♪練習中の曲
#15周年記念演奏会(H20年8月3日(日)14時開場、14時半開演)
・「横浜市立金沢高校 校歌」(大木惇夫 作詞、小倉 朗 作曲)
- 作詞者は「大地讃頌」の作詞者
- ♭第一部(アカペラ、混声)
・「緑の森よ」(緒薗涼子 作詞、メンデルスゾーン 作曲)
- 「森」、「孤独」などロマン派を代表する言葉に満ちたアイヒェンドルフによるこの詩は、フレデリック・メンデルスゾーンによって“ Abschied vom Wald ”「森との別れ」として作曲されま
した。ドイツ人にとって「森」の意味するところは大変深く、我々には理解が難しいところもありますが、ユニゾンで始まるこの曲は、しずかにしかし決然と、「森」と「自己」とのかかわりあいを歌っています。唱歌にもなっていますが、本日は緒園凉子(りょうし)さん[本名は内藤健三さんという男性の方のようです]作詞のものを歌います。
- ・「アニーローリー」(堀内敬三 作詞,ジョン・ダグラス・スコット 作曲)
- アンニー・ローリー(実際にはこう呼ぶそうです)は17世紀後半に生まれ、スコットランド中に鳴り響いた美人だったと言われています。没年は定かではありませんが、生家には今も彼女の肖像が残されており、その昔、みなの心をとりこにしたという青い瞳の佳人をうかがい知ることができます。曲が作られたのは19世紀半ばで、詩は何度か書き直しされたようです。数名の方が詩をつけていますが、本日は堀内敬三さん作詞のものをで歌います。
- ・「埴生の宿」(里美 義 作詞、H. R. ビショップ 作曲)
- 英語のタイトルは、「Home, Sweet Home 」。日本語のタイトルは「埴生の宿」。この「埴生の宿」とは「土で作った粗末な家」ということです。つまり、仮にそんな家であっても、我が家は我が家。心が温かく、豊かになれるのは我が家であるという歌詞です。今までにさまざまな場面で歌われていますが、有名なのは『ビルマの竪琴』や『火垂の墓』でしょうか。本日は、里見義さん作詞のものをお聞きください。
- ・「赤とんぼ」(三木露風 作詞、山田耕作 作曲、篠原 真 編曲)
- 作詞 三木露風、作曲 山田耕筰の懐かしい曲です。父が放蕩で身を持ち崩し、母は7歳の時に彼女の実家に帰ってしまった露風は、彼の面倒を見てくれた「姐や」への想い出が非常に強く残っていたようです。この曲は露風自身も言っているように、「私が幼い頃、子守り娘が私を背中に背負うて広場で遊んでいた。その時背の上で目にしたのは赤とんぼであったかなぁ」ということになるでしょう。
- ♭第二部
(アカペラ)
(女声)
-
・十代のための二部合唱曲集「白い歌 青い歌」より「海」,「薔薇のゆくえ」,「ぶどう摘み」(谷川 雁 作詞、新実徳英 作曲)
- この曲集は作曲先行で生まれたものです。作曲者の新実徳英さんはこう言っています。「月に一度、自分の中からあるいは世界のいろんな民謡、民族音楽から気に入った節を拾い出し、一篇の歌に仕上げる。」と。正確に言えば、この段階ではまだ「歌」にはなっていません。歌詞がついていないのですから。この「イメージ」を録音したテープが作詞者の谷川雁さんのもとに届けられ、そこからこの「イメージ」が徐々に「歌」になっていきます。
谷川雁さんはこう書いています。「ぼくが十代だった戦争のさなかでも心にしみるものはむしろ外国のりんとした歌曲だった。(中略)せまる死の影と首すじをなでる十代の風。その両方をなめらかにひとつにまとめる母国語の歌がほしいとおもいました。」と。
ちょっぴり切なくて、けれど何だかあたたかい気持ちになれる「歌」を選びました。お聞きください。
- (男声)
- ・「グリークラブアルバム」より「いざ起て戦人よ」(藤井泰一郎 作詞、マクグラナハン 作曲)
- この曲の作曲者はグラナハムさんだと言われています(私もずっとそう思っていました)が、それは間違いのようです。実際のところは、マグラナハンさんです(合唱雑誌ハーモニーによる)。歌詞を見るともろに軍歌で自分たちの国を守るぞーという内容になっていますが、こちらも実際にはドイツで作詞されアメリカで作曲された、もともとは静かな賛美歌です。本日は、藤井泰一郎さん作詞の威勢の良い方で歌います。
- ・「フィンランディア賛歌」(シベリウス 作曲、関 忠亮 訳詞)
