■四国の四季だより

 
1994年冬
#35:1995年1月5日

 昨年4月以来です。

 女房は天候が悪いと頭痛や吐き気に悩まされるものの、なんとか普通の生活ができるようになってきた。パート復帰を目指し、座ってできる仕事を、とワープロ教室を探し始めたが、我が家にあるシャープの書院の教室が見当たらない。メーカーによって操作方法が違うワープロよりはパソコンの「一太郎」を習った方がトクと言いくるめ、中古のPC-9801 VX本体が3万円台だったので衝動買いしてしまった。

 CRTディスプレーは人から譲り受けてノートパソコン用に使っていたものを使い、とりあえず一太郎のほか、フリーソフトのタイプトレーナと家計簿ソフトが動くようにしたが、意外にも家計簿ソフトを気に入って毎日使ってくれている。

 ノートパソコンはというと、Win3.1と Melware Ver.5 がアップデートしたおかげでレジューム環境でも問題なく動くようになった。7M+640Kバイトのメモリのうち2Mバイトのみキャッシュに使う設定にしているが、これが性能の限界だろう。

 これにノート用MIDIインタフェースボード(MPU-401N)の中古が定価の半額で売っていたので、やはり衝動買いし、Winのバックグラウンドで音楽を連続演奏させながらワープロなどができる状態になった。
 プレーヤー(演奏専用ソフト)はフリーソフトの"CMPlay"を使っているが、ファイル読み込みなどの時を除いて、この旧世代マシンでもなんとかテンポ遅れせずに鳴ってくれる。

 一方、シーケンサー(音楽データ作成ソフト)は、ついに"レコンポーザ for Win "が登場し、キャンペーン価格だったので、"Tool de Music, STUDIO"を諦めて乗り換えることにした。アップテンポな曲を演奏させるとさすがにテンポ遅れを生じてしまうが、これで数値入力は格段に便利になった。といっても、雑誌の付録データの不具合を手直しする程度に留まっている。

 一時は、気に入った曲をピアノで練習したりギター用に編曲するのに比べて、「技術」よりも「表現」にたっぷり時間が掛けられるのに感激したが、楽譜のある曲ならいつでもできると分かってしまうと後回しになってしまう。それよりも、楽譜のない曲が手軽に書き留められるようになりたいものだ。

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