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ぜん息(喘息)の症状改善のためのハウスダスト,イエダニを家庭内から減らす生活の知恵
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2006年9月2日更新
- ■新着情報
(喘息の原因について)2006.9.2追記
- 喘息はハウスダストやイエダニなどがアレルギー源となっていると思っていたが、それは子供の場合。大人の喘息の約半分は風邪による喉の炎症やストレスなどの非アレルギー性なんだそうだ。ご注意。
http://www.e-chiken.com/shikkan/zensoku.htm
このページはハウスダストやイエダニなどがアレルギー源となる場合を対象としており、皆さんの場合もそれに当てはまるかどうか、まず皮膚パッチテストなどで調べましょう。
- (掃除方法について)2005.5追記
- 2005/5/11放送の「ためしてガッテン」はハウスダストがテーマ。
今回の収穫は、布団掃除が1週間に1度、半年間でOKとのこと。毎日やってる我が家はなんなのだ。だけど掃除頻度を減らすというのは心理的なものもあるので、難しいかもな。
息子さんがひどい喘息の家庭で、この布団掃除を知らなかった実例が出ていましたが、それまでの医者が掃除を指導しなかったわけで、それって問題だと思います。
もう一つは、フローリングではダストが巻き上がりやすいので、フローリング・ワイパーで掃除してから掃除機を使う。手間が増えるなぁ。ダストが積もる量はフローリングでも畳でも同じだろう。掃除機でダストが舞い上がりやすいのも同じじゃないかな。ちょっと突っ込み不足と思う。
実験で確かめられた点として、床面から30cmにダストが多い。例えば空気清浄機を置くなら床面ですね。掃除するうえでは邪魔ですが。
結論として、掃除の意味は、ダニのえさとなるフケや花粉やカビやダニの死骸を減らすところにある。
掃除機はダストを巻き上げやすいので、朝起きたばかりでまだダストを巻き上げないうちにフローリングワイパーで掃除することとし、髪の毛や糸くずなど目立つようになったら掃除機を掛ける。
布団掃除は毎日でなくてよく、喘息の症状が出ないなら1週間に1度でもよい。
こんなところがポイントでした。
ちなみに、布団掃除機は三洋の布団ローラーSCS-ATP11 コロペットローラー(以前はSCS-ATP10)が一番使いやすい! パワー強でも布団カバーが全然絡まない。お奨め!
それから以下のレポートのうち、ベッドマットの下に敷くスノコですが、押入れ用のは華奢すぎてギシギシ音が大きいので、結局は風呂用スノコに取り替えました。隙間は少な目ですが寝心地・通気性に問題なし。
- ■きっかけ
- 子供らが小児喘息になった時は、そんなに深刻に考えなかった。下の息子が鼻炎でしょっ中鼻血を出したりするようになってから、ちょっと心配になった。
女房が交通事故の頚椎捻挫から、吐き気に悩まされているうちに喘息になってしまった時は慌てた。強い咳止めを飲むと吐き気に悩まされ、薬を飲まずに我慢しているうちに、いっそうひどくなってしまった。
アレルゲン・テストによると、「ハウス・ダスト(繊維くず、人や動物の毛やふけ、虫やその糞、カビ、細菌など。by「小児のアレルギー」医歯薬出版)」と「イエダニ(実はチリダニの種類のヒョウヒダニと呼ばれる種類だとか。by mittsuさん)」という。
こりゃ、人間が生活してりゃ、当然付きまとう当たり前の存在なんですね。咳止めを強くすると吐き気で食べれなくなる。咳止めを弱くすると一晩中、咳で悩まされる。とにかくアレルゲンを減らすしかない。
交通事故やほかの病気のうえに喘息じゃ、あんまりじゃないか。それでもう徹底的にやれることはやってやろうということで、それまでの転勤生活に終止符を打ち、退職して新たな職と住まいを見つけることになった。
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■畳からフローリング+ベッドの生活へ
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名古屋の頃は交差点に面した1階で、一晩中、自動車の轟音が鳴り響く大変なところだった。中古マンションを購入する機会に、ダニとホコリの温床の畳と木綿布団を廃してフローリングとベッドの生活へ切り替えることに(カーペットはずっと以前に廃止)。
女房には布団の上げ下げや布団干しが大変なので、ベッドが楽だろうと思ったこと、ベッドはいつでも横になれるし、床面より高けりゃホコリも少しはマシと思ったからです。
掛け布団はホコリやダニの出にくいという羽毛布団に。木綿布団のひんやりした感覚が好きだったんだけど、まあ、慣れますね。
- ●ベッドマットの悩み
- ところが、ベッドマットは、どうしても腰が痛くなったり疲れが取れなくなる。女房がよく世話になった病院のベッドと同じ物が買えたらよかったんだけど。
結局、ベッドマットはもったいなかったけど粗大ゴミに出し、フレームの上に厚めの合板を敷き、その上に、羊毛布団を敷いた。この合板の上の羊毛布団というのが難物。敷きっぱなしでは合板にカビが生えてしまうので、布団干しが欠かせない。
布団を干すうえで羊毛布団は木綿布団より軽くていいが、暑く感じるし、100%羊毛布団は合板の上では痛い。羊毛とウレタン・マットと組み合わせたものとしたり、下にベッドパットを敷くなどした。
なにはともかく、このフローリング+羊毛/羽毛布団の組み合わせによって、毎朝の掃除時にタンスや蛍光灯の上に溜まるホコリの量が目に見えて大幅に減ったのには驚いた。
- ●掃除機