- フィンランドというと皆さんは何を思い浮かべますか。サンタクロースでしょうか。ムーミンでしょうか。私たちが本日歌う「フィンランディア賛歌」は、シベリウスがこの曲を書かなければフィンランドという国は存在しなかったというくらい、当時の社会を大きく揺さぶった曲です。歌詞の内容は、当時ソビエト連邦の支配下にあったフィンランドの人々を奮い立たせるものであり、現在、フィンランドでは国歌(「我らの地」)に次ぐ第二の愛唱歌として広く歌われています。本日は、伊藤和夫さん作詞のものを歌います。
- ・「見上げてごらん夜の星を」(永 六輔 作曲、いずみたく 作曲)
- 1963年に放映された「見上げてごらん夜の星を」というミュージカル映画の主題歌です。楽曲も同年に、坂本九さんによって歌われ有名になりました。坂本さんは1985年に残念な事故でこの世を去ってしまいましたが、毎日空から僕たちの幸せを祈ってくれていると思います。感謝をこめて歌います。
- ♭第三部(ピアノ伴奏付き)
- ・混声合唱組曲「心の四季」より「風が」(吉野 弘 作詞、高田三郎 作曲)
- 移り変わる季節と日々移り変わる自分とを対比させているように思えます。作詞の吉野弘さんは山形県出身の詩人で、結婚式の披露宴でよく引用される「祝婚歌」をはじめ、国語の教科書にも掲載された「夕焼け」、「I was born」などが有名ですね。
- ・混声合唱曲集「光と風をつれて」より「あいたくて」(工藤直子 作詞、木下牧子 作曲)
- まず詩を読んでみてください。人はみな、誰かに出会い、何かを伝えるためにこの世に生まれて来たのではないだろうかと感じさせられます。作詞者の工藤直子さんは言っています。「きっとヒトはみな、自分の中に『言い表せないナニカ』を抱いているんじゃなかろうか。絵や、音楽、詩などに出会ってナニカが動いたとき「共感」がうまれるんじゃなかろうか。」と。私たちの歌声が、皆さんの「ナニカ」と「共感」することを願って歌います。
- ・混声合唱組曲「水のいのち」より「川」(高野喜久雄 作詞、高田三郎 作曲)
- 激しく流れる川。「何故さかのぼれないか。山にこがれて...。空にこがれて...。だが、やはり下へ下へとゆくほかはない。」その川はまぎれもなく、日常という荒波の中を生きている私たち自身ではないでしょうか。
数学者でもあった高野喜久雄さんの言葉をかみしめながら、心をこめて伝えます。
- ・混声合唱とピアノのための「花に寄せて」より「てっせん・どくだみ」(星野富弘 作詞、新実徳英 作曲)
- 「花は自分の美しさを知らないから美しいのだろうか 知っているから美しく咲けるのだろうか」
一瞬にして身体の自由を奪われた男が、口に筆をくわえて絵を描き、口に筆をくわえて想いを詩に託しました。見えていなかったことが、見えてきました。感じられなかったことを、感じることができるようになりました。
「人は自分の輝きを知らないから輝いているのだろうか 知っているから美しく輝けるのだろうか」
こうして生きていることが本当に素晴らしいと感じます。
テッセンの画像:A/B/C/D
ドクダミの画像:A/B/C/D/E/F/G
- ・混声合唱組曲「筑後川」より「河口」(丸山 豊 作詞、團伊玖摩 作曲)
- 「阿蘇に降った雨が、せせらぎとなり、川となり、流域の風物と人々の暮らしを映しながら、大河となって有明海に出ていくまでを、自然と人間の調和の“讃歌”として歌いあげます。」(巻頭より)
団員の中には、筑後平野まで行ってこの歌を歌ってきたものもおります。この演奏会のフィナーレをかざり、団員一同心をこめて歌います。
- ♭アンコール(非表示)
指揮者:飯塚城永
- ・北海道出身.神奈川大学外国語学部卒業.
・高校時代,合唱に出会い,北海道代表として2年連続全国大会に出場.
・大学時代,男声合唱団に所属し,学生指揮者を3年間務め,卒業後,数々の合唱団に所属し,独学で指揮法を学ぶ.
・初任の横浜市立金沢高校で合唱部を創立し,NHK合唱コンクール神奈川県大会初出場で銅賞.翌年,全日本合唱コンクール神奈川県大会初出場で銀賞.
・現在,横浜市立南高校に勤務のかたわら,金沢高校PTA混声合唱団指揮者.
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