■世界一の掘削船は?

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総トン数:約57,500トン、満載排水量:59,500トン、全長:210m、LWL:192.0m、幅:38m
速力:約10ノット、最大搭載人員:150人

(July 2003, Offshore Magazine及び Marine Rig Directory 2003-2004(PDFファイル)による)
掘削能力の点では「ちきゅう」は現時点においても世界一であることが分かる。

●全長:"Discoverer Deepseas","Discoverer Enterprise","Discoverer Spirit"が 835ft(254.5m)で世界一

●幅:"West Navigator"が138ft(42.06 m)で世界一

●Variable Load(metric ton、載貨重量のようなもの):「ちきゅう」が25,000ton で世界一。
第2位は"Glomar Exploler"の26350 short ton(23,905 metric ton)。

 ちなみに、"Glomar Exploler"(Jenniferpdf)はロシア潜水艦をハワイ沖水深5000mから引き揚げたことで有名。当初はIPOD計画の"Glomar Challenger"の後継船として、ライザー科学掘削を本船で実現する直前、このスキャンダルでノンライザーのJR号となった。全長188.7 m、幅35.36 m。

●Fook load(デリックで吊る下げる能力):「ちきゅう」が1900 ton(正:1250+ 補:650)で世界一。
第2位は"Discoverer Deepseas","Discoverer Enterprise","Discoverer Spiritの4000 Kips(1814ton)

●デリック高さ(デリック本体のみの高さ):「ちきゅう」が70.104mで世界一。
第2位は"Deepwater Discovery"の210ft(64.01 m)

 これにより、水面からデリック頂部までの高さも船型リグでは世界一と思われます。水面(LWL)からの高さ:航空灯の先端で118.4m、CMCの頂部で111.7m、デリックの頂部で99.9m(JAMSTECはプレス発表などで高さ約112mと言っていることから、CMC頂部までを高さと考えているようだ)。
 大阪の通天閣が103m、神戸ポートタワーが108m、横浜のマリンタワーが106m。サターンVロケットが110.64m。=>Apollo Maniacs


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