この頃は寒風の強い日と穏やかな日が交互にやってくる。
暖かい日の瀬戸内は決まって霧が出て、すると外国船が衝突事故を起こし、保安部に止められて四国側の港に入ってくるがお決まりのコースである。どういうわけか対岸の岡山、広島の方には行ってくれない。
こうした海難船は積み荷最優先なので修理もせずに目的地に行こうとするため、検査官に損傷状況を見に行ってもらい、ひどければ改善勧告書を出す。それでもドックが空いてないと泣き付いてくるので、応急修理だけでもさせるために条約に基づく技術基準適合命令書を交付し、直さなければ保安部に止めてもらうぞと脅す。船長も雇われで直したくても会社に頼めないので、命令書を出さないと収まらないわけである。
今年はこうしたケースが5件にもなり、英文の命令書の作成も大変で、パソコンでWORDSTARのスペルチェック機能とCORRECT GRAMMARの力を借りて作成し、あとは相手の船長に添削してもらうこともある。応急修理なので次の港の運輸局からも迷惑がられるなど、関係先との連絡も面倒である。
一方、風の強い日は高速艇やフェリーが瀬戸大橋に対抗するために無理な出港をしがちである。瀬戸大橋は「最大」風速20m/秒で通行禁止になるが、フェリーは「平均」風速20mで運航停止なので、橋が渡れなくともフェリーは動くというのがうたい文句なわけである。
先日も高速艇が風速16〜17m、波高2〜3mのなかで運航して前面窓を壊す事故が2件続き、地元マスコミが技術基準に問題があるのではと騒ぎたてる。高速艇というものはそもそも波があると先ず乗客が参ってしまうのでそんなに速力は出せないはずで、船型改良が進んで波の中でも走れてしまうようになってきたことも一因のようである。
機関にも負担を掛けているのか、高速機関の損傷事故も3件起きている。
このように海難が立て続けに起こるが、これでも県内に金刀比羅宮(こんぴらさん)という海の神様があり、6月頃に、皆で金を出し合って5千円のおふだを買ってきてもらって職場に祭ってあるのだが、効果は芳しくないようである。
以上、ネタ不足のため、禁じ手の仕事ネタですみません。
女房は最近「徳永英明」に凝っていて、暇さえあればCDラジカセを鳴らしており、その合間を縫って子供らが"ドラクエV"をやっているが、ここしばらくはCDラジカセが修理にでたおかげで、静かさが戻り、ひさしぶりにカウント・ベーシーのビデオ(BASIE IN EUROPE)をじっくり見る。
演奏の間ずっと音合わせせずにいるのが不思議で、なぜそんなことが可能なのかよく見てみる。曲の大部分はベーシーのピアノでスタートしているので管はそれにピッチを合わせて吹いているのだろうが、管楽器からスタートする曲も"Jada"、"Easy Living"、"Freckle Faces"、"Discomotion"の4曲ある。
そこで気付いたのは、"Shiny Stokings"が終わった直後(ベーシーの挨拶が始まる直前)にピアノのAとCの音を鳴らしており、しばらく挨拶した後、もう一度ベーシーが"Jada"の最初のメロディーを軽く口ずさんでから、サックスの一人が合図してアンサンブルが始まる。
おもしろいのは、ピアノで叩いたAとCはまさにメロディーの出だしの音だが、ベーシーが口ずさんだメロディーは少し音がはずれている。管楽器はベーシーの歌のピッチに惑わされることなく正しいピッチでスタートしたわけである。
続けて"Easy Living"も管楽器から始まるが、ベーシーの仕掛けは見つからない。ただし、この曲は"Jada"と同じ F majorである。
さてギターとベースはいつピアノとピッチを合わせているのかは分からなかった。ベースはピアノの真横におり、管楽器とはドラムを挟んで反対側に位置するので大丈夫なのだろう。
ギターについてはおもしろい話があって、SWJO も11月3日の本番でもギターの音が聞こえるように調整できなかった。その点について、メンバーの中に"BASIE IN EUROPE"の頃ヨーロッパでベーシーを聞きに行った人がいて、そのとき聞き込んだ話によると、ギターのフレディー・グリーンはストロークを強くしても大丈夫なように普通より太い弦を張って、弦高も高くしているのだそうだが、他のメンバーは、「フレディーの音が客席に聞こえるように吹いてやっているのだ」と言っていたそうである。
