旭川で上映された特別版から推測して、このMission:02はMission:03が作られることを前提とした作りになっているはずです。つまり、Mission:02がもし売り上げ不振だったら、707Rは未完に終わってしまうという、まさに捨て身の賭けです。
全国の小澤ファン、707ファンの皆さん、同じく熱きファンであるスタッフたちが渾身の想いを込めて作ったこの作品、ぜひ応援して下さい!
=>707R公式ホームページ【相互リンク】
=>『サブマリン707R』第2巻アフレコレポート!
宮武:「サブマリン707」など子供の頃に夢中で読んでいて、小澤先生を師と仰いでいた。
(宮武氏がこんなに小沢先生の熱烈なファンだったとは思いませんでした。本707Rで宮武さんなりのオリジナルの味わいを残すことにとことんこだわったのがひしひしと伝わってきました。)
佐野:スタッフの意気込みが凄く、通常のDVDよりも長くなったが、値段は据え置きとの英断。Animaxの社長が707の大ファン。3万枚売れたらTVシリーズにする(前日の19日は10万枚だった)との方針。52作分のエピソードとしてどんどんアイデアが欲しい(佐野)
(今回印象的だったのは、宮武さん、佐野プロデューサー、Aniplexの社長、監督の増尾さん、メカデザインのそうま竜也、キャラデザインのムラオミノル氏それぞれが707に凄い思い入れがあった。
しかもそれぞれが違う想い入れ、違うオリジナル観を持っていて、「オリジナルにこだわる」故の意見の衝突、喧嘩も多かったようです。どうしても意見がまとまらない時は、どうやら宮武さんが俺の思うこの707でいくと意見を押し通したと思われます。)
・DVD全二巻のうち第一巻では707は一発も魚雷を打たない。
(造船所の建造シーンの登場するアニメがこれまであっただろうか。「オネアミスの翼」にも通ずるところがある。)
(デモ・テープは20分にも及ぶ。6割程度の完成度で大丈夫かと心配になるが、佐野プロデューサーによると絶対大丈夫とのこと。空から見下ろした波の表現、小沢漫画の波のイメージを表現したスタッフのこだわりが凄かった。これはコンピュータによる自動処理ではなく人間の手による。)
(海中の潜水艦に海面からの光の揺らぎが当たる処理も凄い。)
佐野:画像処理に非常に時間が掛かっている。
・707二世は小沢作品でコマごとに異なる。船首部の丸みの程度、セイルの大きさなど。それによって読者の想い描く707二世の姿もみんな異なる。今回のはセイルが低め、船首が太目。
・そうま竜也氏が絵コンテでは表現できない707二世の完全な3Dモデリングをやってくれた。父親が自衛隊の潜水艦乗りで、707二世号と「おやしお」との類似性を指摘。707二世号の生い立ちについてのセピア色のシーンに結びついた。
宮武:ジュニアの窓は後方の視野も確保できるようにしてあるが、3Dモデリングの際に伝わらず、美しい女性の後ろ姿で豊かなバストが見えるイメージと言えば一発で伝わった。
・速水艦長とレッド艦長のどちらも家族が登場する。
・「アポロノーム」がPKN陣営の旗艦として登場する。全長800mの設定だが、マクロスと同じ1km以上にしか見えない。(宮武)
・監督以下、「青の6号」ファンが多いため、「コーバック号」を出さざるを得ず、なんと海面効果翼機に抱かれて「アポロノーム」から発進する。
・「2001年宇宙の旅」でHALが6人目の乗組員として紹介されたように、本作品の潜水艦でもコンピュータが乗組員の一人として乗り組んでいる。707や青6の時代はコンピュータがそういう存在だった。パソコンがあちこちに転がっている現在では考えられない発想だが、今回の707Rではそのイメージを受け継いだ(宮武)
・UX号の推進器とジュニアの後部推進器はMHD推進とした。(宮武)
・エンディングの歌は須藤祐実。
速水艦長の一人娘「速水あゆみ」の声優は、「ハリーポッター」の少女ハーマイオニー・グレンジャーの声優である須藤祐実ちゃん(1988.06.02生まれ)。お母さんが綺麗な方だそうだ。
想定年代は「1980年代の未来」とのこと。つまり707、青6の世界の未来であって、現実とは違う。敬礼が海軍式と違うという指摘があるが、何もかも現実通りにすると、魚雷もすべて有線方式にしなければならない。それではアニメにならない。
速水艦長に供与しようというテストモデル、これはコーバックとは別物らしい。コーバックにはちゃんとギルフォード艦長が乗り組んで飛び立っていった。
アーノルドBとゲーベルB(「ゲーデルB」の聞き誤り)は全くの同型ではない。前者は液体ヘリウム冷却。後者は後継機のため高温超伝導素子の開発で液体窒素冷却になっており、小型化もしている。
2人のキャラクターデザイナーの分担:PKN側がムラオミノル氏、レッド側が高木潤氏。
音楽がいいのは当然。音響監督は日本最高の人物。オープニングの音楽だけでスタジオを借りて数回にわたって録音している(だったかな)。
アポロノームの周りに密集しすぎなのは、実は最初はもっとまばらだったとのこと。画面に収めるために実際よりも密集させることは映像ではよくあるとのこと。
また聞きですが、「MISSION:01」は当初、「前」又は「上」だったが、プロデューサか誰かの判断で「01」に変えさせられたとのこと。売れ行き次第で全2巻が全3巻になる可能性大!
いや、「1」じゃなくて「01」ということは・・・、2ケタも期待できるか!
(西村)基本的にこの作品、PKN側の方が愚かな人物がたくさん出てきます。米国代表の顔が悪人そのもの(笑)。キャスリン艦長と2人の副官もズレてる。グレートガーディアンの自信満々の電子頭脳と艦長はSFの定番でもありますね。
ちなみに日本代表の2人のうちのメガネを掛けている方は増尾監督ではとの問いに、本人が全面否定。
女性の副官は巨乳を一人登場させたいというどなたかの希望で入れたとの話だったような。
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