◇2007年度大会 作品
「マーマン類」 |
作品番号:C1 |
作者:横山雅司 |
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自然・生物部門 |
●作者コメント・解説
−もう一つの水生哺乳類−
現在、大洋を支配している大型ほ乳類は間違いなく鯨類であろう。しかし、一般にはあまり知られていないが全く別系統の進化の道筋を辿ってきた大型ほ乳類が存在するのである。この一群の生物は西洋の海の魔物になぞらえて「マーマン類」(標準和名ゾウクジラモドキ類)と呼ばれている。この大型生物は世界でもエロマンガ島執念海域のみに生息し、小型の種類で全長3メートル、大型の種類で30メートル近い巨大な生物である。
この生物は、化石の記録によってモグラのような地中性食虫類から枝分かれしてきた生物である事がわかっている。現生のモグラ類も土を掘るための前足を激しく動かして巧みに泳ぐ事が知られているが、マーマン類の祖先はおそらくその能力をより発達させたのであろう。マーマン類の遊泳は鯨類のそれに比べて前足をよく使うことが知られている。
マーマン類にはプランクトン食性の種類はおらず、全種が大型の動物を襲う肉食獣である。普段は主に鯨類を主食にしているようだが、中型種の胃からダイオウイカの嘴が見つかった事もある。大型のマーマン類は体の大きさに見合った鯨を好んで襲うため、間違えて船を攻撃する事故を度々起こしている。このためエロマンガ島周辺海域では昔から海難事故が多発しており、オカルトファンの多くは古くからこの海域を「エロマンガ・トライアングル」と読んでいる。
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最終更新日:2008//
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