水中ロボコンの実現に向けた環境作りのための協力のお願い

2005年4月15日

機関の長宛
水中ロボコン推進委員会
代表:浦 環(東京大学生産技術研究所)
幹事:西村 一(独立行政法人海洋研究開発機構)

 科学技術立国を目指している日本ですが、昨今、子供たちの理科離れ、理工系離れ、製造業離れが憂慮されています。
 海洋、海岸、河川、湖水等で活躍するロボットなど水中技術に係る研究開発や教育に強い関心を持つ私たちにとってもこれは切実な問題です。とりわけ、手軽に水中でテストできるような場所が一般には乏しいせいで、中学や高校で水中技術に取り組まれる機会も少なく、趣味として楽しむ人々もごく限られているため、他の分野に比べていっそう厳しい環境にあります。
 このため、水中技術に関係する研究機関や教育機関が協力し、子供たちが水中技術に興味を持つ機会を増やし、工夫する力を育み、造る喜びを知ってもらうと同時に、海洋や湖水や河川に対する関心も深めてもらうことが大切ではないでしょうか。

 有志の集まりである私たち「水中ロボコン推進委員会」は、水中ロボット/ビークルや魚ロボットなどの全国コンテストの実現を目指し、その環境造りに取り組んでいます。しかし、個人レベルでの限界を痛感しており、以下のいずれかの項目で協力いただける研究機関・教育機関を求めています。

 ・デモンストレーションの実施(一般公開時など)
 ・近隣高校等に対し、試験水槽等の使用の便宜供与
 ・指導、技術情報の提供など人的支援・技術支援
 ・ホームページ等による水中ロボコン活動の広報協力
 ・地域の一般の製作愛好者の協力を得る協力員制度等の検討
 ・上記に関する関係機関同士の協力のための連絡協議会への参加

 以上の趣旨に賛同いただき、協力いただきますようお願い申し上げます。

協力依頼先(予定)

文部科学省(研究開発局海洋地球課)
国土交通省(海事局)
経済産業省
農林水産省 水産庁
東京大学 生産技術研究所 海中工学研究センター
・東京海洋大学
・東海大学
名古屋工業大学 ものづくりテクノセンター
・大阪大学
・大阪府立大学
・九州工業大学
(独)海上技術安全研究所
(独)海洋研究開発機構
(独)港湾空港技術研究所
(独)産業技術総合研究所
(独)水産総合研究センター 水産工学研究所
(財)日本財団
(財)海洋政策研究財団
(財)日本海事科学振興財団(船の科学館)
(財)日本造船技術センター
(財)神戸国際観光コンベンション協会
(社)日本船舶海洋工学会
(社)日本マリンエンジニアリング学会
(社)日本深海技術協会
(社)海洋産業研究会
MTS日本支部
IEEE/OES日本支部
エアロ・アクアバイオメカニズム研究会
海中システム研究会