■海底探検とスーパー・サブマリン

 大きな海中展望室のある潜水船、空中・地中も可能な潜水船・・・スーパー・サブマリンは、海洋SFの花である。通常型・近未来型潜水艦はこちら

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2004年11月23日更新

=「ノーチラス号とネモ船長」へのショートカット
=「小澤さとるのUndersea Would」へのショートカット
=「従来型・近未来潜水艦・水上艦」へのショートカット
=「深海からの脱出とダイビング」へのショートカット
名作サブマリン画像集

●「新海底旅行(1898、渋江 保)
 青年と娘が海底を占領して珍宝を集め、クジラやライギョやサメやタコの群と戦うらしい。

●「波底旅行 海の秘密(1908、木村小舟)
 気球で天界旅行を企てるが、失敗して海中に没し、海底旅行となる。大ダコ一匹、シャチの大群と戦うらしい。

●「海底軍艦−海島冒険奇譚」*(1900、押川春波)
 欧米を漫遊していた主人公の柳川は、友人の妻子、春枝夫人と日出男少年とともにイタリアのネーブルス港から「弦月丸」で出航。インド洋で海賊「海蛇丸」に撃沈され、孤島に流れ着いた。その「朝日島」の秘密造船所では、櫻木重雄海軍大佐らの手で海底戦闘艇<電光艇>が建造されていた。いよいよ完成の時、大津波が押し寄せ、<電光艇>の動力源となる12種類の秘密薬品が失われた・・・。
 <電光艇>は長さ130フィート6インチ、幅22フィート7インチ、新式合成装甲板で覆われ、潜航深度30〜50ft。6翼2軸の推進器で平均速力56ノット、最大速力107ノット。12種類の薬品の調合による化学反応を動力源とする。魚形水雷(長さ2フィート3インチ、直径3インチ、41ノット、1400ヤード)を1分間で78本発射する。
 ヴェルヌの「海底2万リーグ」や「ミステリアス・アイランド」の影響が伺われる作品。ライオン、ゴリラ、クジラを殺戮したり、「天皇陛下万歳」の三唱や「君が代」の斉唱など当時の世相が興味深い。

=>日本初のSF小説・海底軍艦
=>海島冒険奇譚 海底軍艦電光艇(鋼鉄ドリルさんのアイアンドリル21Cより。ハインラインの「大宇宙の少年」も紹介されている)

絶版本を投票で復刊!

●『海底軍艦』*(1963、円谷映画)
 押川春浪の原作とはかなり異なる雰囲気の作品。
 戦時中、神宮司大佐を艦長とする〈イ号403〉は出航後に行方不明となる。20年後、1万千年前に一夜にして海底に沈んだムウ帝国から脅迫フィルムが届く。そこには行方不明だったイ号403の姿が。神宮司大佐らが南海の孤島で密かに建造している「轟天号」の建造を中止し、世界をムウ帝国皇帝陛下に返還せよというものだった。一笑に付した国連会議に対し、ムウ帝国はパナマ運河、ベニス、香港を破壊する。ムウの潜水艦を追跡する最強の原潜<レッドサターン号>(715)は水圧に押し潰されてしまう・・・。
 空を飛び、ドリルで地中も掘れる<轟天号>のデザインは40年経っても魅力いっぱい。サンダーバード(1966)よりも先の作品であり、「ジェットモグラ」はどう見ても<轟天号>に触発されたとしか思えない。冷線砲(絶対零度)を搭載。高速飛行中及び地底掘削注は上部構造物が船内に収納される。龍の姿の怪獣『マンダ』がムウ帝国の守護神として登場。
 ムウ帝国の沈んだ時期を1万2千年前としたところが注目される。氷期から間氷期に移行する頃、突然、寒冷化したヤンガー・ドライアス事件に当たる。150mの海面上昇は約5千年の間のゆっくりしたものであるが、フィリピン〜インドネシア〜オーストラリアの広大な大陸棚が氷期にどのような環境だったか、ひょっとして文明が栄えてもおかしくなかったのでは。

