(初出:2008/4/9)
(更新:2008/4/21)
ペットフードv.s.鯨肉
先月末よりペットフード工業会加盟各社に対してアンケートを行いました。質問は、「親会社または関連会社に水産会社か食品流通会社はあるか」「それらの関連会社で鯨肉を取り扱っているか」というもの。4/21時点の回答結果は以下の表のとおり。
マルハと経営統合したニチロが今年3月までで鯨肉販売から撤退したため、現在のところ捕鯨産業と直接目に見える関係を結んでいるペットフード会社はないと思われます。が、食品流通・水産関連のペットフード会社の親会社で、鯨肉を扱っているところが出てくる可能性もあるので(まずないとは思いますが・・)、回答が集まるまで調査を継続します。もし、これらの会社に関する情報をお持ちの方はお知らせください。
猫の"親"の皆さんにとって、ペットフードメーカーの意識・会社方針は、揺るがせにはできない選択基準のはず。筆者は某大手ネットワークコミュニティにて、海外でイヌの肉を食べたことを嬉々として自慢する捕鯨擁護論者たちを目の当たりにし、戦慄を覚えました。"殺すほうに合わせる"ことを強制されたら、自分のこどもたちを守ることはできなくなってしまいます。「動物を殺さないのは差別だ!」というようなニンゲン(も動物のハズだけど・・)、またそのような人々と消費・供給の共生関係にある業界団体を支援している企業の子会社に、自分の"子"の健康を信頼して預けることなどできるはずがありません。ペットフードメーカーを選ぶ際には、TVCMの好感度や値段だけでなく、その会社が動物の命を"資源"としか見ることのできない時代遅れの企業と関わりがあるかどうか、慎重に見極めましょう。
≪問合せ後2週間を過ぎても回答のない企業≫
−アイリスオーヤマ株式会社
−花王株式会社
−キョーリンフード工業株式会社
−日清ペットフード株式会社
−株式会社ヤマヒサ ペット事業部
−株式会社イトウアンドカンパニーリミテッド
−エヌピーエフジャパン株式会社
−株式会社サン・クロレラ
−ジャパンペット商事株式会社
−デビフペット株式会社
−ドキーマンハヤシ株式会社
−ナチュラルペットフーズ株式会社
−ネスレピュリナペットケア株式会社
−P・ボール株式会社
−株式会社吉岡油糧
−ライオン商事株式会社