■ジェリー・アンダーソンの海洋・深海SF

西村屋トップメニュー>地球・海洋SFクラブ>地球・海洋SF文庫気楽にメッセ−ジ・ボードへ検索エンジン
 
2003年6月8日更新

絶版本を投票で復刊!「コンプリート ジェリー・アンダーソン.エピソードガイド ITC.SFテレビ記録集」

●「スーパーカー」(1961-62、ジェリー・アンダーソン、TV)
 空も海中も飛べる<スーパーカー>が活躍する。
=>SUPERCAR

●「スティングレイ」(トニーの海底大戦争、1964-65、ジェリー・アンダーソン、TV)
 WASP(海底安全パトロール隊)の原子力潜水艦<スティングレイ>が活躍。イルカのように海面からジャンプできる。特異なのがその推進器。
=>The Futuristic Machines of Stingray
「twin Drumman hydrojets which expel superheated sea water at high pressure from a rotating "Eddy Damper"」とありました。
 ぐるぐる回ってたのは"Eddy Damper"で、そこから超高温水を高圧で噴射する危ないものだったのね。なんと水中速力600ノットとのこと。
 2065年が舞台。スティングレイの艦長:トロイ・テンペスト大尉、優秀なソーナーマンの”フォンズ”ジョージ・リー・シェリダン中尉、海底国パシフィカ(ダンマリニア)王アフォニーの娘マリーナ、トロイ艦長の恋人で赤毛の美人のアトランタ・ショア中尉、偏屈親父でアトランタの父親のサミエル・アーサー・ショア司令官が登場。
 トロイとマリーナとアトランタの三角関係が面白い。涙を流すシーンも度々あり、感情表現があまりなかった「サンダーバード」よりも作品としての魅力は高いかもしれない。
 敵側は、海底王国<タイタニカ>のタイタン大王と地上偵察スパイX-20(ラモイ島に住みカツオブシ潜航艇でタイタニカと往復)、部下の半魚人(マゴジラ)、潜水艦<メカニカルフイッシュ(フグトラ潜航艇)>も登場。
=>紅山 尚人さんの秘密基地【相互リンク】
=>特撮潜水艦(SFX Submarine)のPAGE(Akira Saharaさんのサイト=>?"The Strange Mechanism Museum - Neo -"。スティングレイ、サンダーバード4号の主要目が載っている。)

