■謎−空想と科学の境界領域

地球・海洋SF(検索エンジン
 
2007年8月1日更新

 現在の観測・計測・分析技術では捉えることができない領域・現象はいくらでもある。既知の科学的知識だけで説明できないというだけで否定することは正しい科学のアプローチではない。
 特に地球科学の分野では、地動説にしろ、大陸移動説にしろ、恐竜絶滅小天体衝突説にしろ、雪球地球説にしろ、荒唐無稽と言われた学説がのちになって評価され、あるいは逆に、定説とされていたことが否定されることも多い。まっとうな研究者は、いろんな謎を解くには観測・計測・分析技術がまだまだ及ばないことをよく心得ている。
地球・生命の10大奇跡

 それでは、観測・計測・分析技術が及ばない謎・不思議現象は手をこまねいて眺めているしかないのだろうか?
 複雑系を相手にする場合、演繹法も帰納法も万能ではない。あるモデルを作り、それでシミュレーションした結果を観測データに照らし合わせてみて、もっともらしいかどうか("likelihood")、それによってモデルが実用的・有用であるかどうかを判断していくしかない。正しいか間違っているかというよりも十分実用的であるなら、それを土台に次のステップに進んでいくわけである。
 謎・不思議現象もこういうアプローチで取り組んでいくべきものと思う。

 謎・不思議現象の専門家の中に「現在の科学では説明できない」として科学的な反論・矛盾点の指摘を拒む人がいるとすれば、それも適切とはいえない。特に健康に関わる商品を「現在の科学では説明できませんが効果抜群です」として高い買い物をさせるというようなケースなどは要注意である。もっとも科学的に不十分なのに科学的であるとして商品を宣伝する場合の方が圧倒的に多いようである。

 以下は、謎・不思議・SFが大好き人間である西村屋が注目している話題を扱っているサイトである。

共感覚
=>脳の構造と共感覚および意識
=>SYNESTHESIA(N2's Homepage!)
=>人間の想像力とコンピュータ・シミュレーション
=>量子コンピュータ
=>心は脳で作れない?(馬場純雄)

超科学
 以下のサイトでも面白いのは飛鳥説への批判とそれに対する飛鳥氏の反論。飛鳥説が非科学的とする批判に対し、飛鳥氏が相手こそ「非科学的」と反論する。「科学的」と言うは簡単だが、真に「科学的」に推論・論証するにはどうすればいいのだろうか。
神坂新太郎の世界(コロさんのサイト。強制自転式銀河運動装置、生命制御装置、カミサカンデ)
Yogananda(ヨガナンダさんのサイト)>電源革命(α−genius)
不思議研究所(森田 健/モリケンさんのサイト。超能力)
超常現象研究最前線(No-Muさんのサイト。UFO、UMA、プラズマ、神秘主義、言霊、古代文明、心霊現象、神話など。飛鳥説がベース)
「飛鳥昭雄の大真実!?」の大真実(飛鳥昭雄さんのサイト。古関さんに対する反論)
マックスの夢世界(マックスさんのサイト)>超常現象を科学する(超能力を脳科学的に解明しようというスタンス)
望夢楼(長谷川@望夢楼さんのサイト、疑似科学、偽史の検証)
と学会公式ホームページ
日本臨界科學研究所(志水一夫さんのサイト。超能力、催眠、UFOなど。偽物の多い中で本物を探すスタンス)
飛鳥昭雄の大真実!? Part 2(古関智也さんのサイト。飛鳥昭雄批判ページ)
SF秘密基地(山本 弘さんのサイト。UFOの検証)
=>NeoさらだROOM(さらださんのサイト)>カムイ・ファイル(宇宙、地球、生命、遺伝子、ウイルス、進化、利己的遺伝子、地球外生命、ミステリー、怪奇現象、神様、宗教、霊の世界、未確認未知生物、大絶滅がテーマ。)

ルルドの水
 その水が持つ物理化学的性質による効果なのか、それとも人間の体、精神が本来持つ能力が引き出されるのか?
=>どうせ騙されるなら、思いっきり騙されよう!
=>水の話(お茶の水女子大学冨永研究室のサイト冨永研究室びじたー案内より。「水のクラスター−伝搬する誤解−」など必読! ついでながら、活性酸素などの話も参考になる。)
水の伝言
江本 勝「水は答えを知っている」

