君も作ろう、海中観測グライダー

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■海中グライダーに働く力
 ここで海中グライダーに働く力を考えて見ましょう。

【水中に沈める−その1】
 お風呂に沈めた状態でちょうど水平になるようだと、そのままゆっくりと沈んでいき、前進することができません。


【水中に沈める−その2】
 今度は、胴体下面のオモリを前に、胴体上面の浮力材を後ろにずらします。するとグライダーは沈みながら頭を下げはじめ、もし翼がなければそのまま逆立ちになって沈んでしまいます。
 ところが翼があるおかげで、翼に流れが斜め下から当たるようになり、揚力が発生します。これはグライダーの頭を上げる方向に働きます。降下速度が増えるに従い、揚力が増大し、グライダーの頭は下がらなくなり、浮力、重力、揚力が吊り合って安定して滑空するようになります。



 もし揚力が増えて頭が上がりすぎると、グライダーが水平に戻って前進しなくなり、すると揚力が減ってまた頭が下がって滑空しはじめる・・・ということを繰り返します。そんな場合は翼の取り付け位置を少し後ろにずらします。


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