=>海底軍艦(generalworks)
=>?空想科学模型のページ海底軍艦あれこれ(tamo2さんのサイト)*
=>MechaniShade(Yasuhiro Kondoさん)
=>海底軍艦(洛介さんのSanctuaryより)
=>Pangea Film(撮影監督 重枝昭典さんのサイト)>海底軍艦

●「新海底軍艦〜 滅亡へのゼロアワー」/「新海底軍艦〜メモリー・オブ・オーシャン」(1995、東宝、ノヴェライズ:岸間信明、角川スニーカー文庫)
 満州事変の前年、1932年、ホウテン北方に落下した巨大円柱で<海底軍艦>(初代)が建造された。終戦直前、日本軍は<海底軍艦>を投入しようとするが、その時、地球内部の人類「地空人(地空レムリア人)」の女性アーネットが現れ、巨大円柱は人類がそれを平和に使うか戦争に使うかを試すためのものであることを伝える。出撃した<海底軍艦>は米海底軍艦<リバティー>に遭遇。<海底軍艦>は167名の乗組員とともに<リバティー>と差し違え、海の藻屑となった。
 その50年後、新海底軍艦<ラ號>が小笠原菅原海洋開発基地で建造される。地空人は吊り鐘要塞を世界各地に出現させて破壊を始める。また太平洋の海中に潜む移動基地からの指令で巨大円柱を地球周回軌道上で接続し始める。この「メガリング」が完成すると、高周波によって地上は焼き尽くされる。それを阻止するために<ラ號>は・・・。
 <ラ號>は零式重力炉を動力源とし、水中速力80ノット、主砲(プラズマ弾ほか)、アンチ魚雷、百式魚雷、磁気シールドなどを装備、マグマの高温にも耐え、完全防御形態では艦橋や主砲などが艦内に格納される。どういうわけか、登場する艦船はすべてリベット工法になっている。

●「新 海底軍艦」(1997、飯島ゆうすけ、コミックス、角川コミックス・エース)
 イギリス艦<インビィンシブル>(全長320m、幅45m、135000トン、50口径36cm12門)、フランス艦<ガスコーニュ>(全長340m、幅52m、177000トン、50口径40cm10門)、ドイツ艦<フリードリヒ・デア・グロッセ>(全長370m(実は約800m)、幅62m、195000トン(100万トン超え)、50口径51cm8門)、アメリカ海軍戦艦<モンタナ>(BB-67)(全長250m、幅72m、185000トン、50口径40cm9門)、旧ソビエト海軍戦艦<ソビエツキー・ソユーズ>(全長360m、幅62m、207000トン、50口径40cm10門)、旧日本海軍ラ級戦艦<ラ號>(全長390m、幅67m、218000トン、45口径46cm12門、零式重力炉、原子熱線砲(マーカライト・ファープ)、冷線砲)、12000年前に地底に沈むレムリア国


●『深海冒険号』 (Fathoms Under、1956、ジョン・ブレイン、翻訳:小西茂木、講談社 少年少女世界科学冒険全集 8)
 内容不明

●『海底五万マイル』*(Taina Dvukh Okeanov、1956、ゲレゴリー・アダモフ、翻訳:工藤精一郎、講談社 少年少女世界科学冒険全集 11、特殊潜水艦<ピオネール号>登場)=ノーチラス号とネモ船長

