「インターネット」には、「Eメール」による個人間又は特定グループ内の情報交換と、「ウェブサイト(ホームページ又はウェブページ)」による不特定多数に向けた多彩な情報伝達があります。
インターネットでは、あるプロバイダと契約することによって、世界中のネットワークの間で自由にデータ交換が可能です。
別のコミュニケーション方法として、「パソコン通信(パソ通)」があります。代表的な @nifty にはさまざまなカテゴリーにわたって700以上の「フォーラム」があり、それぞれに「電子会議室」と「ライブラリ」が設けられています。
パソ通(フォーラム)では、基本的にそれぞれの商用ネットワーク内でしか情報交換できませんが、@nifty のような全国的にアクセスポイントを持つネットワークであれば、全国レベルで会員同士の情報交換が可能です。
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■インターネットの欠点とパソ通の利点
ウェブサイトは画像や音も組み込み、ハイパーリンクで関連情報を結びつけることで、プレゼンテーションの手段としては素晴らしいものですが、その表現手段である HTMLファイルの作成は少々面倒ですし、不特定多数の間で議論できるWeb会議室もまだ使いやすいとはいえません。
それに、ウェブサイトの閲覧をストレスなく行うには、最新性能のパソコンが必要ですし、あっても、日本では公衆回線の通信速度と電話料金の問題から、一般家庭で湯水のように使えるというまでには、まだ、至っていませんね。
一方、パソ通信のフォーラムでは、テキスト中心ではありますが、発言をコメントリンクすることによって、非常に簡単に時空間を超えたコミュニケーションが可能です。
@nifty のパソコン通信(TTYサービス)の電子会議室は、専用の自動巡回ソフトを使うことで、その醍醐味を味わうことができ、電話料金も安く、パソコンも貧弱な性能の旧機種で十分です。
なぜ安いかというと、ウェブサイトは電話回線を繋いだままあちこち探索する(つまりネットサーフィンする)のが基本的使い方ですが、パソ通は、あらかじめ選択したお気に入りの会議室を自動巡回して電話接続を切る。あとはオフラインで発言を読んだりコメントを書く。しかも、テキスト主体なので、通信料金が格安で済むわけです。
もうひとつの、パソ通のメリットは、「コンテンツ」といって、さまざまな話題が分類された形で提供されています。ネット検索で行き当たりばったりに探すよりも、効率的に目指す話題を扱うフォーラム/電子会議室を見つけ出すことができる点です。
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■パソ通を始めるには?
@nifty の片棒を担ぐわけじゃありませんが(筆者は @nifty、富士通、NEC のいずれからも報酬、謝金の一切を得ていません。念のため)、@nifty はパソコン通信(TTYサービス)とインターネット(InterWay)の2つの方法で「電子会議室」に参加できます。出張先でも全国にアクセスポイントがあるので、Eメール、フォーラム、Webページの送受信が可能なので、入会しておいても損はないと思います。ようは活用方法次第です。
・@nifty に入会する。
最近のパソコンなら、@nifty へのオンライン・サインアップ・ソフトがプレインストールされているので、キャッシュ・カードさえ持っていれば、パソコンに電話線を繋いで、「ニフティサーブへの入会」を起動すれば、簡単に入会できます。
・とりあえず @nifty のフォーラム/電子会議室を覗いてみる
IDとパスワードが決まれば、InternetExplorer や Netscape のようなWebブラウザでも InterWay というサービスを通じてフォーラムに参加することができます。でも、少々重いですよ。
=>InterWayへ(IDとパスワードが必要、抜ける時はLogOutボタンを忘れずに押すこと)
Webブラウザを使うよりは、パソコン通信専用のアクセスポイントから、パソ通専用ソフトで「TTYサービス」(テキスト専用)にアクセスする方がずっと軽快です。最近のパソコンならプレインストールされている NIFTY Maneger もそういうソフトの一つで、Webブラウザのような感覚でフォーラムを覗くことができます。
ただし、@nifty が1999年11月1日に旧 NIFTY SERVE と旧 InfoWeb が統合されて誕生した経緯から、旧 InfoWeb会員は TTYサービスを利用できません。また、統合後の新会員は、=>旧NIFTY SERVE会員への種別変更を行う必要があります。
・NIFTY 専用自動巡回ソフトをダウンロードする
このフォーラムの電子会議室でのコミュニケーションの醍醐味を味わうなら、パソ通用の自動巡回ソフト(オートパイロット)、しかも、NIFTY 専用のものを利用するに限ります。これなら、前に書いたように、興味のある沢山の会議室をたちどころに巡回しダウンロードしたら、あとは、オフラインでじっくり読んだり書いたりできるからです。
NifTerm や EmNiftyなどいくつかシェアウェアがあり、いずれも優れたものですが、もし、どれにするか迷うなら、
AirCraft(Win95/98 用)
がお奨めです。というのは、私がそれを使っているからであって、いや、これの方がいいよって友人がそばにいれば、それが一番いいのです。
これら自動巡回ソフトでは、Webブラウザや NIFTY Manager と違って、読んだ発言は、自分のパソコンのハードディスクに自動保存され、不要な発言、不要な巡回先は自分で整理・削除するのが基本です。こうしてもテキスト情報だからハードディスク容量をあまり食いません。
ですから、シェアウェアですけど、通信料金を考えれば、十分元が取れますよ。
ダウンロードするなら、例えば、NIFTY Manager でビギナーズコーナーに行って、「通信ソフト−いっそう快適なパソ通ライフ」だったかな、そこにいろいろ紹介されています。
Webブラウザからダウンロードするなら、以下のサイトにどうぞ。
=>AirCraft
=>EmNifty
=>NifTerm
■パレットとWebフォーラム
Web上で電子会議室のようなコミュニケーション、それも画像や音も交えたHTMLファイルも扱える会議室ができないか、という新しい試みとして、@nifty では「パレット」というWeb会議室の試行ののち、Webフォーラムをオープンし始めています。
いずれ、パソコンと通信回線の能力アップにつれて、そちらに移っていくのか、それとも実験的試みに終わるのかは、もう少ししてみないと分かりませんね。長い歴史を持つフォーラムに比べれば、まだまだこれからですが、まずは覗いてみるなら、以下をクリック。
パレット
=>?パレットへ(IDとパスワードが必要)>PC-98を使いこなす部屋
Webフォーラム
=>Webフォーラムのトップページ>NEC Users Forum/同上(https)
Webフォーラム用自動巡回ツール
●Nif-X(@nifty Webフォーラム掲示板巡回ツール)
=>Nif-X
NifTerm 3.xユーザなら、まったく変わらず操作できる。細かい設定などいらないので、とても簡単。FNIFTERM 会議室#12
●「INCM」(ソフト本体)/「cm_FreeBoard」(掲示板巡回プラグイン)
INCM機能拡張ツール =>「incmfb」(cm_FreeBoardの設定手助けソフト)
ちょっと設定がめんどうかな。でも、融通が利くので、便利な機能が豊富。
以下のWebフォーラム掲示板が参考になる。
fpcu フォーラム快適アクセス
fmidi 巡回ツール
nifcon 【Q&A】教えてくださ〜い NIFCON2002
また、詳しく知りたい場合は、以下があります。
開発情報交換掲示板=>「フォーラム快適プロジェクト」
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■西村屋お奨めフォーラムへ
=>@searchトップページ
=>@nifty>アット・ホームページ/メンバーズホームページ/インターウェイ>NEC PC Fan Forum
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