1. 海底魔王タイタン/Stingray:メカニカルフィッシュ登場。タイタニカの守り神トイフェルも登場。
2. 毒ガスの花/Plant of Doom
3. 出た!海底人/Sea of Oil:石油掘削リグが登場。海底下の地底国に住むビツミッツ族は攻撃と誤解してリグを攻撃。
4. 海底の人質/Hostages of the Deep:海底人ゲーダス(ゲリーラ)登場
5. 海底の宝物/Treasure Down Below:タラバガニ海底人登場
6. 海底戦車あらわる/The Big Gun:海底下の地底にある大ソラスター深海国の海底戦車1号、2号が登場
7. 頭突きのカジキ/The Golden Sea:海水から金を採取するプロジェクトが登場。
8. ゆうれい船/The Ghost Ship:海中から現れたガレイ船が通行船舶を砲撃。
9. あっ!時限爆弾/Count Down
10. 不思議な海底人/The Ghost of the Sea:5年前、コバルト1-5採掘リグが攻撃されて爆沈し、当時、パトロール隊員だったショア司令官が足が不自由になる。その際、謎の老人がショアを助ける。5年後、コバルト採掘プロジェクトが再開されようとし、今度はスティングレイが護衛に就くが・・・。コバルトの採掘方法がミサイルか砲弾で爆破してドレッジするという乱暴な方法。
11. 危うし!マリンビル/Emergency Marineville:ガルバノイズ(ピカタン)海底国
12. 海底の砂漠/Subterranean Sea:パトロマ海溝5000mの海底設置型リグによるマントル掘削計画が進められ、ついにマントルを貫通すると、そこには海水が。スティングレイが地底に降ろされ、地底海を探索するが・・・。
13. ネス湖の怪獣/Loch Ness Monster:
14. さあこいドラゴン大王/The Invaders:海上気象ステーションが登場:トロイ艦長の思考を読み取った地底人たちが地中潜行車モングラーでマリンビルを攻撃するが。
15. お化け真珠貝/Secret of the Giant Oyster
16. 半魚人大襲撃/Raptures of the Deep:深海にある宝石のなる森を探すためにWASPの目をかいくぐって潜航したオンボロ潜水艇が浮上不能となる。トロイは救出作業のためダイビング作業に向うが、窒素酔いになって・・・。
17. X20の百面相作戦/Stand by for Action
18. 沈没船の怪人/The Disappearing Ships:古い船舶に爆弾を仕掛けて処分するプロジェクトが行われたところ、沈船を住処とする海底人が、時限爆弾が仕掛けられたままの古い船舶を沈めて自分たちの町にしてしまった・・・。
19. 恐怖の魚雷/The Man from the Navy:スティングレイでも逃げることができない新型ホーミング魚雷を海軍が開発する。
20. 基地にスパイが!/Marineville Trator
21. 巨人国からの脱出/Tom Thumb Tempest
22. 射て!百万メガトンミサイル/Pink Ice:世界の海域でピンク色の海氷が異常発達し、航行船舶が沈没する。何者かが化学薬品を使って凍らせているらしい。調査に向かったスティングレイは海氷に閉じ込められ、トロイ艦長はスティングレイに向けてミサイルを発射するよう要請する・・・。
23. スティングレイ対海底魔王/The Mater Plan
24. 無敵戦艦ケチラス号/Star of the East:フダトピア(コロッコ)共和国のワンマン大統領エル・フダートが一目ぼれしたマリーナをさらい、無敵戦艦で各国の船を沈めていく・・・。
25. 謎の新兵器/An Echo Danger:原油を長いチューブに積めてをれを曳航する新型タンカーの処女航海で、護衛していたスティングレイはフォンズが謎の発信音に惑わされ、タンカーが撃沈炎上してしまう。フォンズは幻聴ではないかとスティングレイから外されてしまう。
26. 地獄から来た男/Invisible Enemy:漂流していた記憶喪失の男。
27. 海底火山国大爆発/Deep Heat:5000mの海溝からさらに地下にあるゴジンカ帝国が火山噴火の滅亡に危機に瀕し・・・。
28. タジマノン神殿の謎/In Search of the Tajimanon:アフリカの巨大ダムに沈んだタジマノン神殿が消える。トレーラーでスティングレイを運んで調査するが・・・。
29. タイタン、ロカビリーにイカれる/Titan Goes Pop:ロカビリーに熱狂する観客を見たタイタン大王は、ロカビリー歌手を地球人を狂わせる侵略手段と誤解する・・。
30. 大暴れ帆前船/Sea Sail for Adventure
31. そこに爆薬が!/Tune of Danger:人気のマリンヴィル・ジャズトリオがパシフィカでもジャズ演奏することになるが、ウッドベースの中に爆弾が・・・。
32. サイクロン・ジェット機出動/Rescue from the Skies:フィッシャー少尉がスティングレイの艦長となるための訓練中、X-20の陰謀で浮上不能となり時限爆弾が仕掛けられる。トロイ艦長はサイクロン・ジェットをなんとか操って現場海域に急行し、ジェット機を捨てて海中にダイビングする・・・。
33. 海底原始人/The Cool Cave Man:放射性廃棄物輸送船が座礁し、放射性廃棄物の格納容器が海底に沈む。海底原始人たちはそれを開けようとするが・・・。
34. 怪物潜水艦接近す/A Nut for Marineville:どんなものにも破壊されない材料で作ったグルーパー海底人のヤッコダコ潜水艦がマリンヴィルを襲撃する。WASPは24時間以内にそれよりも強い材料を開発して対抗しようとするが・・・。
35. 海底のわな/Trapped in the Depths:海底で海水を原子炉で暖めて栄養塩を上昇させる海底牧場が登場。
36. コロッコ共和国/Eastern Eclipse:WASPに逮捕されたエル・フダートに代わってフダトピア(コロッコ)共和国の大統領になった双子の弟のアリ・カリ。
37. ソロン王国の陰謀/A Christmas to Remember:死んだWASP隊員の孤児をマリンヴィルに招待する。捕獲した謎の潜水艇には誰も乗っていない。脱出したのを見落とした可能性がないか当時の状況を再現するが・・・。
38. ウラナリ大王の挑戦/The Lighthouse Dwellers:長年にわたって照らし続けていた灯台が、新たな滑走路への進入の妨げになるとして閉鎖されることとなったが、灯台の点滅で開閉を繰り返す無数のイソギンチャクによる発電に依存していたプリズマ族が絶滅の危機に瀕する・・・。
39. 最高殊勲者トロイ艦長/Aquanaut of the Year