●「21世紀潜水艦」**("The Dragon in the Sea", 1956、フランク・ハーバート)西村屋選
 ローカス賞受賞。なんと「デューン 砂の惑星」の作者の処女作。
 東西の原子戦争中、米大陸上の全ての油田を核攻撃で失った西側陣営は、東側陣営の海底油田から原油を盗掘していた。原油は潜水曳航艦(サブ・タグ)とプラスチック製運貨船(バージ、俗称”なめくじ”)で密かに運ばれた。そのサブ・タグが相次いで20隻が失われた。
 原子力潜水艦<フェニアン・ラム号−S1881>は、ハーヴェイ・A・スパロウ中佐(艦長)、レスリー・ボネット少佐(副長)、ドン・ホセ・ガーシャ(機関士官)、ジョン・ラムゼイ少尉(電子技術者で心理調査局員)の4名を乗せて、原因究明に向かう・・・。
 <フェニアン・ラム号>は、全長140ft、耐圧限界:7000ft、船内を加圧することで8800ftまで潜航するのが凄い。推進器として耐圧殻をシャフトが貫通しないパーマー式誘導電気ドライブがユニーク。巡航20ノット、全速27ノット、馬力:273,000馬力、消音翼板装置(サイレンサー・プレーン。推進音を遮蔽するらしい)を装備。
 <フェニアン・ラム号>(Fenian Ram)は1881年にされたJohn P. Hollandの実験潜水艦の名前(世界初は1800年に建造されたR.フルトンの<ノーチラス号>)。
=>Fenian Ram
=>Fenian Ram
=>フランク・ハーバート(瀬良ヱ野図書館)
絶版本を投票で復刊!

●『原子力潜水艦』(The Atomic Submarine、1959、映画)
 北極海で潜水客船<U.S.A.S. Sturgeon>が跡形もなく消滅。各地で船舶が撃沈される。米原子力潜水艦<U.S.S. Tiger Shark>が北極圏へと向かい、海中に潜む円盤<Cyclops>を発見する。見失った<Cyclops>を探索するため、<Tiger Shark>は北極海をくまなく調査する。ついに水深200 fathomの海底で発見し魚雷を発射するが、魚雷は<Cyclops>の手前で停止してしまう。<Tiger Shark>は<Cyclops>に体当たりし、艦首を円盤に食い込ませ、潜水球で円盤内に侵入する。円盤に食い込んだ艦首を修理するが、そこで一つ目でタコのような足を持つ不気味な姿の地球外生命と出会う。隊員の一人が一つ目を攻撃し、かろうじて脱出。<Tiger Shark>は自由を取り戻すが、再生した一つ目は海上に飛び立って地球を壊滅させようとする。<Tiger Shark>は最後の望みを賭けて飛び立った<Chclops>に向けてICBMを発射する・・・。(ビデオを見せていただいた青井さん、ありがとうございました)
=>素敵なあなた(エロの冒険者さんのサイト。「SFシネ・クラシックス輸入DVDでみるSF黄金時代」の中に「原子力潜水艦」の紹介がある。)*

●「サブマリン707」**(1963-65,少年サンデー, 小澤さとる, 1993、ラポート(株))西村屋選小澤さとる

●「冒険日本号」*(1964、小澤さとる)=小澤さとる

●「スティングレイ(「トニーの海底大戦争」、1964-65、ジェリー・アンダーソン、TV)=ジェリー・アンダーソン西村屋選

●「海底世界一周」(1965、米MGM映画)西村屋特選!
 デビッド・マッカラム出演。男女の科学者が超深海潜航艇<ハイドロノート>(海中展望室、ロックイン・ロックアウト、小型原子炉がある。)で世界の海に海底地震計を設置して地震警報網を作るため、世界一周の航海に出る。浮上不可能の危機に遭遇し、船体切断による浮上を試みる。
 <サブマリン707>、原潜<シービュー号>、<スティングレイ>など潜水艦マニアの中学生だった西村屋が深海調査船の開発を夢見るようになった記念すべき作品。
=>海底世界一周(generalworks)

●[原子力潜水艦シービュー号」**(1965, シオドア・スタージョン, 創元SF文庫)=アーウィン・アレン西村屋選

●「ミクロの決死圏」(1966)
 脳内出血を起こした著名な博士を救うため、<プロテュース号>(ビデオでは<プロテウス号>U-91035)、深海魚の研究用に開発された原子力潜航艇が縮小され、内部からの手術に挑む。

