■地球科学の国際プログラム−気候変動関係

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2002年12月28日更新

WCRP(世界気候研究計画、WMO)日本語紹介ページ
 ●CLIVAR(気候変動の予測可能性)
 海洋と大気の相互作用関係。TOGAやWOCEの後継プログラム。
  ・TOGA(熱帯海洋・全球大気相互作用。終了)
 このプログラムから日本が本格的な貢献を始めた。このプログラムで米国がATLAS/PROTEUSブイから成る約70基のTAOアレイを赤道太平洋に実現させたのは凄い。うち西部赤道海域は、降水・淡水フラックスも評価できる日本のTRITONブイに置き換えられた。
  ・WOCE(海洋大循環。終了)
 高精度な水温・塩分、化学トレーサーにより海洋大循環を復元。世界の観測船による高精度な採水のスタンダードを作った。現在、その再観測が行われつつある。

=>El Nino Thema Page(NOAAのPMELによるエルニーニョ・南方振動の紹介)>エルニーニョ現象のアニメーションエルニーニョ現象の模式図Forecast Forum予測値予測値
=>CLIVARのAsian - Australian Monsoon Panel

 ●GEWEX(全球エネルギー・水循環。陸面に主眼)
 (水文気象)
  ・GAME(アジア・モンスーン地域のGEWEX。終了。MAHASRIに移行)
 日本が主導のプログラム。アジア諸国に絶大な貢献。
  ・GCIP(ミシシッピ川流域、終了)
  ・BALTEX(バルティック海)
  ・LBA(アマゾン流域の広域生態系・大気実験)
  ・MAGS(マッケンジー川GEWEX研究、終了)
  ・ISLSCP(衛星による陸面観測)
  ・GRDC(データセンター)
 (モデリング)
  ・GCSS(雲システム研究)
  ・PILPS(陸面パラメタリゼーションの国際比較)
 (放射)
  ・ISCCP(衛星による雲観測)
  ・SRB(陸面放射収支)
  ・GVaP(全球水蒸気観測)
  ・GPCP(全球降雨観測)
  ・GACP(全球エアロゾル気象学計画)
  ・BSRN(ベースライン陸面放射ネットワーク)
   =>Atmospheric Radiation Measurement Program(Department of Energy (DOE))
   =>【地球観測フロンティア/水循環観測研究領域/広域大気水循環グループ】HARIMAU(JEPPの一環として実施される海大陸レーダーネットワーク)

 ●CLIC(気候と雪氷圏計画。北極海中心だったACSYS(終了)が陸域凍土地帯も含む計画に拡大したもの)
  ・SHEBA(北極海の海面の熱収支、大気と雲の放射収支)
  ・IABP(北極海国際ブイ計画)
  ・IOEB(北極海環境ブイ計画)
  海洋科学技術センターが2基を配置。ウッズホール海洋研も配置するはずだったのに、どうしたんだろう。
SCICEX (Scientific Ice Expeditions)(Collaboration between the US Navy and civilian scientists for environmental research in the Arctic)
=>北極研究プログラム

 ●SPARC(成層圏プロセスと気候への役割)

 ●SOLAS(海洋大気間物資相互作用研究計画)

■IHDP(International Human Dimensions Programme on Global Environmental Change /地球環境変化の人間社会側面に関する国際研究計画)

公式サイト国内サイト

■国内計画
新世紀重点研究創生プラン(RR2002>人・自然・地球共生プロジェクト(2006年度に終了)
 1.温暖化予測「日本モデル」ミッション
 −地球環境変化予測のための地球システム統合モデルの開発>共生第2課題
 2.水循環変動予測ミッション
 3.共通基盤技術
21世紀気候変動予測革新プログラム(共生プロジェクトの後継。2007年度より)

●全球地球観測システム(GEOSS、第3回地球サミットで採択)>海洋開発及び地球科学技術調査研究促進費「地球観測システム構築推進プラン」(JEPP、2005年度より)→全球観測システム

●第3期科学技術基本計画>国家基盤技術「海洋地球観測探査システム」→全球観測システム
気候変動に適応した新たな社会の創出に向けた技術開発の方向性(総合科学技術会議、平成22年1月)

●低炭素社会づくり研究開発戦略>気候変動適応戦略イニシアチブ気候変動適応研究推進プログラム

第22回総合科学技術会議の議事要旨

「長期的展望に立つ海洋開発の基本的構想及び推進方策について(答申)−21世紀初頭における日本の海洋政策−(科学技術・学術審議会 海洋開発分科会)
地球温暖化対策推進大綱(一2010年に向けた地球温暖化対策について一 平成10年6月19日地球温暖化対策推進本部決定)
地球変動予測の実現に向けて= 航空・電子等技術審議会地球科学技術部会報告書(概要) = 平成8年7月9日
IPCC(気候変動政府間パネル)WG1国内支援事務局(FRCGC)/GISPRI

科学技術振興調整費これまでの実施課題一覧と成果報告書
 ・「北太平洋亜寒帯循環系と気候変動(SAGE)」
 ・「風送ダストの大気中への供給量評価と気候への影響に関する研究」(2000〜)

●科学技術振興事業団(JST)戦略的基礎研究(CREST)
 ・「黒潮変動予測実験
 ・「熱帯林の林冠における生態圏−気圏相互作用のメカニズムの解明」(1998〜、浅野 透、京都大学生態学研究センター教授)
 ・「海洋大気エアロゾル組成の変動と影響予測」(1998〜、植松 光夫、東京大学海洋研究所助教授)
 ・「大気−陸域相互作用のモデル化と衛星観測手法の開発」(1998〜、小池 俊雄、東京大学大学院工学系研究科教授)
 ・「メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明」(1998〜、吉崎 正憲、気象研究所室長)
 ・「化学的摂動法による大気反応機構解明」(1999〜、梶井 克純、東京大学先端科学技術研究センター助教授)
 ・「衛星利用のための実時間海洋基礎生産計測システム}(1999〜、才野 敏郎、名古屋大学大気水圏科学研究所教授)
 ・「アジア域の広域大気汚染による大気粒子環境の変調」(1999〜、中島 映至、東京大学気候システム研究センター教授)
 ・「太陽輻射と磁気変動の地球変動への影響」(1999〜、吉村 宏和、東京大学大学院理学系研究科助教授)


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