普段の練習は、アマチュアロックギタリストのTさんがエレベーを弾き、ジャズは2年目というバンマスの奥さんがピアノを弾く。
ギターに慣れている人がベースを弾くとどうしても重くなってしまう。そもそもベースがマイペースで弾いてドラムがそれに付いてくれば問題ないはずだが、太くて張力の強い弦だと指が引っ掛かったりして一音ずつの音量が一定していなかったり、4拍目だけが詰まり気味になったりもする。
遅れ気味だと言ってやったら、今度はドラムを追い越してしまう。自分がベースを弾いてたときと同じだなあとニンマリしつつ、ベースがドラムと管楽器の間だと自分の音がほとんど聞こえないから、ドラムと反対側に移ったらという話なんかをする。
ベースが他のメンバーによく聞こえていればいいのだが、普段の練習場所が狭くて反響が大きいためか、ハウリングしやすく、モニターで音をメンバーの方に返すのも難しい。練習ではコード進行が不明になってソロがどこを吹いたらいいのか見失うこともある。ほかのドラム、ピアノ、ギターがコード進行をうまく表現していればそんなことは起きないはずだが。
ギターのささやんは、依然として"ベーシー・ストレート・アヘッド"のイントロ部分だけは聞こえるが、あとの曲は全く聞こえないという状態が続いている。ギター、ベース、ドラムがどのようにリズムを合わせるのか、しっかり耳に焼き付けておきたいと思って練習を覗きに行くのだが、本番で別個にマイクを取ってエンジニアが音量調整する場合でもうまく聞こえない。エンジニアがフレディー・グリーンの音色を知らずに音量を押さえこんでしまうのか、そもそも本人のストローク自体が弱すぎて調整が難しいのか・・・。
ギターが存在しないと、特にリズムセクション+管のソロのとき、コードの変化があまり見えないのと、ドラムとベースのギャップが大き過ぎるような気がしてなんとも寂しい。以前の四国だよりにも書いたが、ベイシーバンドでは、ギター本人の腕力だけでなく、バンド全体でギターの音が聞こえるようにしてやっているという話があって、バンマスもそれを試そうと試みたがうまくいかない。
つくづく感じたことには、今度自分がギターを弾く時には、絶対にモニターをヘッドホーンで聞きながらやろうと思う。そうでないとあまりに日々の練習効率が悪すぎる。
音楽ネタが3連続するのは初めてですが、燃え尽きる前の線香花火みたいのものです。
SWJOのトランペットの助っ人、Iさんは、昔(といっても今でも20代ですが)仮面ライダーのバックのトランペットを吹いていたそうですが、食っていけず、今は小豆島の学校の先生です。音量の凄まじさに圧倒させられます。突出する人はこの人と前出のコンボメンバーで、そのほかは普通だと思います。メンバーの半分はジャズを始めて1〜2年と聞いてびっくりしてしました。
管楽器、特にトランペットの5!人は音が出きっていて(ピアニシモができないのかも・・)、その他も個人練習の時間が豊富なためか、全体としても輝くような迫力で音が揃っている点は、刃こぼれのNSOとの大きな違いです。バンマスが常に前に出てフレーズ単位でしゃくりあげや突っ込みなどアンサンブルにノリを作り込むため執念を燃やしており、吹いてる人も大変だなあと思います。
ただ、いつもこのような芸術フェステバル中心の練習では、結成以来3年目に入って息切れしてしまわないかと思います。また、バンマスがリズムセクションにあまり注文しないので、部外者としては聞いていて歯がゆい。結局、管楽器の完成度が高い分だけリズムセクションのちぐはぐさが気になります。
全体の練習日を隔週にし、その間はパート練習にしている点はNSOでも考えた方がいいかもしれません。その他、練習中もモニターで音を返している、メトロノームを多用しているなどが違います。
ギターについて付け足すと、フレディー・グリーンは1弦を鳴らしていないので、ささやんはピックを2弦までで止めている。ストロークが小さくなって撫でているようにしか見えない。ベーシー・イン・ヨーロッパのビデオで1ヶ所だけフレディーのアップがあり、右手は1弦まで弾ききっており、そのまま右手の腹(小指側)で弦を押さえてカットしている(ということは1弦は左手の指でミュートしている)。
つまり小さく見えるストロークだが、かなり力の入ったピッキングでなければできない奏法になっており、これが魔法の音の秘密なのかもしれない。
以上、罪滅ぼしに、少しでもNSO、そして新しいギターの人の参考になればと思ってあつかましくも書きました。
これでしばらくは、のんびりとローカル・ネタを送ることにします。
年度末以来、会議の開催、来客の案内、管内支局の監査、異動者の世話、会計課との予算折衝など目が回るように忙しい。週休2日でおまけに夕方6時以降は自動警備のために庁舎に残れないのだから勤務時間中が忙しいのは当然ですが。毎日昼休み抜きで仕事してますと言っても皆さんから見ればうらやましい限りでしょう。
さて、久しぶりに得意のローカル・ネタに戻ります。
片道9km、40分前後の自転車通勤で見える風景については、これまでもたびたび紹介してきました。途中、大小10ヶ所の橋を渡り、潮の満ち干きによって姿を変える相引川、春日川、海などを見ながら自転車を走らせる。
