米海事博物館に展示されている3746号艇(バージニア州ニューポート・ニューズのマリナーズミュージアム)■西村式豆潜水艇とは?
- 「西村式豆潜水艇」とは、一民間人である西村一松(いちまつ)氏により1929年に建造され、世界で初めて海中調査及びサンゴ採取に使用された潜水作業船です。
同種の潜水艇としては、1859年にイタリアのモントゥリオールがサンゴ採取を目的として建造した画期的な潜水艇「イクティネオ号」がありますが、残された資料を見る限り、実際に海中で調査・作業を行うのは難しかったと想像されます。
本サイトは、歴史に埋もれた西村式豆潜水艇とその発明者である西村一松氏の功績に光を当てるために開設したものです。一松氏と豆潜水艇について何かご存知のこと、お気づきの点がありましたら、西村までお知らせください。
- ■西村式潜水作業艇史
- 著者:西村英二、出典:「戦前船舶」(発行:戦前船舶研究会 会報編集部 遠藤 昭→公式ホームページ)
目 次
この貴重な資料は戦前船舶研究会のご了承を得て公開するものです。本資料は、西村一松氏の甥である西村英二氏(故人)が執筆。その原稿の扱いを戦前船舶研究会に一任し、同研究会が再編集して「戦前船舶」として出版した経緯から、その著作権は実質的に戦前船舶研究会にあると考えています。
西村一松氏の子孫の方の意向としては、西村英二氏の甥である西村治朗氏(西村一松氏の義父である西村惣四郎の曾孫にあたる)より公開することの了承を得ています。
(ホームページ化:西村 一(西村屋)、テキスト化協力:芹沢尚敬 (文中※印を付した注釈は西村 一による。)
- ■西村式豆潜水艇第一号の雄姿
- (出典:「国際写真情報」(国際情報社)昭和11年10月1日号(第15巻第10号)より)
- ■西村式豆潜水艇第二号の雄姿
- (出典:横浜造船所「新造船写真史」。提供:三菱重工業株式会社。クリックで拡大)
- ■関係情報・リンク
- 潜水船開発の変遷(山田海人、西村 一)