Q.レジューム有効にして使っています。メモリ(RAM ボード)を増設(又は RAM カード)を入れたら、電源オンして元の画面に復帰するまでの時間が長くなってしまいました。
カードディスクにできる RAM カードは、メルコの RCD, RCS シリーズ(RAM ドライブが必要)、IOデータの 98NT-II があります。
(2) CPU を V30 モードにしておいて、起動時の増設メモリのメモリーカウントを省略し、起動後に 386 や 486 モードに切り替えるソフトを使用する。
(InterWay)FNEC98N LIB 1 #74 CPUHI110.LZH 高速起動支援ソフト V1.10
(InterWay)FNEC98N LIB 1 #61 WAKE092H.LZH 98note用 RAM DISK消去防止
があります(WAKE.COM は NA, NA/C では正常に動作しません)。
これを使えば、いくらメモリを積んでいても、2〜3秒でレジューム復帰します。
Q.フタを開閉するときにバキバキ鳴ります。
フタがグラグラします。
フタが揺れると電源がオン・オフします。
早いうちに、お買い求めのお店やNEC商品サービスで直してもらって下さい。
1.【症状】
(1)9821Lt、9801NL/A
+--+-+--------+-+--+ | +-+ +-+ | パキパキが昂じると左図の ~ の部分にひび割れが入り易い。 | ~ ~ | | ヒビ ヒビ | | 98NOTE | +------------------+ついでながら、この機種では、クリックボタンが脱落しやすかったり、蓋のロックに手が触れただけで蓋が開いたり、蓋のロックがかかっているにもかかわらずを、電源スイッチ上部の蓋の表面をつかむ(押す)とレジュームスイッチが誤作動する症状も見受けられる。応急措置としてはサスペンド/レジュームの LCD 連動を辞める方法がある。
これはトップカバーが壊れてきて LCD 連動のためのマイクロスイッチか、スイッチを押すためのツメ(?)がずれて接触不良になっているためと思われる。応急措置としては、やはりサスペンド/レジュームの LCD 連動を辞め、電源スイッチでオン/オフするようにする。そうすれば、フタが揺れてもバックライトが一時的に消えるだけで電源オフすることはなくなる。
98ノートメニューで LCD 連動を変更できない機種(NS/T以前)では、NSC.COM や NOTE.COM などのノートメニューコントローラで LCD連動を「しない」にすることができる。
ただし、ヒンジ部の破損をそのまま使っていると、FDDを圧迫してしまって連鎖的な故障を起こすので、このような応急措置に頼らずに、早く修理に出した方がよい。
それに、保証期間内に開放すると無償修理してもらえなくなりますし、保証期間後の有償修理も断られるかもしれないことを十分承知のうえ、自己責任で行って下さい。
開放せずに注油した場合も、いろいろな問題が考えられ、保証が効かなくなる恐れがないとは言えません。
バキバキを自分で直そうとして、それが原因で修理拒否された、なんてことになっても困りますから、バキバキはメーカーに直してもらいましょう。
一般に、塩素系と非塩素系の識別や成分などが表示されていないものは注意すること。用途に「ゴム」とか「プラスティック」の潤滑が表示されていれば大丈夫と思われる。
注油は、各ヒンジ部へほんの少量吹き付け、ティッシュなどで余分に付着したオイルを丁寧に拭き取る。この処置を3カ月に1度程度の割で施すとよい。
ただ、その性質上、垂れるととんでもないことになるので、使用の際には注意すること。綺麗に拭き取ったあと、エアーで飛ばすぐらいの用心が必要。
液晶パネル側の分解が必要なのが難点。
a) まず、基板などにオイルがかからないよう、紙でおおう。オイル類の中には樹脂に影響を及ぼすものがあり、本製品の影響は不明だが、必要な部分だけに注油できる「ピンポイント注油」(ひろさん命名)が可能なので安心。b) 真鍮の管の先をヒンジの回転する部分に触れさせ、容器を微妙に絞ってオイルを少量ずつ出す。ヒンジの動き具合を見て、足りないようならもう少しつけてみる。出しすぎて他の場所につけないよう留意する。
c) 注油後は、綿棒などで余分なオイルをたんねんに拭き取る。
(注1) 9821Lt2 の場合は、ボトムを取っただけでは不十分で、ヒンジ部を覆っているプラスチックの小カバーを外さないと注油部分が露出しません。1つのヒンジ部につき2本のネジが使われていますが、プラスチックの小カバーを留めている方だけを緩めればよい。
電源SWがある側の小カバーは液晶パネルへのハーネスが通っているので外し難いが、あせらず根気良く作業すること(基板のコネクタを外した方がいいかも)。