鯨漁師が涙ながらに反論する」という形で捕鯨問題にも触れています。
太地の女性砲手なるキャラが登場するが、当然フィクション。美味しんぼの二番煎じの謗りは否めず。主人公は漁協の冷蔵倉庫に一週間放置されていた黒い鯨肉を使うが、全国の冷蔵庫には過剰な鯨肉在庫が山のように放置されている。。
(評:釣本さん&ネコ)
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「魁!!男塾」
宮下あきら
集英社
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合宿先の青鬼島で捕鯨の実習をする場面がある。その際の教官および鯨は、エイハブ船長とモビーディックが元ネタとなっている。
まあ、あのノリだからね〜。。
(評:まんまさん&ネコ)
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「グ・ラ・メ!大宰相の料理人」
作:西村ミツル
画:大崎充
新潮社
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この漫画は捕鯨賛成派の立場からの漫画です。
シーシェパードをモデルにしたような環境保護団体を主人公の一人である料理人の少女が批判するのですが、やれミンク鯨が増えすぎてるから間引きだの、それ鯨が魚を食い尽くすだの無茶な内容でした。
「将太の寿司」も一緒だけど、グルメ漫画はみんな美味しんぼの模倣しかできないのかニャ(--; 気概と独創性を備えた正しい食文化のメッセンジャーは出てきませんかねぇ。森下参事官、あなたの言う極論が書かれた漫画、ちゃんと読んでますか?
ところで、コミックバンチって、私が好きだった梅川さんの「ガウガウわー太」を、人気あったのに途中で打ち切ったひでーコミック誌なんだよね。道理でという感じ。
(評:匿名希望さん&ネコ)
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「ブラック・ジャック」
手塚治虫
秋田書店
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BJの中でも名作に数えられるシャチとの交流のエピソードがある。結末は悲しいのだが・・。アニメ「ジャングル大帝」で草食動物と肉食動物が"和解"したり、巨匠手塚のある意味ブッ飛ぶほどの理想主義は、乾いた現実を生きる今の子供たちにこそ与えるべき栄養剤だと思うニャ〜。
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「ペエスケ」
園山俊二
朝日新聞社
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「はじめ人間ギャートルズ」でも命に対する視線は温かかった。新聞連載漫画という難しい表現の場で、臆することなくあえて「おかしいものはおかしい」と言い切ることのできた、本当に勇敢で偉大な方でした。
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「クジラの唄が聞こえる」
作:ヒロオクダ
画:本庄敬
集英社
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野生動物を主題にしたSF風味の劇画。クジラの他ダイオウイカやゾウも登場、動物のイラストは精緻でうまい。
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「ドルフィン・ブレイン」
山田玲司
小学館
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微妙だけど・・ニンゲンの相対化の視点は評価できる。巨大ウツボのウッちゃんはカワイイ。
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「T.Pぼん」
藤子・F・不二雄
中央公論
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セミクジラを保護するために仲間を裏切るタイムパトロール隊員の話がある。彼は20世紀の時点でセミクジラがまだ生きていることを聞き、安心してお縄についたのだった・・。
「ドラえもん」にもドードーたち絶滅動物を救う話などがあるけど、藤子大先生も動物たちの味方でした。
(評:猫玉さん&ネコ)
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「海獣の子供」
五十嵐大介
小学館
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ジュゴンに育てられた少年が登場。圧倒的画力の天才漫画家五十嵐の長編海洋ファンタジー。
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「ナチュン」
都留泰作
講談社
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人工知能開発のヒントを得ようとイルカの研究に挑む主人公と、それを阻むイルカと意思疎通する謎の少女。作者はなんと文化人類学者と二足ワラジ。
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「渺々」
小川隆章
講談社
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各話の主人公がなんとニンゲンではなく海洋動物という、"水棲人"オススメ作品。そして第1話の主役は海の知恵者マッコウクジラ。ほかにはアカウミガメやシロワニなどが登場。
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「世紀末リーダー伝たけし!」
島袋光年
集英社
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コミックス6巻「昔話でGO!!」は一読の価値あり。少年漫画はワンパターンのバトルものよりこの手のハートウォーミングストーリーのほうがよい。新連載がグルメ漫画なので少々心配だが。。
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「ツリッキーズピン太郎」
作:真倉翔
画:岡野剛
集英社
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イルカを救出する話がある。連載は10話で打ち切り。魚をあまり擬人化しすぎると、ホビー系釣り漫画としては苦しいようだ・・。
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「ガイア動物記」
岡崎二郎
小学館
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ビッグコミックオリジナル(2008/3号)に登場した読み切り作品。主人公は大深度潜水にチャレンジするマッコウクジラで、哲学の趣とSFの味わいを堪能できる作品に仕上がっている。唐突な掲載で「モッタイナイ」というファンの声多数。
ショートSF漫画家の岡崎氏には動物をモチーフにした作品も多く、他にも「宇宙人が地球の代表として選んだのは人間ではなくクジラだった」といった面白い話がある。
(評:Adarchismさん&ネコ)
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「スタンダードブルー」
宇河弘樹
少年画報社
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ヤングキング連載作品。
大量座礁したイルカを救助する主人公達と、敵対する環境保護団体との衝突が描かれています。
