■2011年日本SF大会(どんぶらこん2011)−海洋企画

主催者:地球・海洋SFクラブ

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2011年8月31日更新

=>第50回日本SF大会(ドンブラコンL)公式サイト(2011年9月3-4日)/タイムテーブル

企画紹介
【9月3日(土)】

10:30 ベスト地球・海洋SFファン投票とセカンドライフ実演の設営
11:00 開会式・星雲賞授賞式
13:00 「3D仮想空間セカンドライフの中のワンダーランドを探検しよう!」(3Fロビーの南側、エレベータホール西側、配置図

 セカンドライフをリハビリに活用する取り組みをされている(有)アイ電気のご協力により、SF大会参加者の皆さんに仮想空間内をご自分で探検していただけます。

15:00 1002会議室の設営開始
17:00 「センスオブワンダーランド・ツアー part.2」(1002会議室
出演者:西村 一、総合司会SHAUSOUL、企画Kenny Frequency、撮影Mayasa Tomsen、ゲストyumix Writer、AXELA、よしくん、吉田 徹、Setsuna Hirano、ハンク、Cyan Qinanほか
 3D仮想空間Second Life(SL)はオンラインゲームではありません。簡単に言えば、ユーザー自身でファッションや生き物や数百mを超える規模までの造形を楽しみ、ダンスやライブコンサートなどのパフォーマンスを演じ、現実を模した、あるいは現実にはない世界を創り出し、さらに現実世界にある障壁を越えてユーザー同士が協力し、現実世界では困難なことを成し遂げることができるワンダーランドです。

 SLのリージョンシミュレータはかなりの物量の静的オブジェクトをリアルタイムでレンダリングできます。それに対し、人の身代わりであるアバターを一地域内でリアルタイム処理できる人数は多くありません。つまりSLとは、人口60万人程度の惑星上に、人口20人の村が約3万あるというイメージに近い。つまり現実世界の商品を不特定多数に売ろうとして現実世界の繁華街をSLに作ってもゴーストタウンになってしまう。その結果、SLでウェブと同じような効果を期待した企業があらかた撤退したのも当然のことです。

 ところがそれでSLを運営しているリンデンラボ社が経営難になっているかというとそうではなく、2008年ごろにSLバブルが崩壊して減少した地域数もおおむねピーク時に復帰しており、SL内での取引額は増加の一途をたどっています。その結果、リンデンラボ社は非営利機関に対するディスカウントを廃止するなど、ついに実験モードから営業モードに移行したようです。

 ただしグラボ付きPCとフルハイビジョンなモニタがないと十分な魅力が味わえず、GoogleやYouTubeやAmazonなどの規模には2ケタ以上差を付けられていることと、過去の悪いイメージに引きずられて、このクリエイティブな世界がメディアに無視されている状況です。今回も前回に引き続いてSLの住民たちとコラボし、このセンスオブワンダーな世界の魅力と可能性の一端を伝えたいと思います。

 今回はSLで初めて可能となったコラボレーションと創作活動の実例を紹介することとします。

17:00-18:00 仮想空間のバリアフリー性とプロジェクト起こし
仮想空間のバリアフリーな特性を活かして社会的弱者の相互支援活動を行っているYumix Squareを主催し、ご自身も聴覚障害者であるYumix Writerさん、筋ジスの筋ジスと闘病中の加川よしくにさん(アバター名筋ジスと闘病中の加川よしくにさん)、仮想空間のリハビリへの活用に取り組んでいるアイ電気の吉田 徹さん(アバター名Toru)をゲストに招き、仮想空間でのプロジェクト起こしについて語っていただく。

18:00-18:50 創作ダンス集団であるClub Imageをゲストに招き、創作ダンスを踊っていただく(旅人及びAimerを検討中)とともに、仮想空間における創作活動について語ってもらう。

19:00 「センスオブワンダーランド・ツアー part.2(続く)」
(パーティーの時間でもあるので、実施するかどうかは要検討) 探検編
JAPAN DREAM KENJIN A(昭和の町並みを再現)

*Empty Universe* in SecondLife


空宙少女 Girls in the SKY - 予告編


NEVER GIVE UP JAPAN

 

【9月4日(日)】
09:30 「地球シミュレータは電気プランクトンの夢を見るかPart.2」(1002会議室
 JAMSTEC地球シミュレータセンターの渡邉國彦センター長をお招きして、ベクトル機vs.スカラー機の仁義なき戦いについてざっくばらんに語っていただきます。
 一番でなければならないものと一番ならば良いというわけではないという話として、初代地球シミュレータのリプレース機として2008年から運用開始したNEC SX-9/E、8割の完成状態でスパコンランキングのトップとなった「京」の話、さらにその先への期待についてもお話しいただきます。
 セカンドライフ内に実物大で再現された地球シミュレータES2を紹介。

11:00 「3D仮想空間セカンドライフの中のワンダーランドを探検しよう!」(3Fロビーの南側、エレベータホール西側)

15:30 各賞授賞式・閉会式


【9月3日−4日両日】
●「ベスト地球・海洋SFファン投票」(ディーラーズ・ルーム/一般公開エリア)
   例年行っている海洋SF大賞を決める投票。2002年に開始して以来、ついに10回目の投票となります。今回の新作部門は上田早夕里「華竜の宮」をはじめ国内小説では秀作が目白押しです。  またオールタイムベスト部門は、東日本大震災の犠牲者への追悼と復興への願い、そしてご逝去された小松先生への感謝の想いを込めて、小松作品に触発されて破局的な地震・火山・津波とそこから立ち上がる人々を描いた作品からベスト5を選びます。
 例によって読んでいなくてもあらすじを読んで投票できる親切なファン投票です。
 ノミネート作品はこちら


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