朝夕の特定の時間だけ海を見ていると潮の干満は月2回のように錯覚してしまう。昔、学校向けの海洋開発の百科辞典を編纂したとき、月2回と書いてしまって印刷直前に1日2回の間違いと気付いて慌てたことがある。半日釣りでもしていたらこんな間違いはしなかっただろう。
これまでも紹介してきた鳥たちは、シラサギ、カモメ、スズメ、カラス、カモなどが風向き、潮の満ち干き、季節によって登場する鳥の種類が変わってくる。最近はツグミらしき群れも見掛けるようになった。
鳥とともに高松で目立つのは犬である。東京では滅多に見掛けないか、もし見掛けても哀れをさそう風情であることが多い。こちらでは堂々たる体格の野良犬が徒党を組んでいる。うちの息子(今度小学4年になります。)が恐がりで逃げてしまうため、犬の習性として追いかけられ、地元の子供に大声出して撃退してもらっている。
しかし、不思議にも人に噛み付いたという話は聞かない。先日、役所の同僚が犬に噛まれたが、飼い主に連れられて散歩中の犬であった。首輪に繋がれた犬の方がストレスが多いということか。
先日、飲みの後、暗がりの中、自転車で帰る途中、道の真ん中に寝ていた犬を引いてしまった。慌ててブレーキを掛けると自転車の下で犬がヒーヒー泣いている。少しの間茫然としてパニックになってしまったが、恐る恐る自転車を持ち上げるとスタコラ逃げて行った。四国の犬は自転車に引かれたぐらいでは平気らしい。道の真ん中で寝るというのもすごいが。
ついに買いました。音源です。ローランドのSC-33、手のひらに乗る大きさで4万5千円です。東京ならもう少し安かったかもしれないけれど。ヤマハのQY-10?だったか、伴奏パターンまで内蔵しているのにするか迷ったけど、ネームバリューに負けました。GM/GSスタンダード適合となっているが、それが得なのかどうか分かりません。ヤマハも同じだったかもしれません。
"Tool de Music,STUDIO"やMIDIアダプタに付いていたサンプル曲が初めてドラムなど本来の複数の音色で聞くことができ、感激しました。クラビノーバでは音色が一種類にしかできず、ドラムの鳴らし方も分からなかったもので。
さっそく、小泉今日子の"優しい雨"、サウンド・オブ・ミュージックの"My Favorite Thing"、小田和正の"I miss you"、辛島みどりの"幻"などやみくもに入れてみました。ドラムパターンが内蔵されていないのが悔やまれたが、しかたがない。ハイハットとバスドラ(キックドラムと言うんですか?)とスネアドラムでなんとかしてみる。
メロディーはさすがに聞き惚れる音色が沢山ある。ちょうど楽団のリーダーになると楽譜作りやアレンジで悩むのと同じで、その点ではしんどいが時間さえあればいつでもデスクトップミュージックならぬCTM(ちゃぶ台トップミュージック)ができることとなりました。
いかにも手軽そうなラベルの"ボレロ"を思い付き、ドラムの2小節分、少しこだわって強弱を付け、後は複写を繰り返す。管楽器によるボレロのリズムもドラムパートをそのまま音色と音階だけ変えて複写すればよい。
メロディーを記憶に頼って入力するが、意外に拍子や調が変化している。なんとか3拍子、ハ長調につじつま合わせする。あとは順に楽器を変えていけばよい。ハーモニー?は、もしやと思いつつ主旋律を5度上に転調しただけでいっしょに鳴らしてみると、元の音階からところどころ半音上下するはずなのに、不思議だがちゃんとハモっている。
伴奏?はバイオリンピッチカートで「ド、ミ、レ」をただ繰り返す。和音がG7になったりCmになれば当然変えなければいけないはずだが、これまた「ド、ミ、レ」のままでもおかしくない。場所によって少し音を追加してぼやかす。
かくして、2〜3日で堂々たるオーケストラ曲ができる。これはおかしいと思い、後でスコアを探し出してみたが、だいたい合っている。ラベルがこれほど手抜きだったとは「オーケストラの魔術士」の本当の意味が分かった次第です。
殺風景だった家の周りも、田植えが始まってきれいになった。さっそく31.5度の夏日に見舞われ、自転車でタップリ汗を流せてビールのうまい季節になった。一年足らずで異動させられた前任者と違って不祥事もなく、四国だよりは無事一周年を迎えることができた。娘の中学校の制服などを揃えてしまったので、もう1年は居座りたいと思っています。
さて、前号の続き。音源を買って当分これで遊べそうだし、お金もなくなった。そこで、4ヶ月前から増設メモリなどを発注していたのが再三催促しても送ってこないので「もういらない」とFAXしたところ、「O月O日に着くように送りました」と返事があり、本当に送ってきた。
せっかくなので、バージョンアップ直前だがWindows 3.0Aをインストール。Win用アプリケーションを新しく覚えるのは面倒なので使い慣れた一太郎や桐を載せて、DOSSHELLとどちらがマシか試してみることにした。
DOS 5に、EMS/XMS同時実現のデバイスドライバ(Melware)とATOK7やMTTK3に化けるFEP(WX-II+)という寄り合い所帯。それぞれ個別に書かれたマニュアルでは分からないことが色々ありましてね。それにDOSアプリをWin上で動かす仕掛けやノートパソコンの特殊事情もあって、まともに動くまでにそれは苦労しましたよ。
