■無人探査機整備場

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2003年6月16日更新

1万m級無人機「かいこう
・1万mの水圧の凄さ
「かいこう」誕生物語

テザーケーブル式重作業用3000m無人機「ハイパードルフィン
・カナダInternational Submarine Engineering LimitedHYSUB 75
=>詳細
・テザーケーブル式無人機(ROV)は、ケーブルで電力を送れ、光ファイバーでリアルタイムで操縦できるので、海底での高度な作業や高解像度の撮影に適している。
・海底に設置した地震計などは、通常は音響切り離し装置により遠隔で浮上させる。すると、海底にはシンカー(重り)が残る。底曳きなどの漁場で地震観測が必要な時は、ハイパードルフィンで直接シンカーごと回収してしまう。

・高感度ハイビジョンTVカメラを備えている。電子のなだれ増倍現象を利用した新スーパーハープ方式撮像管(HARP:High-gain Avalanche Rushing amorphous Photoconductor)で、通常のCCDカメラの約100倍の感度。深海カメラの開発はNHK放送研究所とJAMSTECの共同開発。HARP撮像管の開発には日立国際電気や浜松ホトニクスなどのメーカーが協力している。
・照明も当て方も工夫されている。カメラの位置から照明を当てると、マリンスノーで反射して見にくくなるので、ハイパードルフィンでは、左右に展張したアームの先から照明を当てるようにしている。
・ハイビジョン化すると、被写界深度が浅くなって、頻繁に焦点合わせをする必要があるが、高感度なので絞りを絞り込めるため、奥行きのある映像を撮ることが可能。
・すでに暗視能力としては人間の目を越えているが、解像度と視野の広さでまだ人間の肉眼に負けている。あともう一息で逆転するかも知れない。そうなれば、狭い耐圧球に乗り込むより、船上で大きな画面を見る方がよい時代が来るかも。

掘削孔観測システム「べんけい」
 深海掘削船が海底に掘った穴を使って、極めて高精度な地震観測や地殻変動に伴う諸現象の観測を行うシステム。


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