●「新世界遊撃隊」(1967、矢野徹、盛光社「ジュニアSF」全10巻に収録, 角川文庫)
 生まれる時の記憶を持つ天才少年、竜神三郎は第二次大戦のさなかの1942年、16才の時に日本を出てヒマラヤの老僧カムドンに出会う。カムドンに導かれて超能力者として目覚めた三郎は超能力を持つ300人の少年少女を集め、<新世界遊撃隊>を結成し、平和な世界を築こうとする。
 そのヒマラヤ基地が怪人ファンタズマの原爆攻撃を受け、多くの仲間を失う。ファンタズマは人の頭に小さな機械を埋め込んで自由に操り、さまざまな攻撃を仕掛けてくる。
 生き残った30人余りの少年少女たちは、空飛ぶ潜水艦<はやかぜ>で脱出。ヒマラヤ基地に古代から伝えられていた重力遮断器を使って小宇宙艇を開発し、敵の本拠地と見られる月に向かう・・・。
 テレポート(念動力移動)とモレインター(分子間浸透)では衣服は残って肉体だけが移動するという合理的で粋な設定。
 <はやかぜ>は全長147mの原子力潜水艦。数百万馬力のジェット噴流。艦内には戦車、魚雷艇、飛行機も搭載し、空は3万m上空をマッハ5で飛行する。前から魚雷発射室、戦車格納庫、レーダー室、魚雷艇格納庫、乗務員室、調理室、超小型原子炉室、飛行機格納庫(垂直離着陸戦闘機)、機械室、倉庫、銃器庫がある。魚雷、対空ミサイル、レーダーを装備。
(登場人物)
竜神三郎:隊長で艦長、35才だが16才ぐらいにしか見えない。ジョン・ドウ:航海長、カシュマ:呼び名は0035。13才。ネパール生まれ。ママ・オルガ:ノルウェー生まれ。15才、金髪で青い目の美少女。語学の天才。予知能力と病気の場所を見抜く力がある。ゲン:ネパール生まれ。10才、コマック:イギリス生まれ。16才。スズキ、エミ:レーダー係、16才、アメリカ生まれ、予知能力と位置を知る能力がある。サイトウ:機関士、スミス:レーダー係、モンド;機関士、日本人とイギリス人の混血。キタ:機関士/艦長代理。15才、日本人。ヌルミ:主任造船技師。高速魚雷艇を発明。 

●「青の6号」**(1967年, 少年サンデー, 小澤さとる、1999、世界文化社)西村屋選小澤さとる

●「海から来たチフス」**/「ゼロの怪物ヌル」(1967、畑正憲):1万数千m深海作業船<グループ3号>が登場。西村屋選海洋モンスター

●『サイボーグ009』**(1967、石森章太郎、2001にTVアニメ化)
 ブラックゴーストの潜水艦がサブマリン707二世タイプ。その後、空、海中、地中万能型の<ドルフィン号>が登場する。
=>第9話 深海の悪魔(azinoriさんの009応援サイト幽霊島)【相互リンク】
=>サイボーグ009(ロロモさんのホ−ムペ−ジ)

●「マイティジャック」(1968、円谷プロ、TV)
=>英雄烈伝(二天さんのサイト)
=>マイティジャック(valさんのサイト)
=>マイティジャック号(鋼鉄山猫さんの第72監視哨舎)

