【9801NS/A,9821Ne以降】変なドライブが増えている
Q.ハードディスクの内容をMOや別のハードディスクに丸ごとバックアップしたいのですが、今使ってるファイラーはザブディレクトリの中のファイルについて更新したものだけコピーすることができません。
A.サブディレクトリ内のファイルについても更新バックアップしてくれるツールとして、次のようなものがあります。
(1) Mirin's Filer
(InterWay)nifty:FGALTLB/LIB/6/457 MF256D.LZH 統合化汎用ファイラMirin's Filer/98 ver2.56
これはMIRINさん作の2画面表示ソフトです。最新版はVer2.56ですが、何故かうまくいかないという声もあります。サブディレクトリーの更新ファイルのみ更新コピーすることなどにもDEFファイルの設定で対応できます。(2) VX
(InterWay)nifty:FGALTLB/LIB/6/514 VX160G.LZH ディレクトリ管理 VX v1.60 PC98-G
(InterWay)nifty:FGALTLB/LIB/6/516 VX160I.LZH ディレクトリ管理 VX v1.60 IBM
(InterWay)nifty:FGALTLB/LIB/6/515 VX160P.LZH ディレクトリ管理 VX v1.60 PC98
これも2画面ファイラーですが、98用のグラフィック版(VX160G)は、何というか、目がいたくなるような50行のツリー表示で、なかなかの圧巻です。
(3) ZCOPY
(InterWay)nifty:FNEC98N/LIB/1/42 ZCOPY .LZH ファイルコピーコマンド Ver1.07
これは、ファイラーではなく、COPYコマンドと同じように実行するものです。例えばノートがAドライブ、デスクトップが接続後にFドライブとなって、その A_BACK というディレクトリにバックアップする場合は、次のように実行します。バッチファイルにして使うと便利です。
ZCOPY A: F:\A_BACK /S /U (Special Thanks:TV5萬台さん、MASTBURUさん)
Q.98とMacの間をフロッピーディスクでファイルのやりとりをするにはどうしたらいいですか?
A.98のフロッピーディスクドライブの種類によって違います。
(1)9801NS/T以前の機種で2HD 1.25MBと2DD 720KB(640KB)フォーマットができるもの
・先ず、2DDのフロッピーディスクを入手します(そうしないとMac側のチェックに引っ掛かります)。(2)9801NS/R以降の機種で2HD 1.44MBと1.25MBと2DD 720KB(640KB)フォーマットができるもの・それを98側で2DD、720KB(又は640KB)、9セクタでフォーマットします。 (あるいは「format x: /9」(x:はフロッピーディスクドライブ名)と入力)
・一方、Macにはファイルエクスチェンジャー又はPCエクスチェンジャーを機能拡張フォルダに入れておきます。
・すると、Macで98フォーマットのディスクが読めますので、例えば98で作ったテキストファイルなら、Macの SimpleText などのエディタにドラッグ&ドロップすれば読めます。その際にフォントを Osaka等幅 にすると読みやすいです(プロポーショナルフォントだと空白の幅が変になります)。
・先ず、2HDのフロッピーディスクを入手します。(Special Thanks:まークン)・それを98側で2HD、1.44MB でフォーマットします。
・あとは同じです。
もちろん、(1)でフォーマットしたディスクでもOKです。
Q.Win95がどうしても起動しなくなりました(又はHDDを初期化してしまいました)。バックアップCD-ROMで再セットアップしようと思うのですが、CD-ROMドライブから起動してくれません。
A.別アップのよく出るQ&A
「【Win95】セットアップ起動ディスク」
を参照して下さい。
Q.98ノートメニューの節電設定で HDD自動停止を設定しているのに、Windows 95 上では HDD自動停止が効きません。
あるいは、HDD自動停止はするのですが、すぐに回り出します。
A.いろんな原因が考えられます。順番に問題の可能性を潰していって下さい。
なお、アップデートモジュールをインストールする場合は、適用機種かどうかよく確認のこと。
1.9821Ne/Ne2/Nd/Np/Ns/Nf/Nm/Ld/Ltの場合