●「サンダーバード」(1966、ジェリー・アンダーソン、TV)
 国際救助隊のサンダーバード4号が潜水艇。サンダーバード2号によって現場海域まで運ばれる。国際救助隊は、大富豪ジェフ・トレーシーが息子たちと設立した私設組織で、2026年に活動を開始している。
=>Amano's HomePage!!
=>makoさんのサイト
=>1/144 R/C フルアクション ジェットモグラ(タカラ)/感想

●「謎の円盤UFO」(1970-71、ジェリー・アンダーソン、TV)
 星雲賞受賞。1980年、地球防衛組織S.H.A.D.O.が結成されており、コンピュータ衛星SIDがUFOの接近をキャッチすると、月面基地<ムーンベース>のミサイル迎撃機<インターセプター>や高性能潜水艦<スカイダイバー>の前部に搭載されているジェット戦闘機<スカイ1>が迎撃する。

 スカーダイバーの登場する『謎の円盤UFO』でお薦めの回と言えば、第16話「地球最後の時」(原題:Destruction)。
 南大西洋に毒ガスを捨てに行く英海軍のカウンティー級駆逐艦をUFOが襲撃する話で、懐かしのシースラッグSAMの発射シーンが出てきます。しかも記録フィルムを流用したのか新規に撮影したのか、弾庫から発射機に装填されるまでが描かれており、興味を惹かれます。
 あと、例の悪の秘密結社構成員にしか見えない防炎服で配置についている乗員とか様々ですが、惜しむらくはUFOの光線の直撃を受けでSAMの発射が不可能となった後の対空射撃のシーン。何故かマークIV 4.5インチ連装砲ではなく、マーク26 6インチ砲が使用されていることから、『タイガー』もしくは『ブレイク』のいずれかで撮影されたものと思いますが、ここだけ別の艦というのが腑に落ちません。(by MOON○LIGHTさん)

=>ogiさんのRoom475
=>ヒーローボックス(M-TAKEさんの特撮/アニメ・ヒーローの部屋)
=>謎の円盤UFO
=>CG Paradaise(ヒロさんのサイト)>スカイダイバー

絶版本を投票で復刊!「謎の円盤UFO・スーパーガイド」
絶版本を投票で復刊!「謎の円盤UFO(全2巻)」

●「ファイアーストーム(FIRESTORM)」(2003、ジェリー・アンダーソン、テレビ東京系)
 2014年。ストーム・フォースと未知の敵ブラック・オーキッド(実はドリオン星人)との戦い。半双胴型の巨大潜水艦<オーシャン・ストーム>は、大型艦載機<トルネード>、潜航艇<シーシャーク>を搭載。内部にナノメカニック工場を持ち、ポップコーン製造ロボット「ピーオーピー(POP)」がポップコーンとコーヒーをサービスしてまわっている。
 <トルネード>はマッハ5、ステルス機能あり、搭載機<サンダーボルト>2機の空中発進可能、陸上車<コンバット・クルーザー>搭載。<オーシャン・ストーム>が大傾斜浮上して<トルネード>を発進させるシーンの波しぶきの表現が見事。
=>公式サイトファイアーストームショップ・ドットコム


西村屋トップメニュー>地球・海洋SFクラブ>地球・海洋SF文庫気楽にメッセ−ジ・ボードへ検索エンジン