●「海の王子」(1969、藤子不二雄、朝日ソノラマ、sun comics)
 深海底にあるカイン王国の王子「海の王子」とその妹チマが万能潜水艇<はやぶさ号>で悪と戦う。<はやぶさ号>はカイン王国ザイル博士が開発。水深2万mの潜航能力。翼を出して飛行可能。なんと飛行速度は光速!。地中も潜れる。船体材料は鋼鉄の数百倍の強度、1万度!の高温に耐える。音響探知器、妨害塵吸い込み装置、反射鏡、うずまき魚雷、地雷、ハリネズミ砲、氷結弾、食鉄虫を装備。
 「黒いおおかみ」(ブラックシャーク団):死海に本拠地を置く。紅海と海底トンネルで繋がれている。<Z1号>(ブラックシャーク)はやはり飛行可能。黒煙弾、水中ミサイル、魚雷、空中魚雷、誘導機雷を装備。<Z2号>はチエノ光線を装備。
 海ヘビ大帝:ミンダナオ海溝水深10800mを拠点とする。海龍戦艦<シードラゴン>はX熱線、毒ガス弾を装備。カニ型の巨人ロボット<R号>も登場。
 鉄の獅子:ライオンの巨大な頭の飛行物体は内部に5000〜10000度の溶鉱炉があり、強力な磁場を持つ。無敵要塞「ライオン島」はサーベル弾などを装備。ゾウとタコを組み合わせたようなロボット「ゴルゴン」、ロボット戦艦(飛行可能)、<ライオン戦艦>が登場。
 サソリ座からやってきたサソリ星人:ナメクジ型タンク、サソリ型タンク(特殊な放射能の壁を作り、麻酔電波を出す)などが登場。
 砂漠艦隊:ピラニア総統が統括。
 アトランチス:新発見の水深2万mの海溝にある。大イカ型のゴリアス艦隊、海神ポセイドンが登場。
 このほかアトム連邦の原子力潜水艦<サーチライト号>(潜航深度2000m以上、速力5000ノット!、展望台あり)、日本初の科学研究用の原子力潜水艦<あけぼの>(北極海を調査する。砕氷弾で海氷に穴を開けて浮上する)、大ダコが登場。
 <はやぶさ号>も敵メカも軒並み海中、空中、地中を動ける。やはり日本人は万能が好きなようだ。「おにいさま」、「チマ」と呼び合う兄妹は現在のコミックス・アニメには見られないキャラだ。

●「緯度0大作戦」(1969、東宝映画、日米合作、DVD)
 世界征服を企む天才科学者と、海底下2万mにある理想郷都市”緯度0”の艦長との闘い。〈アルファ号〉と敵方の〈黒鮫号〉が登場する。

 驚いたのはそれなりに力の入った日米合作映画だったということ。米国側が米国で公開する意図で作られ、英語の話せる日本人俳優を揃えた作品だったということ。米側俳優もそれなりに名の通った俳優で。
 ところが製作途中に米側の会社が倒産し、米側俳優のギャラは東宝が全部支払ったというのが面白い。

 内容だが「緯度0度」とは赤道と日付変更線の交わった所。その海中にユートピア的な海底都市がある。海底火山の噴火を観測していた日本の潜水球が噴火に巻き込まれたところをアルファ号という近代的な潜水艦に救出される(このアルファ号はその後のマイティジャック号の原型的デザイン)。

 ところがマッドサイエンティストの手先である黒鮫号がアルファ号をしつように付け狙う。マンドサイエンティストの根城ではドクターモローの島のように獣と人間の合成というおぞましい実験が繰り広げられている。
 アルファ号はいよいよマッドサイエンティストとの対決に向かう・・・。

 海底火山噴火の海上シーンが非常に素晴らしい。CGがなかった時代に、おそらく水中にインク等を溶かして拡散するところを逆さまにしたんだと思うが、それにしても見事。それからアルファ号が改造されて空を飛ぶところはやはり日本人の好きなパターン。

●「謎の円盤UFO」(1970-71、ジェリー・アンダーソン、TV):<スカイダイバー>が登場=ジェリー・アンダーソン

●「潜水艦スーパー99」**(1972、松本零士、SUNDAY COMICS、秋田書店、完全復刻版、全1・2巻)=松本零士

●『深海征服』(1973, 米=カナダFOX映画)
 1975年沖縄海洋博覧会協賛作品。「海底牧場の開発のために、深海での様々な実験を重ねていた<ラボ>が突然の海底地震で海溝に落下する。生死も不明な彼らを救助するために立ち上がったのは、最新鋭潜水艦<ネプチューン号>とそのクルーたちだっ!」(by EARLY石川賢さん)
=>generalworks

