深海地球ドリリング計画の評価

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 「深海地球ドリリング計画」は、世界最高の深海掘削能力を持った「地球深部探査船」を活用した国際科学計画である。この計画は、「国の研究開発全般に共通する評価の実施方法の在り方についての大綱的指針」が1997年8月7日に内閣総理大臣決定されて初めてのメガ・サイエンスとなったことから、客観的評価のために、委員に計画の推進側の専門家を加えず、気象学、地震学などの専門家と経済学者など専門外の有識者を同数とした委員構成のもとで、5ヶ月以上にわたって議論された。

 その結果、1998年12月に科学技術上大きな価値を有する等の評価結果がまとめられ(文献1)、1999年度に建造着手することが決定された。
 この計画は、建造費数百億円を日本が負担し、年間運用費約百億円を国際分担する結果、開発費及び15年間の運用費について日本が3,000億円以上を負担することとなる。このため、科学計画にこれだけの資金を投じることの費用対効果が評価における議論の中心となった。


=>航空・電子等技術審議会, 深海地球ドリリング計画評価報告書", 平成10年12月7日(文部科学省のサイトより)

=>OD21 Forum'99「深海地球ドリリング計画フォーラム」報告書/「深海地球ドリリング計画フォーラム」予稿集(OD21計画の概要と評価報告書)


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