西村屋トップメニュー>小澤さとるのUndersea Would>新サブマリン707教室(気楽にメッセ−ジ・ボードへ/検索エンジン)
音響測深機によって、オキアミなどの動物プランクトンが密集した層を捉えることができる。この動物プランクトンは、昼間は100mぐらい、夜間は数十mぐらいという鉛直行動を行う性質があり、深海(音波)散乱層(DSL:deep scattering layer)、俗に「ゆうれい海底」や「まぼろしの海底」という。
小松左京の「日本沈没」ではバチスカーフ<わだつみ号>が日本海溝底で幽霊海底を発見する。「707F」でも日本海溝底でマリンスノーの滞留層による疑似海底「ミルキーウェイ」が登場するが、もっと凄いことにディープ・サンダーが荒れ狂って生命誕生の場となっている(707Fの5巻p.225-226)。
それらに対して、オハラエビ類、コシオリエビ類、ユノハナガニ類、フジツボの仲間、ヨコエビ類、カイアシ類はプレディターといって、体内にバクテリアを共生させているわけではなく、他の生物を捕食している。
ゴジラ/ゴジラ2("Godzilla"、オレゴン沖)/モスラフィールド("Mothra Field"、ファン・デ・フーカ海嶺)/ロストシティ(炭酸塩チムニー)/ロストシティー2/TAG/"Endeaver Field"/レインボー・サイト/カイレイ・フィールド
SF世界の海のモンスターとしては、アーサー・C・クラークが大イカ好きなのは有名な話らしい。このほか、大タコ、半魚人、白鯨、大海蛇(シーサーペント、田中光二の「怒りの大洋」三部作に謎のまま登場する。カッスラーの「殺戮衝撃波を断て」)、巨大サメ(ジョーズ、メガロドン)がオーソドックスなところ。
新しいものとしては、「腐海」の渦鞭毛虫の新種「フィステリア・ジャンカージ」、ユニークなのは「ソリトン」の悪魔のソリトン生物(サーペント)、大石英司「深海の悪魔」の「スピードフィッシュ」、星野之宣の海藻「アルガ」。
チューブワームに触発されたモンスターとして「リバイアサン」と「ザ・グリード」がある。