内蔵時計がよく狂います(時計用電池の劣化)
西村屋(FNEC98N SYSOP)
Q.初代98ノート(PC9801N)のディップスイッチの設定(意味)がわかりません。
No. | 本体の表示 | 意味 |
---|---|---|
1 | LCDRV | LCD液晶のリバース(白黒反転) |
2 | 232C | RS232C |
3 | 232C | 同上 |
4 | EXGRP | 拡張グラフィックス |
5 | SWCLR | ディップスイッチを初期化する(しない) |
6 | GDC/5 | GDCモードを5MHzにする(OFFだと2.5MHz) |
7 | 512KB | メインメモリを512KBにする(OFFだと640KB) |
8 | BUZZE | ブザーONかOFFか? |
9 | (OFF) | 常にOFF |
10 | FD$RV | FDDを第一ドライブにするか第2ドライブにするか |
Q.RAMドライブに辞書などを置いていますが、異様に遅く感じますが?
(InterWay)FNEC98N LIB 1 #62 NFLASH.COM
を AUTOEXEC.BAT の中で実行させるようにすると、高速になります。
(Special Thanks:TV5萬台さん、nakさん、V33ファンさん)
Q.私の9801ノートで WINDOWS 3.1 は使えるでしょうか?
486CPU でも 486SX(J) というNEC特別仕様のものを使ってる 9801NS/R, NL/R, NX/C は、データバスが16ビットのため、難があります。
386CPU の場合、9801NS/T だけは 16KB の内部キャッシュが入っていますが、そのほかの 9801NS, NS/E, NC, NS/L については、内部キャッシュがなく、専用メモリボードも使えない、つまり、メモリーアクセスにウエイトが入ってるカードスロット用の汎用 RAM カードしか使えないので、やめておいた方が無難です。
なぜ汎用 RAM カードしか使えない機種で Win3.1 が実用的でないのかというと、Win3.1 を起動するとメモリーアドレスの最後の方からプログラムがロードされていくようになっているため(コンベンショナルメモリにロードされるものもありますが)、もし汎用 RAM カードを入れていると、その遅い部分から先にプログラムがロードされ、全体の足を引っ張ってしまうからです。
専用メモリーボードが使える機種でも、486SX(33MHz) より以前の CPU、メモリが 8MB以下の場合には、なかなか苦しい所がありますので、それでも、どうしてもやってみたいという方は、軽快な Windows アプリ中心に使うなどいろいろな工夫が必要です。
(参照:【9801NS/R以前】Win3.1を軽快にするには?)
また、大容量のメモリボードやハードディスクなど、いろいろ出費もかさむので、Win3.1 を使う必要性や 9821ノートへの買い替えなどもよく考えて検討してみて下さい。
Q.9801NS/T や NS/R で Windows 3.1 を軽快に使うのはどうしたらいいでしょう?
ですが、このような機種も使い方次第で多少なりとも使い易くなります。特に重要なのは、なるべくスワップファイルへのアクセスを減らすことですが、そのほかチリも積もれば山となる。いろんな方からの提案を以下のとおりまとめました。
なお、改造する方法は除いてあります。また、カードディスク、倍速ボード、CD−BOX、大容量HDDなどの増設については、33MHz486SX 又は 50MHz486DX2 クラスの中古品を買う場合と比べてあんまり費用対効果がないかもしれないことをあらかじめご承知おきください。
【リアルメモリをなるべく増やす】
(1) 専用メモリボードを最大限積むとともに、FDD互換のRAMドライブを「増設メモリ」にする。【ロードするプログラムを減らす】
汎用メモリカードはメモリアクセスにウェイトが入っていて、Winの動作が遅くなってしまうので、もし使用する場合には全量、カードディスク(カードドライブ)に設定する。(2) RAMディスクはあきらめる。ディスクキャッシュは512Kバイトで我慢する。つまり、キャッシュ=0だと Windows の起動が極めて遅くなるので、最低でも254KBは取った方がよい。特に書き込みキャッシュありにすると顕著。
一方、最近の巨大AI辞書のキャッシュは諦めるとして、以前の1MB辞書用にキャッシュ=1MBにしても、他の細々したファイルのキャッシュがジャマして、肝心の辞書はキャッシュしない(MEMORY SERVER II ならキャッシュ対象ファイルを指定できるけど)。
そのような点に注意して、スワップファイルへのアクセスがあまり頻発しない範囲でディスクキャッシュの容量を決めること。