設定してはリセットし、これならどうだとまたリセットし・・・、DOSの宿命と嘆くべきか悟るべきか!? 昨年職場で結成した九八倶楽部のおかげで何とかしのいでいます。
さて、使ってみた感想はというと、DOSアプリ組込みの大変さはともかくとして、やはり一太郎dashですらカーソル移動が重くてじれったい。が、その倍は遅いワープロを使ってた頃もありましたね。さすがにスワップは一瞬で切り替わり、グラフィックも乱れない。いかにもコンビュータという雰囲気で、別売りのスクリーンセイバー After Dark もカッコいい。ただしDOSアプリが無事使えるかはしばらく使ってみないと分からない。どう設定してもダメなのもある。新しいWindows 3.1はどうなんでしょうね。
前回のWinはその後も時々ハングする、勝手にリセットするなどに見舞われ、Tool de Music のほかどう設定しても不具合のあるソフトも多いため断念。再び使い慣れたDOSSHELLに復帰しました。久しぶりにそのCONFIG.SYSを紹介します。パソコンに無縁な方はすみません。
前回に比べてスワップしてもそれぞれのアプリでEMSが使える、RAMの活用により電車内でも振動に強くてバッテリーが長持ちする、550Kバイト以上のゲームでも動かせるようになっています。これも九八倶楽部の産物ですが、こういうのを世間は「環境オタク」と蔑むそうです。
CONFIG.SYSの内容
FILES=30
BUFFERS=31(ハードディスク自動停止を設定するとキャッシュディスクがリセットされるため減らせない)
MCBS=1
DEVICE=A:\MELWARE\MELEMM.386 /HM /M D0,D4,DC,E9,EC,F0,F3 /XMS 2560
DEVICE=A:\TOOLS\VRAMUMBT.COM /M=D001 /M=E901
DEVICEHIGH=A:\MELWARE\XMSDISK.SYS 2560 (RAMディスクの設定)
DEVICEHIGH=A:\DOS\KKCFUNC.SYS (FEPの切り替え)
DEVICE=A:\TOOLS\VRAMUMBT.COM /MR=E901
DEVICE=A:\WX2\WXK.SYS /A1 (WX-II+のMTTK3仕様)
DEVICE=A:\WX2\WX2MT.SYS /DF:\WX2.DIC /A1 /R /MX /N
DEVICE=A:\WX2\WXK.SYS /A1 (WX-II+のATOK7仕様)
DEVICE=A:\WX2\WX2A7.SYS /DF:\WX2.DIC /A1 /R /N /UFA:\WX2\A7API.CFG
DEVICEHIGH=A:\WX2\WX2TGG.SYS /O1 (単語登録用ドライバー)
DEVICE=A:\TOOLS\VRAMUMBT.COM /MR=D001
DOS=HIGH,UMB
SHELL=A:\COMMAND.COM A:\ /P /E:512
AUTOEXEC.BATの内容
@ECHO OFF
PATH F:\;A:\;A:\DOS;A:\TOOLS;A:\BAT;G:\DASH
PROMPT $P$G
SET DOSDIR=A:\DOS
SET TEMP=G:\ (RAMを作業領域にする)
SET TMP=G:\
A:\TOOLS\MVCOM 41 (COMMAND.COMの一部をUMBに移動するフリーウェア)
A:\TOOLS\MVBUF /M (BUFFERS,FCBS,LASTDRV,FILESをUMBに移動するフリーウェア)
AUTOEXE2.BAT (BUFFERS等の移動によるフリーエリア分断を防ぐ措置)
AUTOEXE2.BATの内容
@ECHO OFF
LOADHIGH SHARE (同一ファイルへの同時アクセスを監視)
LOADHIGH MIRROR /TA-30 /TC-30 (削除ファイルの追跡)
LOADHIGH MOUSE.COM (DOSSHELLで使えるマウスドライバ)
A:\TOOLS\COPY OFF (COPYキーの誤動作を防止するフリーウェア)
A:\TOOLS\NSC -DB -V1 (画面を白黒反転させるフリーウェア)
A:\TOOLS\EMSPC -A40 -N DASH (一太郎用EMSを640Kバイト確保するフリーウェア)
A:\TOOLS\EMSPC -A18 -N KIRI (桐/LOTUS用EMSを288Kバイト確保)
REPLACE B:\F_BACKUP\*.* F:\ /U(辞書、作業中文書等を不揮発性RAMに転送)
G:
MD DASH
COPY A:\DASH\JDASH*.* G:\DASH (一太郎Dashの本体を揮発性RAMに転送)
DOSSHELL (DOSSHELLを起動)
REPLACE F:\*.* B:\F_BACKUP\ /U(RAMの内容のバックアップ)
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