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布団からのダスト減らしは、やはり電気掃除機+布団専用吸い込み口で吸い込むのに限る。息子の鼻炎と鼻血はこれでいっぺんに改善された。
この頻繁に使う掃除機が重くては大変。カーペット用のパワーブラシの付いた大型掃除機じゃなくて、畳・床用の軽快なものを選ぶ。吸い込んだダニが排気されないこととか、布団専用吸い込み口を使った布団掃除に必要十分なパワーのもの。
- ●空気清浄機
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近所の電気店で一番強力そうなのを買った。NationalのカテキンHEPA。ダスト検知センサーによって風力が変わる。まず寝室に導入したが、布団をがさごそするだけでセンサーが反応し、風力がアップする。よかったので居間にも2台目。このセンサーは一癖あって、水蒸気に過剰反応するので、センサーの反応を鵜呑みにしないこと。
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■布団の問題
●布団干しか布団掃除機か
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NHKの「試してガッテン」によると、布団干ししても、ダニは日の当たらない方に移動するだけ。それよりは布団掃除機で裏表を掃除する方が効果的という。ただし、布団干しは乾燥させることでダニを太らせない効果はあるという。
そこで、とにかく毎朝、布団掃除を欠かさないことにした。これは、敷布団の裏表、掛け布団の裏表の掃除で、まあ、大変なのだが・・・。
- ●羊毛布団と羽毛布団のダニ防止効果
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なぜ羊毛敷き布団と羽毛掛け布団にしたかというと、木綿布団に比べてダニが発生しにくいという真偽不明の情報と、敷布団を干すのに軽いからである。
実際のところどうかというと、@niftyのサイエンスフォーラムで教えてもらったが、これらに使用される生地は、中綿の吹き出し防止のため、生地の織密度を上げ、さらに生地の裏に合成樹脂(水溶性のポリウレタン樹脂)を塗って目詰してあるのだそうで、ダニの移動(生地の通過)を防ぐにはよくても、吸湿性や寝心地が悪いのは当然ですね。
この裏面の合成樹脂加工は、日に干すと紫外線で劣化してダスト化が懸念されるので、陰干しなど使用上の注意が書かれている。
羽毛掛け布団は干していないが、羊毛敷布団はよく干しているので、樹脂加工が劣化しているかもしれない。もし、劣化して中の羽毛、羊毛が出てくるようになった場合、羊毛は問題が多いようだ。羽毛自体はアレルギー性がないことが証明されているらしい(フィレンツェ大学でアレルギー患者52人を対象に「プリックテスト」法の結果)が、製造時にちゃんと殺菌されているか問題らしい(by SLEEPY)。
要するに、布団掃除は欠かせないようだ。
ちなみに、@niftyのサイエンスフォーラムで、帝人の「ミクロガード」という繊維で作られた布団が紹介されている。
その有効性についての論文(行方不明)「防ダニ布団カバーの有用性に関する検討」によると、超極細繊維を高密度に織ることでダニ類の通過を不可能とした防ダニ布団カバーなんだとか。気管支喘息児に使用させ、その臨床効果および寝具中のダニ抗原量の変動について報告されている。
これらによって、なにはともかく、女房の喘息を押さえることができた。
最初は布団掃除は朝と寝る前。それから土曜日は家具や蛍光灯の上のホコリを雑巾で拭いて回る。だんだん手を抜いてきたが、それでも毎朝の掃除は大変で、特にコタツ布団の裏表の掃除も必要な冬の掃除は大変だが、女房も元気になってきて分担できるようになってきた。
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■ベッドマットの悩み(その2−解決編)
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ベッドフレーム、といっても収納タイプで、つまり木とベニアの箱ですね。そのままでは上面がでこぼこしてるので、厚手の合板を敷いて、その上に羊毛布団を敷いてるので、畳の上と違って、ちょっと堅い。女房の寝込んでいる期間が長くなってくると、この硬さが苦痛のようで、それと、毎日の布団干しも大変なため、なんとか病院で寝ていた時のベッド・マットを入手しようと決意。
そこで、医療機器関係のホームページを探すと、あまりにいろんな種類のベッドマットがあって、どれがいいのかさっぱり。そこで、女房に、入院していた病院に電話させたら、ちょうど医療機器の出入り業者が居合わせていて、いつ頃どの病棟のベッドかを、確認することができ、ついに念願のベッドマットを入手。
次に問題なのは、マットを合板の上に敷いたのでは通気性が悪くてカビるけど、布団のように簡単には干せないのをどうするか? また、実際にマットを合板の上に直接敷いたら、通気性が悪いせいでマットが暑くて寝苦しい。
そこで、フロ場用スノコより空隙の多い「押し入れ専用スノコ」をずらっと敷いて、その上にベッドマットを置くようにました。少しギシギシ鳴りますが、マットもひんやりして寝心地が良くなりました。
ちなみに、購入したのはパラマウント製リカースマットレス 703 でした。カタログによると、「気孔率90%のポリエステル芯材をポリエステルの不織布で包んだ構造」とあります。
=>シーホネンスベッド株式会社
=>インターネット介護用品店カメダ医療精器(株)
=>インターネット福祉機器情報サービス
=>津生協病院呼吸器内科のサイト【相互リンク】
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