主催者:地球・海洋SFクラブ
8/30(木) | 9:00-13:00 展示ホールAでN-con展示設営、会議センター3Fでベスト地球・海洋SF投票の設営、昼食 13:00-14:00”海底牧場707番地−正しい氷河期の起こし方”(511-512号室)、14:00-”恒星間旅行” 16:00-22:00 展示ホールA(入場無料)でN-con展示(一般来場者は19:00まで) |
8/31(金) | 10:00-12:00”ロバート・A・ハインライン: 彼が与えた衝撃”(302号室), 10:00-”太陽系外惑星の探索”(413号室) 13:00-16:00”JAMSTEC科学セミナー”(411号室) 16:00-”宇宙学の現状”(412号室) |
9/1(土) | 10:00-12:00”ハインラインがSFにもたらしたもの”(511+512号室) 16:00-18:00”ハッブル宇宙望遠鏡から見た宇宙”(501号室) |
9/2(日) | 10:00-”日本特撮の映像快感 映像がSFを語りだす”(301号室) 16:00-”惑星の軌道実験 Experiment Orbit of Planet”、”超光速飛行がタイム・トラベルになるわけ” |
9/3(月) | 11:00-12:00”火星探査:インサイド・ストーリー” 12:00-クロ−ジングセレモニー(メインホール、ベスト地球・海洋SFファン投票結果発表) |
8/29(水) | 9:00-18:00 設営(機材搬入) |
8/30(木) | 9:00-12:00 全館設営 12:00-20:00 オープン |
8/31(金)〜9/2(日) | 9:00-10:00 関係者入場、企画準備 10:00-18:00 オープン (9/2 18:00から撤収) |
9/3(月) | 9:00-18:00 撤収 |
・映像上映(展示ホールA 入口手前ミニシアター 80インチ相当スクリーン)
8/30(木) | 16:00-22:00 オープン (一般来場者は19:00まで) |
8/31(金)〜9/2(日) | 10:00-21:00 オープン (一般来場者は18:00まで) |
9/3(月) | 10:00-13:00 オープン |
・地球・海洋科学セミナー(8/31(金)、会議センター4F 411号室)
13:00〜 | 「深海生物学 深海生物のためのディープアクアリウム開発」 ”Extremobiosphere for Deep-Sea - Development of the Life-Support System DEEPAQUARIUM for the Maintenance of Deep-Sea Organismes under Hyperbaric Conditions” 三輪 哲也 JAMSTEC極限環境生物圏研究センター サブリーダー Dr. Tetsuya Miwa, Sub-leader of Extremophilic Organisms Research Group, Extremobiosphere Research Center, JAMSTEC/ Visit. Prof. of Maiji Univ. and Yokohama City Univ. 深海生物を捕獲し育てる苦労話。ディープアクエリウムのデザインがポケモンのモンスターボールを意識したというのが面白かった。 |
14:00〜 | 「初期生態系確立の場はどこか? −深海底からのアプローチ」 ”Where did the earliest ecosystem establish? - A view from an abyss.” 熊谷 英憲 JAMSTEC地球内部変動研究センター 海洋底観測研究グループ 技術研究主任 Dr. Hidenori Kumagai, Research Scientist of Deep Sea Observation Research Group, Institute for Research on Earth Evolution, JAMSTEC 生命誕生の解明にほぼ王手をかけた研究の紹介。カンラン岩が広範にわたって熱水と反応し、高水素濃度の熱水が噴出するメガムリオンという起源不明の海底のたかまりの下から水素酸化メタン生成菌がどうやら大ご先祖さまらしい。 |