(評:釣本さん)
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「ToLOVEる」
矢吹健太朗
集英社
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コミックス3巻にちょっとえっちぃイルカが登場・・・
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「家庭教師ヒットマンREBORN!」
天野明
集英社
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バジルの匣アニマル・アルフィンはテレパシー能力を持つイルカ。ファンの人気は高い模様。
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<アニメ・特撮> |
「まんがなるほど物語」
TBS
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反捕鯨団体がギャングとして登場するびっくり仰天の内容。国際PR監修番組!? ニールセンの視聴率ではこの回は6.8%で、平均よりかなり低かったようだ。。
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「がんばれ!ロボコン」
原作:石ノ森章太郎
テレビ朝日
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終盤3年目「ザブリンリン!!シシム鯨に負けるな」の回で太地くじら博物館が登場。別に古式捕鯨の話だけで、鯨肉の宣伝をしたわけではなかったが。ちなみにロボコン95点。
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「7つの海のティコ」
フジテレビ
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シャチのティコと心を通わせる主人公のナナミが父親とともに伝説のヒカリクジラを求めて世界の海をめぐる。世界名作劇場シリーズで唯一原作のないオリジナル作品。中盤でティコが死んでしまって悲しい・・。
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「海のトリトン」
原作:手塚治虫
TBS
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イルカの言葉を話せる主人公の少年トリトンと宿敵ポセイドン族との攻防。富野氏や西崎氏などアニメ界の大御所が制作にタッチした’70年代のアニメ史に残る作品。
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「くじらのホセフィーナ」
東京12チャンネル
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コップの中に住む不思議なクジラと少年の交流を描くファンタジー。原作はスペイン作家ホセ・マリア・サンチェス・シルバ。
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「ムーの白鯨」
日本TV
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ムーとアトランティスの戦いを描くSF。全長200mの巨大な白鯨はニンゲンの脳を移植された元神の使いのサイボーグで、ビームとか発射する・・。とりあえず味方なので。。
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「鯨」「くじら」
大藤信郎
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日本のアート・アニメ界の先駆者が姉と2人で作り上げた自主制作作品。戦前の1927年発表の切り絵アニメで、一部にセル画を使った作品としては日本初。1952年にはリメイク版がカンヌ国際映画祭に出品され、ピカソに絶賛されるなど高い評価を受けた。
内容は、難破船で男たちに襲われかけた女性をクジラが助けるというもの(野郎どもは海の藻屑・・)。フェミニストなクジラだニャ。
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「くじらとり」
スタジオジブリ
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三鷹の森ジブリ美術館での上映用に巨匠宮崎が手がけた短編。タイトルだけ見ると、N氏の洗脳効果か!?とギョッとなるが、保育園の園児たちに捕まったクジラは花輪を贈られ記念撮影したあと大海原に帰っていくという結末。原作が「いやいやえん」なので無茶なアレンジのしようもないが。
リアル鯨捕りも鯨肉横流しなぞせずに園児たちを見習ってくれい。
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「とべ!クジラのピーク」
クジラ製作委員会
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'91年にNHK衛星で放送されたアニメ映画。水族館に売り飛ばされ、母親と引き離された子クジラのピークを、地元の少年カイが救おうというお話。なかなか。
(評:まんまさん&ネコ)
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「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」
テレビ東京
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SCEのゲームが原作。ゲームの項参照。
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「タイコンデロンガのいる海」
アーバン・プロダクト
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水爆事故の発覚をきっかけに'91年に制作された中編アニメーション映画。マッコウが登場。子供たちに海の核汚染の恐ろしさを伝える素晴らしい内容なのだが、広く上映されなかったのが残念。DVDの他、岩崎書店から絵本も出ている。
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「ヤッターマン」
タツノコプロ/読売テレビ
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11/24放映の1時間スペシャルにて、湘南海岸に座礁したザトウクジラを主人公たちが助けたそうな・・
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「ふしぎの海のナディア」
NHK/東宝/ガイナックス
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ネモ船長の親友が巨大なシロナガスクジラ。
ちなみにナディアは純ベジ、エヴァも手がけた総監督庵野氏もベジ系だそうだ。
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<ゲーム> |
「ブレスオブファイア3」
カプコン
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「魚を食べると頭がよくなるのよ」とは女性キャラの台詞・・。気色悪いイルカモンスターも登場。脚本担当はよっぽどイルカが嫌いとみえる。しかも、釣りのミニゲーム一番の大物は"勇魚"。ていうか釣れるか!