●「日本沈没」*(1973、小松左京):1万mバチスカーフ<わだつみ>登場。西村屋選地震・火山噴火・地球内部

●「わが赴くは蒼き大地」**(1974、田中光二);<ノーチラス十世>が登場。西村屋選田中光二

●「ブルーシティー」**(1976、星野之宣):<プテラスピス>登場。西村屋選星野之宣

●「深海艇F7号の冒険」**(畑正憲、1977、角川書店)西村屋選
 「海から来たチフス」/「ゼロの怪物ヌル」に次ぐ海洋モノ第2作目。
 乱獲によって漁業資源が急減した50年前、海洋資源庁が日本初の海洋牧場を開く。超音波遮断膜で囲んだ海洋牧場は今や日本だけで40カ所作られ、78種の有用魚類が増産されている。
 シーラカンス(1938年に世界で初めてマダガスカル沖で発見)が日本のある釣り場で次々と釣れる。漁船が帰港した時、謎の影に漁村が襲われる怪事件が発生。古谷博士と二人の少年少女は、博士の開発した特殊潜水服と潜水艇<F7号>を駆って、シーラカンスの棲み家を探すとともに、怪事件の解明に挑む。
 <F7号>は新エンジンであるメタボリズムプレート−取り入れたプランクトンを分解してリン酸化合物とし電気に変える−を搭載。ロックアウトのための加圧室を持っている。
 海底人の進化と肺呼吸の秘密まで考えてある、ひと味違う作品。

●「海底旅行」(ルイス・ウォルフ、1977、角川文庫)New
 人類に残された居住地、海。その調査のため、ホメオスタットを体に埋め込んだ三人の科学者が、特殊服に身を固め大洋の底を徒歩で探検する。
by 少年少女海洋冒険物語(sayalautさん)

●「怒りの大洋(わだつみ)」**(1978、田中光二):亜深海潜水調査艇(メゾスカーフ)<おおしお>登場。西村屋選田中光二

●「宇宙空母ブルーノア」(1979、TV)
 艦載機60機を搭載。両翼が滑走路となっていて、潜航時は閉じることができる。船首下部には潜水艦<シイラ>を格納。船尾上部に戦闘ヘリ<バイソン>を格納。

●「海神惑星」(1979、石原藤夫、SFマガジン1979年2月号)
 <<惑星開発コンサルタント社>>のヒノとシオダのコンビによる惑星シリーズのひとつ。とあるレジャー会社が太平洋赤道近くに海洋ドリームランドを建設しようとしているが、無人潜水艇が巨大な水柱に巻き込まれて空中に跳ね上げられる事件が続発。ヒノとシオダはホバークラフト/潜水艇<トリトーン号>(潜航深度1万m、2人乗り)で調査に向かう。そこではマッド・サイエンティスト海柱魔人の海中研究所があった・・・。
 大阪湾海上都市は廃墟になっている。玉野栽培漁業レジャー・センターでは海底田(お米の海底栽培)が保存されており、海底数百mで生育した米が浮上するとラグビー大に膨らむ。クジラの遊泳で回転するシャフトで発電するクジラ発電所もある。どういうわけか戦艦ヤマト、ネッシー、ネモ船長のノーチラス号がちらっと登場。

●「アクエリアス・ミッション」(Aquarius Mission、マーティン・ケイディン、1980、旺文社)西村屋選
 1994年末に勃発した核戦争で地上は壊滅的な打撃を蒙っていた。時代は21世紀に入り、病んだ世界を救うため、食料とエネルギーの確保が急務となっていた。新型の海洋研究用潜水艇<シー・サーチ号>は、アリューシャン海溝を調査中、水深6000ftでマッコウクジラの群の襲撃を受けて破壊されるが、かろうじて生還する。米海軍は潜水艇<スイマー4号>を派遣するが、4000ftでサメの大群に襲われ、その後、26000ftしかないはずのアリューシャン海溝で36000ftまで潜航し体長100ftのオオウナギに襲われたとのメッセージを通信カプセルに残して消息を絶つ。
 マリアナ海溝石油探査に赴くはずだった深海潜水調査船<シー・トレンチ号>は、<シーサーチ号>と<スイマー4号>の情報を元にアリューシャン海溝に向かう。そこには特異な文明を発展させた海底人イキアンの海底ドームが存在した・・・。
 第二部では、陸人と海底人の極めてポジティブな交流を描いており、<シートレンチ>の女性乗組員とイキアンの結婚も行われる。地上の核戦争の影響で、凶暴強化されたクラゲ状の生物ガームが海底ドームを襲撃する・・・。(sayalautさん)
 表紙ウラに「シー・トレンチ号」の断面図が付いているのがうれしい。海洋SFの世界の定番である船首展望室がある。その後ろにはハンドボールコートや娯楽室がある。15番目の乗組員がネプチューンというコンピュータ(コックを兼務)というのもSFの定番。
 本作品に登場する潜水艇は、<シー・トレンチ号>も含めて非浮力型潜水艇、つまり、推進力と水平舵で潜航・浮上するが、ちょっと間違っているのは、推進器を止めると沈んでしまうという点。水圧が大きくなると耐圧殻の圧縮率よりも海水の圧縮率の方が大きいために、潜れば潜るほど浮力が増えてしまうので、推進器を止めるとむしろ浮いてしまう。この点はジュール・ヴェルヌは正しく理解していた。