(3) EMSとXMSを融通よく配分してくれるメモリマネージャを使う(DOS 6.2, Melware Ver.5, Memory Server II)。つまりEMSを固定して確保しない。
メーカーのサポート外だが、Melware 又は Memory Server のEMSドライバと DOS6.2の SMARTDRV.EXE の組み合わせに人気がある。
もっといいのは、HSB.EXE で切り替えて、HIMEM.SYS だけの Win専用 CONFIG.SYS にする。当然 UMB も使わない、全部 XMS(EMB) にする。
(4) TrueType フォントが要らなければ、12ドットシステムフォント1本でやる。あるいは、コントロールパネルのフォントで「TrueTypeフォントを使わない」の設定にする。【スワップファイルへのアクセスを速くする】TrueType がいるなら、最低限MS明朝だけ(どうしてもというならMSゴシックも)を残して、あとのフォントは全て削除する。
ちなみにMS明朝よりもMSゴシックの方がファイルサイズが小さい。普通のサイズの TrueType フォントはビットマップフォントに置き換えて画面表示されるので(だから画面ではゴシックと明朝が区別できない)、TrueType を削ったからといって、描画自体がそう早くなるわけではない。
(5) 壁紙をなしにする。あるいは 640*400 の壁紙よりも小さい図柄をタイルにして敷き詰めた方が描画が早い。 でも Windows 付属の壁紙はちょっと寂しいですね。もし256色以上の壁紙を表示したい時は、GVなどで16色、640*400 ドットサイズに減色・縮小したものにする。
(6) スクリーンセーバー、仮想デスクトップ、チュウチュウマウスなどのアクセサリも諦める。
(待つ時間のいらいら(^^;を紛らわすアクセサリはあってもいいのではとの声あり。Mac の用に窓をシュワワッとする Kframe がお薦め)
(7) コントロールパネルのエンハーストモードでスワップファイルを「常設」にしする。残念ながら、98ノートでは「BIOSを経由しないでアクセスする」にはチェックできない。【HDDへのアクセスを速くする】あるいは、IOデータの98NT−IIというRAMカード8Mバイトを買って、全量をSCSI互換のカードディスクに設定し、常設スワップファイル6〜7MBとTEMPドライブ2〜1MBにする(レジューム有効)。
これは効果抜群。
(8) BUFFERS、ディスクキャッシュドライバなどをコンベンショナルメモリにロードするようにする。UMBに持っていくと仮想EMSが足を引っ張る。【その他】(9) ディスクキャッシュドライバはXMSを利用するタイプとし、恐いけど「書き込みキャッシュあり」にする。
(10) ファイルアクセス時に足を引っ張る MIRROR, SHARE, ディスク容量倍増ツールなどはやめ、BREAK=OFF, VERIFY=OFF にする。
(11) 500MBとか810MBとかの大容量HDDに換装する。ディスクアクセスは確実に速くなる(BIOS騙しソフトが必要)。
(12) 98ノートメニューのディップスイッチでグラフィックスを「拡張」に、GDCを「5MHz」にする。【効果不明】(13) コントロールパネルのエンハーンスドモードのフォアグラウンドとバックグラウンドの割合の設定でフォアグラウンドが最大になるようにする(Windowsアプリの場合は関係ないかもしれないけど、関係あるかもしれない)。
(14) プリントマネージャを「使用しない」にする。
(15) WINワープロソフトは印刷用と心得る。秀丸などのエディタで作文してからワープロで整形し印刷する。
(残念ながら、有名なDOS用印刷ソフトであるPRTのWin版は文中に埋めこみコマンドを入れて文字を指定することができなくなっています。)(16) 使うWinアプリを起動しっぱなしにして、レジュームでON/OFFするようにし、WAKE.COM や CPUHIGH.COM でレジューム復帰時のメモリーチェックを省略すれば、「起動時間」という点だけで見れば、これより早い方法はないですね。
(17) 要らないファイルは極力削り、そのあと、ハードディスクのファイルの再配置(DEFRAGとか、SDとか、FORGとか)をする。
ディスク容量倍増ソフトを使うとディスクアクセスが遅くなるので、それを使わずに済ませるためにもダイエットは有効。
また、ブートログをとって、要らないのにロードされているものをチェックしてそれを削れば、メモリの節約になる。不用意な削除はWinが起動しなくなる恐れがあるので、自分の責任で行ってください。取り敢えず、*.BMP, *.SCR, *.WRI, *.HLPは削除可能。フォント、ドライバなどはコントロール・パネルや Windowsセットアップのアイコンで削るようにするのが安全。