15:00〜 | 「動的適応型モデルによる気象・気候予測シミュレーションへのチャレンジ」 ”Challenging to the weather and climate forecast simulation with dynamic adaptive model” 高橋 桂子 JAMSTEC 地球シミュレータセンター 複雑性シミュレーション研究グループリーダー Dr. Keiko Takahashi, Multiscale Simulation Research Group leader of Earth Simulator Center, JAMSTEC 大気大循環の中の降水現象のような異なるスケール、異なる支配方程式の現象を連結階層シミュレーションという手法でシミュレーションする。全球10kmメッシュのシミュレーションを目標として開発された地球シミュレータが、この手法で全球1.9kmメッシュでシミュレーション可能となった。予報円の扇形がない一直線の台風予測は鳥肌モノ。 |
地球システムのシミュレーションでは現在でもダントツの世界一である地球シミュレータがある海洋研究開発機構横浜研究所の見学会を実施。(案内:都築由浩さん)
気象、深海、地球内部、生態系など地球システムをテーマ又は舞台にした、売れない名作SFに光を当てるため、読んでいなくても投票できる「あらすじ紹介」付きという掟破りのファン投票。2002年の”ゆ〜こん”から始まって、今回で6回目。
当初は該当する新作作品が少なすぎてオールタイムベスト方式が中心だったが、徐々に増えてきて、2006年から新作部門中心のファン投票となった。うちオンライン作品・同人誌部門は、発表年に関係なく未受賞作品は毎年対象とできるため、ノミネートを続けていれば必ず受賞できるというお得な部門。
クロージングでは同時通訳が付くとは知らず、代理発表をお願いした方には日本語と英語の結果発表を長々とさせてしまった。有川浩(ひろ)さんを「ひろし」さんと紹介してしまったのも私の不注意でした。さらに表彰状と副賞、2006年分も含めてまだ送っていません。受賞者の皆さん、ごめんなさい。
現在と同じ人類の15万年にわたる歴史の中で乗り越えてきた氷期とは実際にはどんな世界だったのか? 考古学的には文明といえるのはせいぜい5000年前より以降だが、いまでは海面下に沈んでいる広大な大陸棚、スンダランドではそれが陸地だった最終最大氷期に豊かな文化が育たなかったのだろうか? このスンダランドを復活させるべくマッド・サイエンティストが海面を大幅に低下させるため氷期を人為的に引き起こすという設定。
これが意外に難しいことが判明。まず高度な超古代文明があったとしたら必ず大気中CO2の上昇や鉱物資源の枯渇、金属の廃棄物の痕跡などが考古学的に見つかるはず。この痕跡が見つからないことを矛盾なく説明できるか?
次に氷期を引き起こすためには現在の地球温暖化をまず止めないといけないが、世界がこれだけ温暖化防止に苦労しているというのに、どうすれば可能なのか? 太陽を人工的にシールドする方法では核ミサイルで容易に破壊できる。
まだまだアイデア不足だ。
(参考)与那国島の遺跡ポイント/Knutti, R., J. Fluckiger, T.F. Stocker and A. Timmermann, 2004, Strong hemispheric coupling of glacial climate through freshwater discharge and ocean circulation, Nature 430, 851-856(pdf)/IPCC/AR4/WG1 full report/M. Raymo - Data archive/Quaternary & Paleoclimate Research(Department of Geology & Geophysics, UW-Madison)
=>感想
庵野秀明、開田 裕治、長谷川正冶、林 譲治、藤崎 慎悟、増尾 昭一、宮武 一貴という、参加者がびびってしまうほどの著名な方々が審査に無償協力されている。
展示ホールAのど真ん中という絶好の場所を与えていただき、ありがとうございました。デザインコンテストのくせに、作品の貼り出し方がまったくレイアウトされておらず申し訳ない。せっかくの国際大会なのに英語の説明も用意できず残念。
次回は2008年11月1日東京辰巳国際水泳場で水中ロボコンと同時開催です。皆さんの参加をお待ちしています。
8/30(木) |
9:00-16:00 N-con展示設営 16:00-22:00 オープン (一般来場者は19:00まで) |
8/31(金)〜9/2(日) | 10:00-21:00 オープン (一般来場者は18:00まで) |
9/3(月) | 10:00-13:00 オープン 13:00-18:00 N-con展示撤収 |
展示ホールAの中央付近がN-con作品展示。
411号室がJAMSTEC地球・海洋科学セミナー。
フォワイエでJAMSTEC展示・グッズ販売(グッズ販売は土日のみか)