 核戦争は4ヶ月も経たない内に終結。十億人が死亡し、それから5年後も約20億人もの人々が放射線と細菌兵器による障害に苦しんでいる。米ソに代わって中国が軍事力を振るい始めているという設定。米国の正義の論理が若干鼻に付きますね。
 <シー・サーチ号>は2人乗りの非浮力方式。最新型の試作小型潜水艇。鋼鉄と特殊合成ガラスと合金製。耐圧強度:35トン/平方インチ。三胴船<ウィンドワード号>を母船とする。
 <スイナー4号>は4人乗りの戦闘用潜水艇。原子力推進。C-14で空輸可能。
 <シー・トレンチ号>は、1990年に建造開始、2005年に完成。排水量16000トン、全長519.11ft、噴水ジェット推進、水中速力120ノット以上、耐圧強度20トン/平方インチ。1回の燃料補給で3年間航行可能。14人の乗組員及び15人目の乗組員であるネプチューンにより操縦可能。うち4人は医学担当。50人の科学者を乗せることができる。5年分の冷凍食品を貯蔵できる。レーザー・ホログラム映像、メーザー光線(青緑色)、魚雷(テレビ用、照明用、音波探知用、攻撃用)、音響爆弾(スクリーマー)、4人乗り小型潜水艇<シーカー1号>(有線通信が可能)を搭載。
<シートレンチ号>乗船者
マシュー・チャドウィック博士:スクリップス海洋研究所
ラリー・テンプルトン:チャドウィック博士の助手、オールラウンドの知識を持つ新世代の研究者。26才
ミコ・アカサダ・スチュワート博士:日系アメリカ人三世、クジラとのコミュニケーションの世界的権威、深海底心理学の専門家、元オリンピック高飛び込み金メダリスト、潜水実験中に死亡したハロルド・スチュワート中佐の妻
リチャード・カスティリョ:男子学生。メキシコ系アメリカ人。構造地質学と人工頭脳学に詳しい。
ジェシカ(ジェシー)・エイムズ:女子学生。赤毛でそばかすだらけ。海洋生物学、18才
ジェローム(ジェリー)・M・マニング大佐:艦長。気むずかしい攻撃的タイプ
ウィリアム(ビル)・ライアン中佐:副長(荒くれビル)、体格の良い黒人
クリス・パタラキス中佐:作戦担当、黒い巻き毛のずんぐりした男
ピーター(ピート)・ウィリアムス中佐:司令塔担当、背の高い敏捷な赤毛の男
アル・マッキニイ(マック)少佐:攻撃制御担当士官。体の大きい、のんきそうな男
マット・マシューズ中佐:原子力システム担当、顔にひどい裂傷を負っている。
チャールズ・オトリ少佐:原子力システム、推進装置担当
シッド・プレンティス大佐:音響・魚雷担当。
ハル・スパルコ:通信将校
エディ・ホルヴァク(アーバック?):操縦担当?
ジョン・シモンズ博士:医師
トマス・ベーカー大尉:
ネプチューン:15人目の乗組員、コンピュータ。料理人、マニング艦長しか会えない。