MIELで、ファイルの中を覗いて、それでそのファイルの役割?を確認して削除前に、パスの通ってないディレクトリに移動しておいて、その後 Windows が無事起動することを確認してから、そのファイルを削除すること。
(参考文献) Oh!PC BOOK No.18
Windows 3.1 環境構築 GUIDE
SOFT BANK \1800-
(1993年12月1日発行)。
(18) 倍速ボードを載せる。9801NS/T は不可。
ただし、3倍速(48MHz)、4倍速(64MHz)の NS/R よりも、データバスが32ビットである33MHz486SXにメモリを16MB増設したパソコンの方が、ずっと早いことに注意。(19) 速いマシンに絶対触らないこと。8MzV30マシンで4太郎を使ってる人なら、これでも十分速く感じるでしょう。
(20) 常設スワップファイル用の領域をHDDの先頭に確保しておいてシークタイムを短くする(実験者の報告によると、ほとんど効果は感じられなかったとか)。(Special Thanks:池田屋さん、でんでんさん、生臭太郎さん、てとらさん、V33ファンさん、笠原善徳さん)(21) グラフィックスアクセラレータの付いているマルチメディアボックスについては、メルコのNMB−Sではあまり効果なし(というか多色になっても遅くならないという効果あり)。
IOデータのCD−BOXなら結構速くなる(グラフィックアクセラレーターの性能差)。でも速くなるのは【描画速度】だけ。処理速度はまったく変らないのに注意。(22) 数値演算プロセッサ(コプロ)を積む。浮動小数点演算が速くなる。点と点を線で結ぶような作図も速くなる。TrueType が速くなるという説もあったが、普通のサイズの TrueType は画面上はビットマップ表示に設定されてるので、関係ないかもしれない。
ちなみに、3倍速、4倍速ボードにはコプロが内蔵されている。
Q.ノートメニューの設定に「16MBシステム空間を使う,使わない」というのがあります。「使わない」の設定はダメなのでしょうか。
グラフィック・アクセラレータ | 機種 |
---|---|
なし | 9821Ne, Ld, Lt, Nm |
Cirrus Logic GD5428 | 9821Nd, Ne2, Nf, Np, Ns |
Trident Cyber9320 | 9821Lt2, Nd2, Ne3, Na(〜旧12), Nx, La |
Cirrus Logic GD7543 | 9821Nb |
Cirrus Logic GD7548 | 9821Nb(新10), Na(新12,13) |
その他(Trident Cyber9320、Cirrus Logic GD7543, Cirrus Logic GD7548, )は、16MBシステム空間を「使わない」にしても正常に動きます。
ただし、WIN95を再インストールする際には「使用する」にするのを忘れると悲惨なことになるそうです(Cyber9320は大丈夫との報告あり)。スタンダードディスプレイアダプタが16MB領域を使うように思われます。
いずれのグラフィックアクセラレータでも、「使わない」にすると次の問題があります。
・9821Na等 198pin バスを有している場合など、拡張バス経由で周辺を接続する際に問題が起きる可能性があります。(Special Thanks:上田和浩さん、てつろうさん、さわちゃん、池田屋さん、山口幸司さん、ぱわーどりふとさん、白土 誠(mako)さん、YANさん、てとらさん、nakさん)・DOSの5太郎が480Lineで動かなくなる場合があります。これはJW2のディスプレイドライバが「16MBシステム空間」を使っているせいです。
・Windows95で「スタンダードディスプレイドライバ9821シリーズ」(pegcv8.drv)を使う場合に、動かなくなる場合があります。
Q.98ノートメニューの出し方が分かりません。
(1) 9801N
このため、設定を変更した後、リセットしないと設定変更が有効にならないような場合には、改めてリセットするのを忘れないように。
9801NS/Tの場合は、Windows 上でもこの方法で98ノートメニューが出せますが、メモリーマネージャの種類やバージョンによっては、98ノートメニューから Windows に戻ったところでキーボード入力を受付けなくなる場合もあります。この不具合は、CTRL + GRPH + HELP と終了を繰り返すと直ります。
(InterWay)FWINAC LIB 9 #4 W98NC160.LZH Win版98ノートコントローラVer1.60