9821Ne はパワーマネージメントに対応していないため、Win95上では節電設定は効きません(\WindowsディレクトリのHARDWARE.TXTに書いてあります)。2.CD-ROMドライブへのアクセスまた、9821Ne2/Nd/Np/Ns/Nf/Nm/Ld/Lt では、パワーマネジメント機能を使用していると内蔵固定ディスクドライブのモータの制御機能は動作しないようです(やはり上記 HARDWARE.TXT に書いてあります)。
(InterWay)nifty:FMSPOS/LIB/3/63 の ESDIUPD .EXE(内蔵HDDモーター制御)でもNe/Np/Ns/Nd/Ne2/Ld2/Lt/Nm/Nfは除外されています。もしモーター制御が効いたという例がありましたら、(InterWay)nifty:FNEC98N/MES/6までコメント下さい。
CD-ROMドライブ搭載機の場合、CD-ROMドライブに定期的にアクセスに行くせいで HDD が回り出します。3.アップデートモジュールコントロールパネル/システム/デバイスマネージャ/CD-ROMのプロパティの設定タブにある自動挿入のチェックを外せばOKです。
これとは関係ないかもしれませんが、CONFIG.SYS にCD-ROMドライバ(NECCD.SYS)が組み込まれている場合でサスペンド/レジューム機能を使用すると、動作が不安定になる場合があります。NECCD.SYSのDEVICE文を削除、または、REM を付して無効にする(コメントアウトという)、あるいは、以下のアップデートモジュールで直るかもしれません。
(InterWay)nifty:FNECINFO/LIB/9/276 REJUME.EXE [W95]レジューム不具合修正モジュール
9821Na7/Na9/Na12/Nb7/NxでWin95を使用時に、CONFIG.SYSファイルにCD-ROMドライバ(NECCD.SYS)が組み込まれていると、レジューム機能使用時に動作が不安定になる。
以下のアップデートモジュールで直るかも。Win95 のバージョンが 4.00.950の場合(コントロールパネル/システム/情報で表示されている)、試すとよいが、別の問題が出るかも。(1)(InterWay)nifty:FMSPOS/LIB/3/51 VPOWDUPD.EXE ノート用パワーマネージメント機能改善
95 年春以降出荷されたノート/サブノート機で、パワーセーブモードを有効にする設定 (コントロールパネルのパワーマネージメントで、"詳細" に設定する)を行っても、殆ど有効にならない。(2)(InterWay)nifty:FMSPOS/LIB/3/63 ESDIUPD .EXE 内蔵HDDモーター制御
APM BIOS 搭載機種(Ne/Np/Ns/Nd/Ne2/Ld2/Lt/Nm/Nfを除く)において、98NOTE メニューの「省電力の設定」の「内蔵固定ディスク制御」を「設定する」にしても、設定時間を経過しても内蔵ハードディスクのモータが停止しない。4.ディスプレイドライバ
FMSPOSやFNECINFOのアップデートモジュールやDirect X をインストールして、Trindentディスプレイドライバをバージョンアップするとレジュームが失敗するケースがある。以下の最新版でようやく改善された(のかな?)。5.パワーマネージメント(InterWay)nifty:FNECINFO/LIB/9/448 CY9230 .EXE Trident Cyber9320用ディスプレイドライバ
・9821Ne3, Nd2, Nx, Na7, Na9, Na12, Lt2, La7, La10においてDirectX3対応ゲームアプリケーションを実行すると表示画面が乱れる場合がある。 ・9821Na7,Ne3,Nd2,Nxにおいて、レジューム機能が正常に動作しない場合がある。
コントロールパネル/パワーマネージメントが「詳細」になっていなければ、「詳細」にしてみる。6.常駐ソフト
ウィルスチェック用アプリ、スクリーンセーバーなどに問題があることがある。一度、\Windows\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ フォルダの中をどこかに移して、改善されないか試して下さい。7.かな漢字変換システム(IME)
ATOKをMSIME95に替えて直ったという報告があったが、ATOKでも大丈夫との報告もあり、もし問題があったとしても最新版では改善されていると思われる。8.高分解能クロックデバイスドライバ
