◇2007年度大会 作品
海洋観測潜水艦 5004「りゅうぐう」1/72スケールモデル |
作品番号:A1 |
作者: RC艦隊 |
都道府県:神奈川県 |
所属:(有)平尾モデル |
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海中航行船部門 |
●作者コメント・解説
文部科学省は広範囲におよぶ海洋資源調査のため、近く退役する海上自衛隊潜水艦SS583「はるしお」の海洋観測潜水艦への改装案を提出。
国会、自衛隊においても世界的に見て早期退役する海上自衛隊潜水艦の有効利用を認めこれを承認。
海洋研究開発機構の協力のもと、氷砕艦「しらせ」同様、文部科学省の予算で改装され管理運用は海上自衛隊が行う事になった・・・。
・基準排水量2,500t
・全長 77m
・幅 10m
・機関 主機ディーゼル2機(3,400馬力)
・主電動機1機(7,200馬力)
・水上速力 12ノット(半潜水航行時は15ノット)
・水中速力 20ノット ・乗員 72名(研究員10名を含む)
・最大潜航深度 400m
・観測魚雷発射管二門(地形探査用音響魚雷、魚群追尾観測魚雷)
・ 球状有線探査ロボット三機(うち予備二機)
「りゅうぐう」は、「はるしお」時より自動化を進め、二交代制にする事で乗員数を削減。乗員居住区の拡大と研究員10名の乗船を可能にし、長期航海に備えている。
外洋航行時は燃料消費を抑えるために、展開式リフレクターを装着した大型シュノーケルを伸ばして半潜水状態で航航する。 セイル前方にある展望室は水深100mまで使用可能でそれ以上の水深では展望室内は注水され水圧に対応している。
「りゅうぐう」の艦底に搭載されている球状探査ロボット(直径2,3m)は通称「ボール」と呼ばれ、自らが高容量リチウムポリマー・バッテリーを搭載しているので、動力用ケーブルを必要とせず通信ケーブルのみなので機動力が優れている。(最大潜航深度6000m)
地形探査用音響魚雷は正確な海底地形を知るために、水温、塩分濃度などを測定しながらサイクルの違う複数の音を発信し自走航行する。地形からの反射音は「りゅうぐう」に装備されている艦首ソナーとTASS(曳航式アレイ・ソナーシステム)により受信、解析される魚群を一つのユニットと見た時に、その魚群サイズ、行動、分裂(減少割合)、潮流との関係などを知るため追跡観測するのが魚群追尾観測魚雷で、自走航行距離が長い。バッテリー消費後に浮上し、回収後データ解析される。
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最終更新日:2008//
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