(InterWay)FNEC98N LIB 1 #8 NSC130 .LZH PC98Noteシリーズコントローラ
(InterWay)FNEC98N LIB 1 #84 NOTE31 .LZH /AMI/98NOTE環境設定切換え
9821Ne3とNd2のように、最初からWin上で98ノートメニュー(設定可能な項目が一部限定されますが)を呼び出せるツールが添付されている機種もあります。
プログラムマネージャー -> メイン -> 98NOTEメニューユーティリティ で呼び出せ、以下の項目が設定できます。
動作環境 | RAMドライブライトプロテクト スピーカボリューム メモリスイッチ |
省電力 | レジューム オートパワーオフ ディスプレイの制御 内蔵固定ディスク制御 パワーセーブモード |
入出力デバイス | ポインティングデバイス指定 NUMキーのロック機能 |
西村屋
Q.Win95プレインストール機を初期化して、市販の Win95 をインストールしましたが、画面が小さくなったり、音が鳴らないなどの不具合が出ます。
Win95かWin3.1の一方を選択する機種で Win3.1を選択しましたが、その後、Win95にするために市販の Win95アップデート版でアップデートしましたが、画面が小さくなったり、音が鳴らないなどの不具合が出ます。
もしCD-ROMドライブが内蔵されていない機種の場合は、外付けCD-ROMドライブも購入した方がいいです。
また、「起動ディスク」も必要です(別Q&A参照のこと)。HDDを初期化すると、バックアップCD-ROMだけでCD-ROMドライブを認識させることはできません。まず「起動ディスク」で CD-ROMドライブを認識させる必要があります。
(*1)購入用紙や保証書をなくした場合でも、購入した店やNEC商品サービス、又はNECパソコンインフォメーションセンター フリーダイヤル:0120-60-9821(番号はよく確かめて間違いのないように)に相談してみてください。
参考までに、専用ドライバはバックアップ CD-ROM の次のフォルダにあるようですが、機種によって違う場合があります。
・Companionディスクでない Win95 の CD-ROM が添付されている機種(OSR0) \DRIVERS?\DISPLAY\NEC\xxxフォルダ(?の数字やxxxフォルダはそれぞれの機種の「ソフトウェア補足ガイド」を参照) (Nb10/5は\NECONLY\DRIVERS3\DISPLAY\CIRRUSフォルダ)・Companionディスクが添付されている機種(OSR1,2) \WINDOWS\SYSTEMフォルダ(ディスプレイドライバ以外の機種固有でないドライバについては\WINDOWS\OPTIONS\CABSフォルダでも可)、INFファイルは\WINDOWS\INFフォルダにある。
Direct X5 は雑誌の CD-ROM に添付されていたり、マイクロソフトの以下のいずれかのホームページからダウンロードできます(2,225Kバイト)。
その他の Win95 のアップデートモジュールとして以下のサービスパックがダウンロードできます(1,724Kバイト)。
サービスパック
さらに、次の URL に個別に修正モジュール(Windows95 最新モジュール)がアップされています。シリアル仮想ポートデバイスのアップデート等、OSR0,1 ユーザーには重要なモジュールがあります。中にはサービスパック1でアップデートしたモジュールをアップデートするモジュールもあります。
この Win3.1 バックアップ CD-ROM には Win3.1 のディスプレイドライバなどを Win95 用にアップデートするファイルが入っています。これであらかじめ Win95 用にドライバをアップデートして FD などにコピーしておきます。
それから市販の Win95 アップデート版(FD 版と CD-ROM 版がある)を購入して Win3.1 を Win95 にアップデートし、上記のドライバをあとからインストールすればOKです。
詳しくは Win95 一式を返却すれば送られてくる「ソフトウェア補足ガイド」に書いてあります。
その上で最新のディスプレイドライバがほしければ、DirectX5 をインストールしてみればよいでしょう。
もし、バックアップ CD-ROM が使用できない場合は、市販の Win95 アップデート版でアップデートしてから、Direct X5 を入手して専用ドライバに更新してもかまいません。
Q.Win95 バックアップCD-ROMを使って再セットアップしようとしましたが、CD-ROMドライブを認識してくれません。