CONFIG.SYS に HRTIMER.SYS を組み込んでいると、サスペンド/レジュームが不安定になる。HRTIMER.SYS の DEVICE文を削除又はコメントアウトしてみること。(1)(InterWay)nifty:FMSPOS/LIB/3/80 VTDUPD2 .EXE タイマードライバのアップデート(2)なお、以下のアップデートモジュールがあるが、これで改善されるかどうかよく分からない。
Win95のバージョンが4.00.950Bの場合で、コントロールパネル/アプリケーションの追加と削除/セットアップと削除のタブ/下部リストボックス内に [USB Supplement to OSR2] の項目がある場合(2)(InterWay)nifty:FMSPOS/LIB/3/79 VTDUPD .EXE タイマードライバのアップデート(1)
Win95のバージョンが「4.00.950」または「4.00.950A」の場合(Special Thanks:Junkerさん、KANMEさん、nakさん、加藤 純治(jun)さん、巡礼者さん、増田克明さん(かっちゃん)、嘉規 洋さん、う゛ぃまっくさん、ぶらざぁFATさん、えびちんさん,ネコまんまさん、渡辺 太郎さん、赤星 充さん、剣舞卿さん、ぴ〜まんさん)このモジュールにはまだバグがあるようで、別の問題であるタイムスタンプ遅れの件も解決しておらず、Hiro さんの ResTime
(InterWay)nifty:FNEC98N/LIB/1/101 ResTm204.LZH レジューム復帰時バグ対策 V2.04
による必要がある(この点についてのコメントがあれば MES 6 まで)。
Q.起動時にHDDでもFDDでもない変なドライブが表示されます。
または、Win95のコントロールパネル→システム→パフォーマンス欄に
ドライブ D:はMS-DOS互換モードのファイルシステムを使用しています。 ドライブ E:はMS-DOS互換モードのファイルシステムを使用しています。と表示されていますが、これは何んでしょうか?
A.これは、16ビットDOSモード用のPCカードサポートウェア中で、フラッシュメモリカードや ATA HDDカードをDOSで使えるように設定してあるためです。
CONFIG.SYSの中でPCカードサポートウェアは以下の部分です。
>>DEVICEHIGH=A:\DOS\SSDRV.SYSあるいは、上記の代わりに
>>DEVICEHIGH=A:\DOS\CS.EXE
>>DEVICEHIGH=A:\DOS\CSALLOC.EXE A:\DOS\CSALLOC.INI
>>DEVICEHIGH=A:\DOS\CSS.SYS
》DEVICEHIGH=A:\DOS\MCDRV.SYS
》DEVICEHIGH=A:\DOS\HDCARD.SYS
>>DEVICEHIGH=A:\DOS\CARDID.EXE A:\DOS\CARDID.INI
// device = A:WINDOWS\SYSTEM\CSMAPPER.SYSである場合もあります。
// device = A:WINDOWS\SYSTEM\CARDDRV.EXE
ここで、上の例の
》DEVICEHIGH=A:\DOS\MCDRV.SYS又は、下の例の
》DEVICEHIGH=A:\DOS\HDCARD.SYS
// device = A:WINDOWS\SYSTEM\CSMAPPER.SYSの2行に REM を付して注釈行(コメントアウト)にすれば消えます。
// device = A:WINDOWS\SYSTEM\CARDDRV.EXE
もし、DOSモードでPCカードを使うことがなければ、PCカードサポートウェア全体をコメントアウトしてもかまいません。あるいは、PCカードウェザードで 32 bit に設定すれば消える場合もあります(消えない場合もあります)。
(Special Thanks:コリン・枕さん、剣舞卿さん、蔵之上 義史さん、はるまきっ!さん、ひで(椎名秀郎)さん、あけぼにょさん)
西村屋
Q.ハードディスクを大容量のものに換装しましたが、全容量を認識できません。
ハードディスクを大容量のものに換装しましたが、MS-DOSがインストールできません。
A.NS/T以前の機種は、PC本体の BIOS の仕様で、FORMAT時に純正品以上のHDD容量が認識出来ないようになってます。
PC-9801 9801NS,NS20 | 20MB まで(改造しないと換装できない) |
PC-9801 9801NS/E,NS/E40 | 40MB まで |
PC-9801 9801NC,NC40 | 40MB まで |
PC-9801 9801NS/L,NS/L40 | 40MB まで(薄型HDDパック) |
PC-9801 9801NS/T,NS/T40,NS/T80 | 80MB まで |