昨年の末頃、ノートパソコンのフロッピーディスクドライブ(FDD)に突っ込んだフロッピーが抜けなくなり、よく見るとFDD入口の縁が欠けている。さっそくNEC商品サービスに行った。するとなんてことはない。フロッピーのラベルがはがれてくっついたために抜けなかっただけだったが、縁の欠けたFDDは取り替えてもらうことにした。
お姉さんから「落とされたことはないですか」と問われ、そういえば、3ヶ月ほど前に肩掛けカバンの金具がはずれてゴトンと落としたことがありました。
部品をとりよせ後、取替えてもらったが、無償だったので助かりました。
話は変わって、仕事場では窓を背にしているため液晶画面に空が映り込んで見づらい。白黒反転すると神経が落ち着くような気がしてしばらく黒画面を試していたが、だんだん辛気臭くなってきたので、元の白画面に戻した。
その後も疲れ目(左目の視力低下)がひどいのでとうとう眼科に行ったが、測ってみると矯正視力は両目とも1.0で異常がない。あれこれ調べた結果、眼鏡の枠が変形しすぎてレンズの中心と目とがずれていたことが原因と言われた。半信半疑で眼鏡屋で枠を直してもらったが、まだ左目が見えにくいものの、大分ましになった。
正月休みはNS/TのACアダプタを家に持ち帰るのを忘れたので原稿書きはあきらめ、大阪にはギターとスーパーファミコン(スーファミ)を持って帰省したが、今度はTVとスーファミの接続コードを忘れ、おかげで、目がよく休まった。
出勤してみるとアダプタが見つからず、どうやらなくしてしまったらしい。
さて、原稿が書けないので、やむにやまれずファミコン用アダプタをつなぐと、10分使って10分休むのを繰り返していないと低電圧警報が鳴ってしまって使い物にならない。
次に、キャノンのプリンタBJー10のアダプタの方が電圧が高くて安全側なので試したが、NS/Tの接続穴が小さくて入らない。あきらめかけたがもう一度よく見てみると、ハードディスク挿入口のカバーをはずしてしまえば接続でき、問題なく連続して使えることが分かった。
といういきさつで遅くなりましたが、四国だよりもNSOニュースにふさわしい内容か否かは二の次にして、とにかく続けたいと思いますので、本年もよろくしお願いします。
ずいぶん長らく休載していましたが、ぼちぼち再開します。今回から、地元ビッグバンドSWJO のその後を紹介をします。
SWJO の強みは、なんといっても香川県にこれしかないという点である。その結果、元学生ブラバンなどのコンマス/バンマス経験者が複数いるので企画力が強い。なんせ県庁も、若者の地元定着のため魅力ある郷土作りのために支援していることもあって、演奏機会も多い。
また、高松にライブハウスがたった一つしかなくて(最近ようやく2つ目の店が出来た。)それも週2回しかライブがないので、時間の余裕があるセミプロ?のコンボがリズムセクションの助っ人になる。聞く者には勉強になります。
そのコンボ(スゥィンギン・ワンダーランド・スペシャル・コンボ)のメンバーを紹介すると、
ドラムのHさんは、去年の夏頃は16ビート気味だったが、その後違和感が少なくなった。といっても、4ビートというよりはシンコペーションとビートがたっぷり利いたメロディー楽器という感じ。ドラム・セットのそれぞれの音程の違いをうまくつなげていて、それが管楽器群と絡み合って利き惚れてしまう。特にアンサンブルとぴったりシンクロするとバンド全体が輝いたようになるのが凄い。これを聞くと、ドラムは4ビートをベースとギターに任せてしまってむしろ管楽器側の一員して演奏する方がいいと思ってしまう。
ウッドベースのNさんは、ビブラートを全く掛けないのにピッチが合っているという名人です。本当はトゥイ〜〜ンという感じに音色を出してほしいと思いますが、とても部外者としてはセミプロ?に注文できません。といっても、このベースの音がビッグバンドとしてよく聞こえるかというとそうではなく、アンプを上げるとハウリングが起きてしまうなど音量/音質調整に苦労している。
ピアノのKさん、この人もうまい。タッチが強くてチャイコフスキーの"ピアノ協奏曲第1番"が弾ける。曲と曲の間の司会中にイージーリスリング風BGMを流せるのも心憎い。
この3人が常にリズムセクションにいればSWJOは最強なのだが、普段の練習はアマチュアのメンバーがリズムセクションを担当していて、本番でも、セミプロとアマチュアが交代でリズムセクションを担当する。