このため、まず、Win95 のシステム(DOSモード、通称 MS-DOS7.0)が組み込まれたフロッピーディスク(FD)でシステムを起動し、CD-ROM ドライブ用のドライバを組み込まなくてはいけません。
このための FD に「起動ディスク」と「セットアップ起動ディスク」があります。これらは両方とも必要なものですから、必ず購入後すぐに作成するようにしてください(*2)。
もし、起動ディスクやセットアップ起動ディスクがないのに HDD を初期化してしまった時は、購入した店やNEC商品サービス、あるいはNECパソコンインフォメーションセンター(フリーダイアル:0120-60-9821、番号をよく確かめて間違いのないように)に入手先を問い合わせて下さい。
1.「起動ディスク」
Win95 を再セットアップする場合、HDD のデータが消えてしまいますから、なにはともかく HDD 内の重要なデータのバックアップを取りたい場合には、この起動ディスクで起動して、DOS の COPY コマンドなどで空き FD にバックアップして下さい。
「起動ディスク」が添付されていない場合は、購入したらすぐに作成し、自分で適当なラベルを貼って大切に保管して下さい。これは購入後に初めて電源オンした時のセットアップウィザードで作成するか、コントロールパネル/アプリケーションの追加と削除/起動ディスクでいつでも作成できます。
この起動ディスクには、CD-ROM ドライブのドライバなどが組み込まれていないので、CD-ROM ドライブや外付け MO ドライブなどを認識しません。単に再セットアップするなら、後述の「セットアップ起動ディスク」が便利です。
なお、起動ディスクに以下のドライバや PC カードサポートウェアを自分で組み込んだレスキューディスクを作っておくといざという時に便利です。
PC カードサポートウェアは、Win3.1 選択機及び Win95 プレインストール機のどちらの場合にも HDD に入っているようです( \pccard\dos\ など)。その cardcfg.exe を実行すれば起動ディスクにインストールできます。
(バックアップ CD-ROM にも含まれていますので、HDD を初期化してしまった場合は、CD-ROM ドライブを持つ別のマシンを借り、バックアップ CD-ROM 内の PC カードサポートウェアを起動ディスクにインストールして下さい(*3)。)
SCSI ドライバは、外付けドライブに付属している SCSI ドライバを起動ディスクにインストールして下さい。
起動ディスクは Win95 のコマンドプロンプトを立ち上げるだけですが、セットアップ起動ディスクは、必要ファイルを HDD にコピーして HDD から再起動した後に、バックアップ CD-ROM からセットアップを実行します。
セットアップ起動ディスクは、本体のガイドブックに書かれた手順に従って、添付の空ディスクを使って作成して下さい(「スタート」→「アクセサリ」→「システムツール」→「CreateSystem Disks」)。添付されているラベルを貼って、大切に保管して下さい。
9821La シリーズなど CD-ROM ドライブが内蔵されていない機種では、お持ちの外付け CD-ROM ドライブを認識するための PC カードサポートウェアや CD-ROM ドライバをセットアップ起動ディスクの CONFIG.SYS 等に組み込む必要があります。マニュアル等に書かれているはずですので、それに従って下さい。
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(*1)Win95 が起動しなくなった場合
セーフティーモード(電源をオンしてから ファンクションキーf・8を押す)で起動する場合があります。(*2)その他の添付ディスク
OSR1,2 機種では、「バックアップ CD-ROM」と「システムインストールディスク(FD)」が添付されており、わざわざ起動ディスク等を作る手間から解放されています。(*3)使用許諾契約と著作権法
別のマシンで作った起動ディスクを使用する場合は、使用許諾契約や著作権法の趣旨に反するような目的に使用しないようにして下さい。
あくまで別のマシンを使うのは「CD-ROM ドライブが使えるから」という補助的な目的であって、基本的に必要な CD-ROM やファイル群はすべてこれから再セットアップを行う機種のものを使用して下さい。
Q.WIN95 がプリインストールされたパソコンで、付属のバックアップ CD-ROM により CABS セットアップを行うには?
EXPAND -r X:\\WINDOWS\SYSTEM\*.* A:\WINDOWS\OPTIONS\CABS\.
EXPAND -r X:\WINDOWS\INF\*.* A:\WINDOWS\OPTIONS\CABS\.