Np以降の機種は、内蔵IDEの仕様が拡張され、そのままで543MBを越えるHDDパックが使えるようになりました。
(ここで言う「MB表示」は、1MB=1024KB、1KB=1024Byteです。)
(対策) 1.各サードパーティの大容量HDDにはそれぞれ独自のフォーマッター(いわゆる「BIOSだまし」)を付属させています。それを使ってフォーマットすれば、全容量を認識することができます。
2.9801NS/T以降の機種で同じHDDパックを使用するもの(ex.NS/R,NS/A)を借りてそれでフォーマットする。
3.BIOSだまし(もしくは同等機能を持つソフト、例えば
(InterWay)nifty:FNECHARD/LIB/11/8 IDE_13A.LZH IDE_BIOS.EXE(v1.3+)
を入手する。
(注1)2.3.とも、起動できる領域の先頭が、HDDの先頭から544MB以内になくてはならないなど、一部制限があります。使用の際には、マニュアルまたはドキュメントを良く読んで下さい。(Special Thanks:TV五萬台さん、池田屋さん、ぱわーどりふとさん、VICさん、MASTBURUさん、けもりんさん、まっくさん、みやっこさん、でんのすけさん、ぶらざぁFATさん、松田秀夫さん)(注2)MS-DOS Ver 3.3 では 128Mバイト、Ver5 では1Gバイト、Ver 5.0A-H(アップデート後)では4.25Gバイトというように認識可能なパーティション容量(領域分割した場合の各ドライブの容量)の上限が決まっています。
(注3)Windows95プレインストール機で HDD を換装した場合は、再セットアップ上の問題があります。
西村屋
Q.パソコンを起動した時に表示されていたドライブ選択画面(領域選択メニュー、ハードディスク起動メニュー)が表示されなくなってしまいました。
A.98シリーズの特徴として、複数のドライブにシステムがインストールされていれば、パソコン起動時に領域選択メニューが表示され、どのドライブから起動するか選択できます。
なにかの拍子に特定のドライブから自動起動する設定になってしまったために、領域選択メニューが表示されなくなったのでしょう。
以前は自動起動させるドライブを選択するキーがスペースバーだったので、この事故が頻発しましたが、最近のOSではf・1キーになったおかげで、このような事故は減ったようです。
(対策)
1.電源on又はリセットし、メモリーカウントが始まったら、TABキーを押したままにする。メモリーカウント終了後HDDにアクセスが始まったら、選択メニューが出る。TABキーでだめなら、ESC、CTRL、SHIFT なども試す。
これでダメな場合、以下の点を確認して再試行して下さい。
(2)他領域にインストールしたシステムが壊れているかも知れません。システムディスク等から SYS コマンドで再インストールして下さい。
3.別掲Q&A「【9801NS/A以前】HDDの容量が認識できない」にあるように、特別なフォーマッターで初期化したHDDについて、本来の認識容量を越えた部分にパーティションがあると、いったん自動起動にしてしまった領域選択メニューが上記の方法では出ないという報告がありました(真偽不明)。
4.上の各方法を試してもダメな場合は、最終手段として、必要なバックアップを取った上で、HDD全体を再初期化し、複数領域にシステムをインストールすれば、領域選択メニューが表示されるようになります。
5.この問題とは関係ありませんが、関連Q&Aとして、HELP+リセットで現れる98ノートメニューの設定違いによって目的のドライブから起動しないことがあります。
システム起動装置の指定は「標準」、ディップスイッチの設定で SW2-5はon(メモリスイッチを初期化しない)、SW2-6はoff(内蔵固定ディスクを使用する)であることを確認して下さい。
(Special Thanks:かっちゃん)
西村屋
Q.CD-ROM ドライブのトレイが閉まらなくなってしまいました。(Aile, Lavie など)
A.トレイのロック部はソフトウエアでコントロールしています。
そのために、ドライブ側の状態(openかcloseか)と本体との情報が食い違っていると、このようなことになります。
復帰させるには、トレイを手で閉めたままランプが消えるまで待ってからイジェクトボタンを押すという方法が良いようです。だめなら何回か繰り返してみましょう。それでもだめなら電源を切りましょう。
上記の方法で復帰しない場合はハードウェア的に壊れているかもしれませんので修理に出した方が良いでしょう。
K.Takata