神々の指紋(グラハム・ハンコック批判)
 ハンコック氏はジャーナリストである。だから地球科学についてはよく誤解されがちなところを誤解しているけれども、考古学についての取材は凄い。こりゃさっそく南極氷床下のピラミッド探索プロジェクトを立ち上げなければと思ったものだ。
 一方、考古学方面の人々も、考古学についてはよく誤解されがちなところを誤解しているけど、地球科学についての取材は凄いと思ったのではないだろうか。ところが事実は、地球科学も考古学も引用の改ざんが多々ある悪質なものだった。
 ではフィクションとして秀逸では、と思ったら、雑誌「ムー」の愛読者たちに言わせると、全部が過去に唱えられてきた説の焼き直し。オリジナリティーはひとつもないとの酷評。
 しかし、その当時、この「神々の指紋」の世界的ヒットを地球科学の予算要求に利用したものだ。この地球の気候システムでは、高度な文明が滅びるほどの急激な環境変動が数千年オーダーで起きてきた可能性があるからだ。
グラハム・ハンコック公式サイト
グラハム・ハンコック日本オフィシャルサイト
・(行方不明)「神々の指紋」−真実か?デタラメか?−(ヤギさん)
春田館『神々の指紋』批判のページ(みふるだーとさん)
「神々の指紋」の超真相(原田 実さん)
・望夢楼>神々の疑問その1 いったいどこが正確な地図!?─南米大陸とつながった南極大陸、巨大な南極大陸─
『「神々の指紋」の超真相』(原田 実さんによる「神々の指紋」批判本の書評)
『神々の指紋』と『創世の守護神』の嘘を暴く(T.Kimuraさんのサイト)

 さてどのような部分が引用文献の改ざんかというと、
・マンモスの胃の中の未消化な植物が温帯でしか育たない種類だった。→現在のシベリアでも育っている。
・ある遺跡を覆った溶岩の年代が古い。→比較的新しい。

恐竜の謎
 映画「ジュラシック・パーク」では琥珀に閉じ込められた遺伝子をクローニングして現在に蘇らせるが、9600万年の間に遺伝子はどこまで壊れずに残っているものか。永久凍土に凍結された2〜3万年前のマンモスの死体ですら、凍結時に遺伝子が損傷してしまって、現在に蘇らせることは相当難しいようだ。
 我々は今のところ恐竜のことを地層に残された鋳型からでしか窺い知ることができない。もしかして宇宙を彷徨っていた自己複製可能なナノマシンと地球生物が共生した生き物だったとしても、その真偽を確かめることはできないのだ。
=>No-Muさん>重力増加と恐竜
=>「ジュラシック・ミステリー恐竜絶滅と重力」2002、権藤正勝、学習研究社
=>meltdownちょっと小話巨大恐竜は立ち上がれたのか???1億年以上も続いた『恐竜時代』終結!
Ted Holden
=>恐竜は動けなかった?
=>ラミアンプトン(すこやか細谷さんのサイト)>アスカ・ザ・バイオロジー(飛鳥昭雄説のうち生物関係の検証)>氷河期の謎とポールシフト
=>「さよならダイノサウルス」R.J.ソウヤー
=>THE G-FILESジュラシック ミステリー
=>恐竜の楽園(水上輝夫さんのサイト)
=>恐竜パンテオン(パンテオンさんのサイト)
=>古世界の住人(川崎悟司さんのサイト)
=>恐竜データ集(チョビ之助さんのサイト)
=>SITE-NO-DI(恐竜図鑑。小宮木みつせさんのサイト)

遺跡全般
 現在の人類、すなわち現代型ホモサピエンス(ホモサピエンス・サピエンス)の最古の化石は10万年以上の過去である。人類が狩猟・採取生活から農耕生活に移行し始めたのは約1万年前に氷期が終わり、安定した気候になってからのように見える。
 それより以前に気候が1万年以上安定していた時期、あるいは地域はなかったのだろうか? たとえば現在よりも海水準が150mも低かった氷期のインドシナ・インドネシアの大陸棚はどうだったろうか? あるいは10万年前の間氷期はどうだったのだろうか? もしそんな時期・地域が過去に存在したなら、現在のような文明が築かれたとしてもおかしくないのではないか。
=>Great Bridge(世界の遺跡案内ほか、大橋 隆さんのサイト)
=>(行方不明)秘境の謎と文明
=>「世界の不思議?」探索の旅(「宇宙」と「超古代史」と「霊的世界」を求めて! 浅川嘉富さんのサイト)

 ●モアイ
=>イースター島のモアイ像(Mr.なべさんのサイト)
=>Great Bridge>イースター島へようこそ!!