また、FD#2 を展開する事が面倒なら MO 等にバックアップした\WINDOWS\OPTIONS\CABS\*.*をセットアップに使います。
どうせ後からコピーするのだからと云って VMM32/INF のファイルをセットアップ前にコピーしてはいけません。本当なら SYSTEM に作成される *.DLL,*.DRV が \VMM32 及び \SYSTEM に作られてしまいます。
また、スタートアップで作成されるドライブのデータベースが作られない事もあって、あとの作業に支障をきたします。
PC_CARD経由で CD-ROM や MO に接続している環境では、*.INF 及び \VMM32\*.* は FD にコピーしましょう。
内蔵モデム、デバイスの競合が解消されてから PC_CARD を認識させます。
これから示す Version up の方法は、DOS の知識が必要となります。
まず、セットアップした後すぐに次のコマンドを入力し、ファイル一覧を作成します。
DIR /A /S /B > A:\XXX.TXT
XXX.TXTを編集し、バッチファイルを作成します。
例)
XCOPY X:\WINDOWS\WIN.COM A:\WINDOWS\. /D
・
・
2.A:\, B:\ をアクティブに戻し、A:\ から立ち上げ C:\ に有る次のファイルをエディタでパスを全て書き換えます。
1)MSDOS.SYSMSDOS.SYS は、BootGUI=0 を設定し WIN95 が動かない用にしましょう。
2)AUTOEXEC.BAT
3)CONFIG.SYS
4)DOSIME.SYS
5)\WINDOWS\*.INI
6)XXX.REG
3.C:\ を DOS モードで立ち上げます。この時、A:\, B:\ は、アクティブです。
4.XXX.REG を読み込みレジストリを新規で作成します。
作り方は、
REGEDIT /C xxx.REGで行います。
レジストリの作成後、MSDOS.SYS は BootGUI=1 に変更します。
レジストリの新規作成は、絶対に DOS モードで行って下さい。DOS 窓から行った場合、A:\, C:\ 共に再インストールになります。
5.C:\ の WIN95 を立ち上げ、*.LNK のパスを C:\ に変更します。
*.LNK の変更は、プログラムプロパティから、リンク先、作業フォルダのパスを書き換えます。
ICON のリンク先は忘れず変更しましょう。
6.A:\ のファイルを全て消し、A:\ にリンクされていないことの確認を行い完了です。
パスの変更は、エディタを使いこなせれば意外と楽ですが *.LNK の変更は、ちょいと骨です。
コンピュータにおいて、「まな板」は「メモリ」、「調味料や道具」は「ディスクキャッシュ」、「冷蔵庫」は「仮想記憶装置(主にハードディスク)」、「調理中のネタ」は「データ」、「余ったネタや使っていない道具」は「スワップファイル」というわけです。Windows と CPU がそれらを操る「板前さん」に当たるわけです。我々ユーザーは「客」・・・かな?(そりゃそうだ^^;)
つまり、板前にしてみれば、よく使うデータ(ネタ)を、常にメモリ(まな板)の上に置いておいて、ハードディスク(冷蔵庫)へ取りにゆく回数を減らしたいわけです。すると作業時間は短縮され、客(ユーザー)の好感度は向上する(^_^; と実に調子がいいわけです。ですからまな板は大きい方がいい。しかし高価なので、好きなだけ確保するのは困難です。Windows はネタの出し入れが上手なので、客が不満を感じることはあまりないのですが、ネタの大きさ次第ではそれもうまくできません。これがメモリ不足、という状態です。こうなると、いかに優れた腕前(CPU)があっても、ネタの出し入れに疲れて、本来の力が出せません。
実際の処理として、Windows はこんなふうにデータを操作していますが、これらは視覚的には分からないようになっています。メモリの内容が上記のような理由から常に書き変わっていることや、Windows 自身がどれくらいメモリを使うのか、事前に把握しづらいということが、その理由のようです。
ですが、客としては、裏の調理場で何やってるんだろう?と疑問に思うのは当然ですし、そういう姿勢は忘れたくないものです。また、これが分かることで「どれくらいのまな板(メモリ)を用意すればいいのか」、「仕事が滞る(処理が遅い)原因がまな板の大きさなのかそれ以外なのか」というように、問題を自分で解決するための手がかりになります。
[スタート]メニュー→プログラム(P)→アクセサリ→システムツールの中に、「システムモニター」という項目が見えるなら、それを使います。
これが見えない時は、
・コントロールパネル内の「アプリケーションの追加と削除」のなかの[Windows ファイル]タブの「ファイルの種類」の一覧の中に「アクセサリ」という項目がありますので、これを選択します。では、「システムモニター」をスタートメニューからたどって起動してみます。
・すると、そのウィンドウの下部にある説明部分で[詳細]というボタンが使えるようになりますので、これをクリックします。すると新しいウィンドウが開いて、一覧が出てきます。
・それを下へスクロールしてゆくと「システムモニター」が見えるので、チェックボックスをクリックして、ウィンドウ下部の[適用]ボタンをクリックします。
(「リソースメーター」とアイコンが同じなので要注意!)
