なんだかいろんな題名をツギハギしたよな名前だなぁ。ひょっとして3人ゲストで来るとか? まさか。でも一人ぐらいは来て欲しいな。去年いやにまじめそうな企画だったけど、もう持ちネタを使い果たしたと言ってなかったっけ? いや(汗)、最近、地殻内超好熱性独立栄養微生物生態系(ハイパースライム)の存在が証明されたそうな。それに、主催者の一人が地球深部探査船「ちきゅう」、通称ゴジラ丸の運航会社に移って深海掘削に詳しくなったらしい。なんじゃそれ、さっぱりわからん。オレは人魚の話の方がいいんだけどなぁ。ベスト海洋SFの投票はあるの?オールタイム方式じゃ去年と変わらないかもよ。いや、去年は同率一位が多かったから、今年は決着を付けるぞ!主催者:地球・海洋SFクラブ
・7月20日の大会会場で、小澤さとる新作OVA「サブマリン707R」、SF大会のために特別に編集したデモ・テープを先行上映!
・2003オールタイムベスト地球・海洋SF結果発表。
=>?第42回日本SF大会公式サイト(T-CON)
(19日)
22:30〜:前夜祭延長戦(別会場に移動)
終日:あっと驚く自作ラジコン潜水艦の特別展示(東館1Fアートギャラリー)
「サブマリン707二世号」と「ジュニア707」、青の6号の「コーバック号(青の1号)」、海底科学作戦の「原子力海洋観測潜水艦シービュー号」、緯度0大作戦(1969年東宝映画)の「黒鮫号」
(2)13:30〜15:00(レインボーホール)
・地球科学の最新映像
i) ハイパードルフィンの新スーパーハーブ深海ハイビジョンTVカメラによる深海生物の映像
ii)「遥かなる地球の旅路〜21世紀における深海科学掘削計画〜」地球深部探査船「ちきゅう」建造中の姿などを紹介。
19:00:夕食、温泉
21:30〜23:00(西館1F竹1)
司会:藤崎慎吾(「クリスタルサイレンス」の作者)
・オールタイムベスト地球・海洋SFのノミネート作品の紹介
・Newしんかい論
米6096m潜水調査船「シークリフ」が1998年に引退し、4500m「アルビン」の後継船として6500m「New ALVIN」の議論が活発化している。中国でもロシアの造船所に7000m潜水調査船を発注するとの情報も。「しんかい」のパイロット、乗船研究者からの取材をもとに、あるべき深海調査船の姿を探る。
23:30〜1:00
・JAMSTEC工藤君明氏による「ウナギの行動戦略」(「ウナギの女王仮説」に注目)と「深海地球探査船『ちきゅう』」の紹介。
1:30〜3:00
・ハイパーSLIME(超好熱性の地殻内独立栄養微生物生態系)の存在は証明されたか?
深海底の熱水噴出域や冷水湧出域では光合成に依存しない化学合成生態系が発見されているが、海上・陸上由来の堆積物中に含まれている有機物を利用していたり、酸素を呼吸したりしている。堆積物深部又は地殻内にあって、有機物も酸素もない環境で生態系が存在しうるか?
・有光層の独立栄養生物(一次生産者):二酸化炭素ほか無機化合物と光によって有機化合物と酸素を生成。(植物プランクトンや光合成細菌)
・従属栄養生物:他の生物による有機化合物を栄養とし、酸素を酸化剤とする生物(大型生物を含む)。二酸化炭素と水を生成。
・熱水生態系の独立栄養生物:有機化合物が乏しい深海で、熱水噴出口からまき散らされる金属硫化物等の無機化合物を栄養とし、海中の酸素を酸化剤とする者、熱水由来の硫化水素を酸化剤とする者がある(独立栄養細菌を体内に共生させている持つシロウリガイ、チューブワームなど)。
・冷湧水(コールドシープ)生態系の一次生産者:有機化合物が乏しい深海で、堆積物から染み出るメタンなど古い有機化合物を栄養とし、堆積物中の貧酸素環境で生成する硫化水素を酸化剤とする(海中の酸素も利用する器用なヤツもいる)(シロウリガイなど)。
・地下高温岩石内の完全独立栄養生物?:有機物も酸素もない場所で、(高温岩石と熱水が反応して生成する?)二酸化炭素ほかの無機化合物を栄養とし、水素を酸化剤とする生物(小型)らしい・・・?
・オールタイム・ベスト地球・海洋SFの公開開票しながら、海洋SFの魅力を語る。
・展示ポスターのジャンケン配布。
地球・海洋SFクラブ(気楽にメッセ−ジ・ボードへ/検索エンジン)