004/【 全般 】用語、基本的事項、複数の分類にまたがるQ&Aなど

 

【用語】メモリ関係

【用語】レジュームとサスペンドとハイバーネーション

【9821Nr,Ls以降】リセットボタンがない

西村屋(FNEC98N SYSOP)

【用語】メモリ関係

 メモリ関係で紛らわしい言葉に次のようなものがあります。


【RAMドライブ】
 98ノートに付属しているフロッピーディスク互換の不揮発性のドライブです。リセットしても消えません。

 もともとフロッピーディスクドライブ(FDD)が1つしかない98ノートで2枚のディスクを必要とするアプリケーションが使えるように、このRAMドライブが用意されていました。  機種によって1.25Mバイトだけだったり、1.44Mバイトだけだったりします。初期の機種を除き増設メモリ(EMSなど)に使えるようにすることもできます。

 最新の機種ではこのRAMドライブが廃止されています。

【RAMディスク】
 CONFIG.SYS でRAMディスクドライバを組み込むことによってメモリ上に作られるドライブです。リセットすれば消えます。

 このため、以前はテンポラリファイルを作る場所などに利用されることが多かったのですが、ファイルの巨大化とハードディスク(HDD)の高速化に伴って次第に利用しなくなってきました。

【RAMカード】
 汎用RAMカードとも言い、比較的初期の98ノートに設けられてるNEC独自仕様のカードスロット用のカードで、EMSにしたり、カードドライブ(後述)にしたりすることができます。

 互換性を確保するためにメモリアクセスにウエイトが入っているため、後述の専用メモリボードを持つ機種の場合、Windows用メモリとして汎用RAMカードを利用すると Windows の動作が遅くなってしまいます。

【RAMボード】
 専用メモリボードとも言い、9801NS/T 以降の98ノートの底面に設けられた専用スロットに装着するボードです。メモリアクセスがノーウェイトなので、Windows用メモリに適しています。

 機種によって使えるメモリーボードが異なることが多いので注意。

【カードドライブ】
 カードディスクとも言い、汎用RAMカードのうち一部メーカーの製品の中にレジューム機能と組み合わせることで不揮発性のドライブとなるものがあります。

 ハードディスク(HDD)よりも高速にアクセスできることから、初期の98ノートでは高い人気を誇りました。

【フラッシュカード】
 フラッシュメモリカードとも言い、PCカードスロット(PCMCIA規格)を備える機種でのみ使える不揮発性のドライブです。

 サブノートのデータの移動用として大容量のリムーバブルな記憶媒体として使われたり、HDDの回転を止めて節電するために用いられたりします。

西村屋

【用語】レジュームとサスペンドとハイバーネーション

<<用語解説>>


【サスペンドとレジューム】
 ノート特有の機能として、電源オフ時の作業内容を保持し、電源オン時に元の作業内容を再開する機能があります。再起動する場合に比べて Windows などの起動時間が省けますから、こまめに電源オフしないとバッテリーが持たないノートには必須の機能です。

 Windows95では作業内容をメモリに保持して電源オフすることを「サスペンド」といい、電源オンして元の作業状態に復帰することを「レジューム」といいます。

 最近のデスクトップでもこの「サスペンド」/「レジューム」がサポートされるようになりましたが、完全に電源がオフするわけではなく、省電モードになるだけです。ですから、コンセントが抜ければ保持された内容がクリアされてリセットしてしまいますし、ファンが回りっぱなしだったりするので、やはり、ノートの機能には劣ります。

【DOS時代の呼び名】
 この「サスペンド」という言葉は、95が登場するまでは使われておらず、内容を保持して電源オフ・オンする機能の全体を「レジューム機能」と言っていました。

 現在でも、98ノートメニューを起動すれば、「レジュームを使用する・しない」という設定項目がありますね。これは、サスペンドを有効にするかどうかという意味です。

 このことから、5番の各Q&Aでは昔風にサスペンド/レジュームをひっくるめて「レジューム」と言い表しているものが多いので、読む時に混乱しないように注意してください。