・インストールが始まります。
・「空きメモリ(未使用の物理メモリと書いてあるものもある)」を選ぶと空きメモリが分かります。なお、ツールバーの一番右、[123]と書かれているボタンを押すと、表示が数字になり、ウィンドウを小さくして表示するのに便利になります。
・「ディスクキャッシュサイズ」を選べばディスクキャッシュファイルが分かります。
・「スワップファイルサイズ」を選べばハードディスクにおけるスワップファイル(仮想記憶ファイルの一種)のサイズが分かります。
・当然ながら、これらの項目は同時にウィンドウに一覧にして見ることが出来ます。
各項目ごとの説明は以下の通りです。
《項目:空きメモリ(未使用の物理メモリ)》
単純に「使われていないメモリ」ということのようです。ここが大きいほど、あとから開けるファイルの量が多いということになりますが、この項目の数字が大きい=速度快適、ということでは必ずしもないところに Windows の複雑さがあるようです。《項目:ディスクキャッシュサイズ》
ディスクキャッシュとは、本来ハードディスク上にあるデータの中で、よく使うものを置いておくスペースのことで、通常はメモリの一部を使って確保されます。ハードディスクより速いメモリ上にデータがあるので、結果的に処理速度が上がります。一度立ち上げたアプリケーションが2度目以降の起動で速いのは、これが効力を発揮しているからです。ですが、これがあまり大きいと、本来の作業スペースが狭まることは想像がつきますね。 それでは困る、という人のためなのかどうかは知りませんが、ディスクキャッシュはそのサイズを制限することが出来ます。《項目:スワップファイルサイズ》そのためには以下の項目を実施します。
1.「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行(R)」で現れる入力部分に「sysedit」と入力し、[OK]を押します。これにより空きメモリは確実に増えます。ですが、必ずしも速度が快適になるとは限らないというのが個人的な経験です。Windows に任せた方がいい場合もあるようです。Windows は、メモリの空き容量が小さくなってくると、ディスクキャッシュのサイズを小さくして(解放して)、空きメモリを増やすのです。ディスクキャッシュサイズの指定はこの解放がすぐには行われず、スワップファイルが大きくなってしまうことが多いために設定されることが多いようです。
2.するとズラーッとウィンドウが現れるので、その中から「SYSTEM.INI」と書いてあるものをクリックして最前面に出します。
3.そのウィンドウの中の記述をずーっとたどってゆくと「[vcache]」という記述があるので、その次の行に「maxfilecache=」と自分で打ち込み、「=」の後ろに16の倍数を入力すると、それがそのままディスクキャッシュサイズの「最大値」になります。
例:maxfilecache=8192(8192KB=8MBのサイズを指定)
また「minfilecache=」と自分で打ち込み、同様にすると、それは「最小値」になります。
当然ですが、(minfilecacheの値)≦(maxfilecacheの値)にします。
これを設定して快適になるかどうかはご自身の環境で試してみるほかありません。また、指定サイズも、使用するアプリケーションやデータの大きさによってかなり違うものになるでしょう。
スワップファイルというのは、ハードディスクなどの上に確保された「本物のメモリに収まりきれなかった仮のメモリ上のファイル」といったようなものです。これが大きいということは、Windowsが頻繁にここにデータを取りにくる(=処理速度が低下する)可能性が高いことを意味します。空きメモリが増えれば、基本的には小さくなるものです。ここで注意すべきことは、「スワップファイルの大きさ=増設すべきメモリ量」ではない、ということです。スワップファイルという仮想記憶の方式は、メモリ上からあふれそうになったら、何でもいいから古そうなものをハードディスクへいったん乗せ換えてしまえ、というような動きをさせるものなので、スワップファイルが出来た直後ではメモリ上にあるデータと重複している部分もあるようです(時間がたつと Windows が解消しますが)。また、アプリケーションソフトの中には、意図的にスワップファイルを確保するものがあるので、これにあわせてメモリを買っても、さほどパフォーマンスが上がらない、ということになる可能性が高いです(ビジネスアプリはたいていこれです)。
一般に、1つのデータのサイズが大きいアプリケーション(たとえば音声・画像処理関係)ではメモリ増設の効果が大きいようです。
一方で、起動直後にスワップファイルが大きい、という人はメモリを買い足すことで起動時間が短くなるでしょう(私の 98NOTE La10 は、標準の 16MB から 40MB に増設したら、起動がだいぶ速くなりました)。この場合、「スワップファイルサイズ=増設すべきメモリ量」といえるかもしれません(ただ、他にアプリケーションソフトのメモリ使用量が加わりますので、そう単純でもないですが)。このような手がかりをもとに、自分のパソコンが、どこをどうすれば効率的に快適にできるのかを考えることが出来ると思います。