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「サモンナイト3」
バンプレスト
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鯨肉をそっくりそのままタコヤキに替えた"食文化論"を主人公がぶつ・・。婉曲的に子供を洗脳したいらしい。
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「ドラゴンシャドウスペル」
フライトプラン
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ピースグリーンなるモンスター愛護団体戦闘員が登場・・。「この作品は実在の団体とは関係ありません」といえば済むと思っているのか?
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「ダライアス」
タイトー
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アーケードの横スクロールST。お魚シューティングのステージボスの1体がクジラだそうな。。
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「大航海時代Online」
コーエー
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NPCに武装捕鯨船が登場。16世紀にビスケー湾で行われていた帆船式捕鯨をモチーフにした模様。特にヨイショなわけじゃないが、なぜか砲門がついてる。。
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「アクアノートの休日」
アートディンク
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リラクゼーションソフトのさきがけ的存在。
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「フォーエバーブルー」
任天堂
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南太平洋の架空の島を舞台にしたバーチャルダイビング。映像は美しく、イルカやクジラに捕まって泳ぐことも。野生のクジラたちとの接触にためらいがあるヒトも、これなら楽しめる。
(評:オルカさん&ネコ)
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「レイマン海賊船からの脱出」
ユービーアイソフト
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ドリキャスのアクションアドベンチャー。海賊たちに船の燃料用(!?)に捕獲されてしまったクジラを逃がすステージがあります。。
(評:まんまさん&ネコ)
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「絢爛舞踏祭」
SCE
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PS2のシミュレーションゲーム。ポイポイダーなる"バンドウイルカ知類"キャラが登場。元は水族館でショーをやっていたという設定。。義理堅い一方でつまらない冗談をとばすという性格設定はヘンだが、ずば抜けた空間把握能力を活かして航海長を務めるあたりはイルカの特徴にマッチしている。
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「美麗アクアリウムDS」
ERTAIN
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クジラ・イルカ・ペンギン編で、イルカやシャチ、マンタなど家庭で飼育不能なデカい海洋生物たちを収録。マッコウまで。狭い水槽に閉じ込めるのはやめて、野生の海までこっちから出向くか、ゲームの中だけで楽しもう。
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「アイラブドルフィン」
STARFISH-SD
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DS。タッチペンでイルカとのコミュニケーションを図る。まあ、ヒトでもイヌネコでもイルカでも、現実のコミュニケーションとゲームは違うけどね。。
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「ロングバケーション イルカとわたし」
STARFISH-SD
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DS。上は"飼育員ごっこ"だが、こちらは野生のイルカとの触れ合いタイプ。
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<映画・ドラマ・演劇> |
「戦争と市民」
作・演出:坂手洋二
燐光群
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主人公は鯨料理屋の女将。殺されるのを拒否するのはニンゲンだけらしい。劇を観た方からは、3時間"説教"聞かされて辟易したという感想も・・・
筆者は北朝鮮と捕鯨ニッポンの外交姿勢はまさにそっくりだと論じてきたが、この作者はどうやら正反対のことを言いたいようだ。さて、戦前の日本のナショナリズムとGPやSSにはどのような共通属性があるのだろうか? 真の脅威を取り違えるのは、劇中の妄想以外の何物でもないよ。
インドネシア・ラマレラのマッコウ猟と国際NGOの活動を取り上げた毎日の記事が元ネタらしいが、日本の商業捕鯨とは文化的・社会的重みも環境への影響も月とスッポン。日本の票買い水産ODAが他国の文化と生活を破壊している事実を、作者は何も知らないようだ。仮想被害者として妄想をたくましくさせるより、自分たちの国が外で一体何をしているのか、正しく想像力を働かせることこそ、今の日本人に求められることではないのか。
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「???」
NHK
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津川雅彦主演、ジェームズ三木脚本で正月3ヶ日のゴールデンタイムに流した長編ドラマがあった(調査中・・) 受信料返せ!
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「???」
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ポール・ウィンターの曲をBGMに使ったウォッチングがテーマのドラマがあった(調査中・・)
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<音楽> |
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「空飛ぶ鯨」
歌:ちゃんちゃこ
詞/曲:みなみらんぼう
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いつか時の流れに押し流されて 海に沈んだ かわいそうな鯨
いまでは海でさえ鯨は暮らせなくて せっせと羽根をつくって 狭い波間を飛び出した
あわれな鯨のむれは 次々打ちおとされて 魂だけがとんでった──
哀愁漂う名フォーク曲。レコード大賞も受賞。
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「最後のニュース」
歌/詩/曲:井上陽水
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環境問題に関心の深い海外のアーティストと交流のある世界的ミュージシャンならではの曲。ミュージックビデオでは捕鯨のシーンが流れる。
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「鯨の詩」
奏/曲:倉本裕基
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小笠原のザトウのソングとピアノ、日本人の演奏者と日本の海に棲むクジラとの、ポール・ウィンターに負けないコラボレーション。
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「コイシテイルカ」
歌:さかなクン
(NHKみんなのうた)
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中田横浜市長はクジラの敵だけど、さかなクンはやっぱりイルカやクジラたちの味方なんだニャ〜♪
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