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◇2006年度大会 作品
ニュー観ちゃん1号
作品番号:-- 作者:HMS
都道府県:神奈川 所属:--
作品画像 ペットボトル部門
●作者コメント

 黄砂に代表される大気中の微粒子「エアロゾル」は地表面に到達する太陽放射を遮ることから地球温暖化に密接に関わるとともに、社会生活にも大きな影響を及ぼしています。また、その一部は海洋上に落ちて表層の植物プランクトンの増殖に必要な微量化学成分の重要な供給源となっているとも指摘されています。しかし、その分布状況や輸送過程、化学成分については不明な部分が多く、現状では分布状況の予測も困難であり、まずは長期に渡り、広い海域上での観測データの蓄積が必要です。

 海洋上での「エアロゾル」の観測はすでに八丈島、佐渡島、利尻島などいくつかの離島で実施されていますが、島が全く存在しない北太平洋上(北緯30度〜北緯50度)では観測船や表層係留ブイによって観測するしか方法がなく、これには膨大な経費(外洋航海のできる日本の観測船を1日傭船すると約100〜200万円)が必要です。さらに観測船を傭船するためには少なくとも1年前から予約をする必要があり、傭船できる期間はせいぜい1年間で1ヶ月です。これではなかなか思うように観測データを集められません。

 そこで、この「エアロゾル」と海洋表層の植物プランクトンを同時に、しかも安価に観測することのできる観測基地として、観測船と同様な移動性能を持ち、係留ブイ同様に定点に留まることができる機能も有する無人観測船を開発しようというアイデアが生まれてきました。

 これによって出来たのが「ニュー観ちゃん1号」です。
 
 
作品画像

最終更新日:2007/11/23
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