 ●ギザの大ピラミッド
望夢楼>ピラミッドと円周率

 ●ミステリーサークル
=>大日本定刻新聞(編集長:古賀宏之)>Peaple making mistery!!
=>coolkoh()

 ●ストーンヘンジ

 ●インカ帝国
=>Great Bridge>ナスカの地上絵

 ●メキシコ、ユカタン半島のチチェン・イツァ("Chichen Itza", マヤの遺跡)
=>チチェン・イツァにようこそ(ジャガーの神殿、カスティーリョ/ククルカン/ケツァルコアトルの神殿、戦士の神殿、球技場、カラコル/天文観測所)

 ●メキシコのテオティワカン(太陽のピラミッド)
=>Teotihuacan
=>浅川嘉富さん>テオティワカン遺跡(太陽のピラミッド、月のピラミッド、城塞、城塞の中のケツァルコアトルの神殿/ピラミッド、ケツァルパパトルの宮殿、ジャガーの宮殿)

 ●カンボジアのアンコールワット

 ●与那国島の遺跡ポイント
与那国海底遺跡博物館(新嵩 喜八郎氏の私設博物館)
Wonder沖縄(沖縄県のデジタルアーカイブ整備事業)
与那国島海底遺跡 調査団((財)沖縄観光コンベンションビューロー)
与那国島海底遺跡 潜水調査記録
サンニヌ台、軍艦岩、立神岩
最高峰宇良部岳の巨石
与那国島の海底遺跡はいつできたのか?
与那国島の海底遺跡を考察する(2ちゃんねる過去ログ)
遺跡に関する新聞記事
滝面の地形 観察例地形・地質と斜面崩壊の関係
三国岳−笹ヶ峰地区由比の地すべり
私の旅行記

方状節理
cubic joint
長野県上松町の寝覚ノ床その2その3領家帯花崗岩質岩の割れ目淡路市塩尾、領家帯の2つの花こう岩南小国町の滝南紀白浜天狗の逆層スラブ〜畳岩ノ頭
柱状節理
columnar joint
柱状節理と板状節理層雲峡味取の玄武岩柱状節理須佐町畳ヶ淵Columnar jointColumnar jointColumnar jointColumnar jointColumnar joint河津七滝
安山岩:鹿沼市福井県福井市鉾島御嶽山(厳立)北海道支笏湖アイルランド Giant's Causeway
板状節理
platy joint
五色台の讃岐岩質安山岩水俣市 長崎 なべ滝長野県松本市の美ヶ原板状節理の安山岩米国ヨセミテ
放射状節理
radial joint
放射状節理(北海道根室市花咲の車石)島根県島根町加賀桂島根室車石
半球面レンズ状節理鳴川(なるかわ)安山岩
層理
bedding stratification
高知県三崎層群のストーム堆積物堆積作用と堆積環境日本堆積学会TOP画像履歴地層の部屋島根県唐鐘累層堆積成層理面
堆積岩の階段状地形与那国島:遺跡ポイントメインテラスその2その3その4サンニヌ台宇良部岳にある階段状地形

それ以外:須佐ホルンフェルス(火成岩の貫入による変成を受けている?)/その2Fractures, Joints, and Veins

 ●ナン・マドール
=>ナン・マドール遺跡ポンペイ情報より、塚田 清実)
=>ナン・マドール遺跡グレートブリッジより)
=>ナン・マドール遺跡ミクロネシア連邦の島々にようこそ
=>ミクロネシアの伝説・神話ナン・マドールの歴史と伝説ハワイの伝説と神話より)
=>ナン・マドール−Nan Madol−楽園マニア

ニセ科学
 血液型による性格判断など、科学的に見せかけた非科学=ニセ科学にはうんざりする。性格判断は家族構成で論じる方がまだマシ。それすら一人っ子にもいろいろあるし、長男/長女にもいろいろあるだろう。
 血液サラサラ、人間の皮膚呼吸、気功、マイナスイオン、アルファ波はどちらかな?

=>擬似科学(Wikipedia)
=>ニセ科学シンポ


■メモ:矢追純一(UFO)、深野一幸、エリザベート(光本富美子、コンタクティー)、窪田登司(相対論)、三上晃(植物)、関英男(念波天文学)、政木和三、竹内久美子(利己的遺伝子)、小牧久時、林俊平・和子、天照国彦、宇野正美、武田了円、小石泉、太田竜、東山陽介、五島勉、イブキ友也、榎本天法、広瀬謙次郎、大川誠市、橋野昇一、原田常治、川尻徹、万師露観(小島露観)、清家新一、あすかあきお、コンノケンイチ、大槻義彦(プラズマ)、山田久延彦、ドクター中松

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