ご自身のパソコンの具合を「感じ取って」あげてください。
<<<<<<<<<<<<<<┣━__(・・;)・:。・∵オラオラ! ☆ SWORDMAN / BXJ01712 ☆ ▲ PC9821La10/RAM40M/810HDD/WIN95 ▲ ▲ PowerMacG3/DT233/RAM192M/HDD4GB▲ デイヤー!.∵・。:・(;・・)__━┫>>>>>>>>>>>>
Q.9821Na12/H10 の再インストール方法は? 起動ディスクとバックアップ CD-ROM を入れて再インストールしましたが、うまく再インストールできません。
以下のガイドは、Na12/H10 の難解なセットアップを、より簡単に解りやすく、購入時の状態に戻すために作成してあります。また、同時発売の Na9 も同じ方法でセットアップが可能です。
1.用意する物
(2)ノートメニューで、赤外線を使用するように設定する。
16MB システム領域を使用するように設定する
(忘れるとセットアップ中にハングアップします。)
Windows 95 起動ディスクをセットして電源を入れ、パソコンを起動します。
注:正常なNa12では、デバイスマネージャの PC カードに"×"がついていて、パフォーマンスで"MS-DOS互換"になっています。これは、16bit ドライバを使用しているせいで、初期状態で、config.sys に csmapper.sys と carddrv.exe という 16bitドライバがデバイス登録されています。
上記手順によれば、これらの 16bit ドライバは自動的に外れます(neccd.sys は残ります)。
注意(重要)
カラーパレット(表示色数)を変更した場合に、再起動要求が来ますが、ここでは「いいえ」として再起動せずに、「スタートメニュー」から再起動して下さい。
そのまま再起動してしまうと、ハングアップ・起動不能になります。最悪、最初からやり直しになります。
組み込みが終わったら再起動せずに、「スタートメニュー」→「Windowsの終了」→「DOSモードでコンピュータを再起動する」を選び、DOS モードを起動。
インストールが終了したら、コンピュータを再起動して、作業終了です。
ただし、この段階では購入時の状態で、Windows 95 のバグ等の修正はされていません。必要に応じて修正モシュール・サービスパック等の導入を各自行って下さい。
追記
このガイドは付属品が全てそろっていることを前提として書いてありますが、「バックアップ CD-ROM(OS を除く)」があれば、市販の Windows 95 パッケージでも同様の手順でセットアップが可能です。ディスプレイドライバも古いバージョンがバックアップ CD-ROM 内にあります。また、添付アプリケーション等が不要の場合は「5.5 NECAIIME の組み込み」以降を行わなくても特に問題は起きません。
ただし、「NECAIIME」を使用する場合は必ず「7.Windows 95 アップデート」まで行ってから添付アプリケーションを削除して下さい。
Q.内蔵時計がよく狂います。
1.基板上に直接繋げてある時計用電池の劣化による場合があります。「サブバッテリー」と呼ぶようです。NEC商品サービスに持ち込み修理に出すと、部品代は\1,600-工賃\7,000-でした(1997年当時)。
PC-9801Nの内臓の時計用電池は、サンヨーのカドニカ MODEL 5 N 120TA,6V 120mAh が入っていたそうです。その後の機種では松下製の充電式リチウム電池が使われているものもあるようです。
2.内蔵時計は、タイマー専用のICから時刻を読み込んでいるのですが、そのICの精度があまり高くないようで、多少のずれはやむを得ないようです。 日付が一日のあいだに狂うとか、時刻がすごいスピードで進む場合は、タイマーICが暴走しているので、DATEコマンドとTIMEコマンドで正しい日付と時刻を設定してみてください。電源を切るとまた元の状態に戻る場合は、上記の内部電池の劣化が原因です。
3.2000年越年時の不具合でしたら、以下に補正プログラムがあります。
nifty:FNECINFO/LIB/9/146 カレンダ時計補正プログラム(Windows(R)95版)
4.レジューム復帰時に表示時間の遅れがあるようでしたら、
nifty:FNEC98N/MES/5/18「WIN95 レジュームでタイムスタンプ遅れ」
に修正用フリーウェアソフトが紹介されています。
nifty:FNEC98N/LIB/1/101 ResTm204.LZH レジューム復帰時バグ対策 V2.04
5.表示される時刻が2057年だったら、マザーボード交換を要する場合があります。
6.その他
nifty:FNECIPC/LIB/13 [W95]高分解能クロックデバイスドライバ
nifty:FMSPOS/LIB/3/80 VTDUPD2 .EXE Win95最新モジュール(98):Timer2
nifty:FMSPOS/LIB/3/79 VTDUPD .EXE Win95最新モジュール(98):Timer1