【DOS上と95上の違い】
 98ノートメニューで設定するサスペンド機能(注1)と、95上で設定するサスペンド機能(注2)は内部的には同じ機能のようです。試しに、98ノートメニューでレジュームを「使用しない」にしておき、95上でサスペンドを有効にすると、98ノートメニューもレジュームを「使用する」に変っています。

 逆に、98ノートメニューでレジュームを使用するにしておくと、95上でサスペンド機能を無効にしようとしてもできないようです。

 なお、AT互換ノートの中には、本体側で設定するサスペンド機能と95上で設定するサスペンド機能とでは、原理が異なるものもあるそうです(CPUの一部が動いているか否かなど)。

(注1)HELPキーを押しながらリセットするか、機種によってはDOSプロンプトで POPMENU と入力すると98ノートメニューが現われ、その節電設定で「レジューム」を「使用する」又は「LCDと連動」にする。
 あるいは、95上でタスクバー/スタート/プログラム/アクセサリに「98ノートメニューユーティリティ」というのがあれば、そこからでも設定できます。

(注2)95のコントロールパネルのパワーマネージメント(電源のプロパティ)で「サスペンドを常に表示する」にチェックする。するとスタートボタンに「サスペンド」という項目が現れる。これを選ぶと、サスペンドする。
 また、これ以降は、わざわざスタートボタンからサスペンドを選ばなくとも、電源オフすればサスペンド状態になる(コントロールパネルで設定しただけでは電源スイッチによるサスペンドはできません。本当の電源オフになってしまって危険です)。

【ハイバーネーション】
 サスペンド/レジューム機能は、作業内容をメモリに保持するものですから、バッテリーが消耗していたりすると消えてしまいます。その代わりに作業内容をHDDに書き出す機能を「ハイバーネーション」と言い、最近の98ノートからサポートされるようになりました。

 ハイバーネーションはバッテリーが消耗しても大丈夫ですが、サスペンドと比べて復帰するまでの時間が長いのが欠点です。

 いずれにしても、過信せずにデータのセーブだけは忘れないようにして下さい。

西村屋

【9821Nr,Ls以降】リセットボタンがない

Q.Windows95でフリーズし、電源スイッチも切れなくなりましたが、リセット・ボタンがありません。どうすればリセットできますか?


A.9821Nr、Lsからリセットボタンが廃止されました。以前の機種では、リセットボタンも電源スイッチも効かない場合に、背面のバックアップスイッチをOFFにしてから電源スイッチを切れば電源が落ちました。Nr, Ls以降は、この背面のバックアップスイッチも廃止されています。

1.CTRLキーとGRPHキーを押しながら DELキーを押して下さい(ソフトリセット)(注)。

2.上記のソフトリセットが効かないときは、サスペンドスイッチ(お月様ボタン)を押しながら、電源スイッチをスライドさせます(マニュアルの「トラブルQ&A 困ったときにお読みください」に載っています)。

 ただし、タイミングが難しく、たいていは電源が落ちるだけのことが多いようです。そのあと、電源を再投入すれば、再起動します。

3.電源を落とすだけなら、逆に電源スイッチを引きながら、サスペンドボタンを押すと強制電源断になります。フリーズした場合、いきなりリセットするよりは、いったん電源を落とした方があとのトラブルは少ないようです。

(注) DOS 6.2以前では残念ながらこのソフトリセットは使えません(DOS 7では可能)。いったん電源スイッチ源を切るしかありません。
 DOS 6.2以前でソフトリセットが使えるようになるツールとして HSB、EZKEYがあります。

(Special Thanks:S.ムタさん、DSKさん、池田屋さん、カッキーさん、オータケ(o_take)さん、金元 正明さん、ARENAさん、ぶらざぁFATさん、めんめんさん)
西村屋