■新サブマリン707教室

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2001年11月21日更新

■支援システム
 ●「レスキュー・チェンバー
 洋上の支援船から釣り鐘型の救難装置を吊り下げて、潜水艦のハッチにドッキングさせる装置を「レスキュー・チェンバー」という。
 707一世も潜水艦救難艦「ちはや」のレスキュー・チェンバーのお世話になっている。ムウ潜隊には、なんと、レスキュー・チャンバーを装備した救難潜水艦、401-Lがあって、レッド大佐が救出される(復刻版4巻p.256)。

 ●「DSRV」(Deep Submergence Rescue Vehicle)
 「レスキュー・チェンバー」は海上からケーブルで吊り下げられるため、波、風、潮流などの海象条件が厳しいと、思うところにチャンバーを降ろせず、ドッキングも困難になる。
 これに対し、潜水艦のハッチとドッキングする機能を備えた救難潜水艇を「DSRV」という。当初は水上船舶により運用されていた(米海軍のピジョンなど)が、米国では潜水艦の背中に乗せて運用するようになった。これによって洋上がいくら荒れていても救難が可能となった。
 青6では、コーバック号一世が、空輸されたDSRVの世話になっている(復刻版下巻p.44)。

■武器
 ●「ホーミング魚雷」と「デコイ
 相手潜水艦の推進器の音を追尾する魚雷を「ホーミング魚雷」という。ホーミング方法として、パッシブ・ソナーを備えて自動追尾するものと、有線により誘導するものがある。
 ホーミング魚雷の追尾を引き付けるための疑似音響・騒音を出す囮(おとり)を「デコイ」という。
 707では、ホーミング魚雷を防ぐ手段として、液体金属で音の反射を混乱させる「メタリック・リキッド」、銀紙のようなものを流して音響を撹乱する「ソナー・ブラインド」、泡によって音響を撹乱する「エム・ホーム」と「SM」、超音波で魚雷や機雷を自爆させる「サウンド・ピック」、青の6号では賑やかな音で相手を撹乱する「オトキチ」という架空の手段が登場する。

 ●Mk48−ADCAP
 最新の魚雷。速力60ノット強、ポンプジェット推進。長さ10マイルの誘導線を収納する。

 ●「ライナー」、「サンダーロック」、「対空ロック」、「ホーク」
 707二世の武器。海中及び海上の両方で使用できる対艦用ロケット弾が「ライナー」、側方に向かって発射された多数のロケット弾が上下に蛇行しながら進んでいく「サンダーロック」、海上での対航空機用ロケット弾が「対空ロック」、漫画では最後まで登場しなかった「ホーク」。

 ●「モビー・フライト」、「セイロ・ロック」、「トンボウ・ホッグス」
 707に登場する正体不明のモビー・ディック号の搭載飛行機が「モビー・フライト」(復刻版5巻p.117)、セイルから水上発射される対艦ロケット弾が「セイロ・ロック」(同p.158)、DASHタイプの無人対潜ヘリが「トンボウ・ホッグス」(同p.148)。そのほか、長距離水上ロケット弾(同p.199)、船底から降ろす深海カメラ(同p.100)を持っている。

 ●「ビッグロック」、「スタンピート」、「オトキチ」
 青の6号一世の武器。海中で発射し空中を飛んで攻撃する対艦用ロケット弾が「ビッグロック」(復刻版下巻p.117)、よく分からない「スタンピート」、とんでもない音響でホーミング魚雷などを撹乱するのが「オトキチ」。

 ●「アントロック」、「スクリューパンチ」
 青の6号登場のノボの武器。対艦用ロケット弾が「アントロック」、相手艦の後方から推進器を破壊するのが「スクリューパンチ」

 ●「超音速魚雷」
 魚雷全体をスーパーキャビテーションで覆うもので、なんと時速数百km〜水中での音速(時速約5400km)だと。
=>謎の新兵器 超音速魚雷(日経サイエンス)

(続く)


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