●「海魔の深淵」**(1984、デイヴィッド・メイス、創元SF文庫)西村屋選
 近未来。超大国が始めた65日戦争が終わって1年10ヶ月。核の欧州でアメリカとロシアが地図から姿を消しヨーロッパも壊滅。疲弊しきった北大西洋連合軍とアルゼンチンやチリや第三世界が大陸棚資源や海底鉱脈を巡って断続的な戦いが行われており、南極の大陸棚の油田が炎上している。
 アメリカが南極大陸周辺の深海底に設置した6つの究極の自動戦闘要塞群のうち2つまでは機能解除されたが、3つ目の<クラック−1>は目覚めてしまい、機能解除に失敗。攻撃艦2隻、潜水巡航艇1隻、ロボット潜水艇1基、攻撃機6機が失われ、巡洋艦1隻が航行不能状態、440人の命が奪われた。要塞が目覚めた原因は軌道上に放置されていた軍事衛星の気まぐれな核ミサイル発射によるとされた。もし再び機能解除に失敗すれば、ほかの3つの要塞も連鎖反応で全面核攻撃が始まりかねない。
 技術屋出身で米国民間人のバーバラ・カストナーが要塞攻略作戦監督官に祭り上げられ、最新鋭の小型のサイボーグ潜水艇<デーモン−4>に最後の望みが託される。<デーモン−4>の司令ユニットに組み込まれた人の生体脳は不必要な部分が取り除かれ、元の人格は完全に消されるか抑圧されているはずだった。マニピュレータ操作員としてサイモン・カムフィールドが搭乗し、最初のミッションに成功するが、なぜか精神的ショックによって再搭乗不能となる。そこで民間人のマギー・ブレインが搭乗することになるが・・・。
局地戦略迎撃システム/戦略的地域統制システム<クラック−1>は水深4700mの海底に設置され、半径1000mの侵入阻止限界(迎撃射程)を設定、半径500km地点6箇所に外部サテライトセンサー(高速魚雷4、小型魚雷ボルト9)を設置、半径40kmの防御周界を設定、半径20km地点6箇所に防御サテライトを設置。要塞本体には司令サイロ、主原子炉サイロ、小型の非常用補助原子炉、海中・空中迎撃用のロボット戦闘体格納庫、ロボット戦闘体の展開用搬送体2基の待機パイロン、熱排出グリッド、直径2km六角形マスター・ソナー、防衛用ボルト・マガジン4基、魚雷24基がある。<クラック(クラーケン)>のほか<ジーグ(ギュエス)>、<ブライアー(ブレアレオス)>、<コット(コットス)>などの要塞群がある。
 最新自由意志型ロボット戦闘体AVRCS・深海潜航多機能型巡航艇DR-MCCV<デーモン−4>は全長15m、幅3.2m、高さ2.6m、空中重量64トン、浮上中の乾舷30〜45cm、最大潜航深度7500m、2400時間/24000キロ連続航行可能。主ジェット噴流で速力32.5ノット以上。静穏を要する時は蠕動モーターによるブラウル航行で11ノット。剪断器、マジックハンド、40センチ魚雷10(12)、防御用小型魚雷ダート20(18)、デコイ6、小型音響攪乱器シュリーカー20、原子炉。外殻はGRP製。サイボーグ自由意志型コントロールCYVOC/HYLAS。一人乗りカプセルの生命維持時間15時間を60時間に延長。
 <デーモン>技術チーム:チーム長:アール・デスコー少佐(黒人)、副官:ダイアン・カレン、原子炉・動力系:ローズ・アルディーニ大尉、マジックハンド・搭乗員カプセル:マギー・ブレイン、性能をモニターする検査官チーフ:ブレンダ・ローチャー、司令ユニットのソフトウェア・心理学責任者:ジャネット・パーク、司令ユニットのハードウェア・システム責任者:リック・ホールソン、兵器担当将校:ジェリク
 この世界では海洋温度差発電OTECが稼動し、南極の大陸棚石油掘削が行われ、イルカ、シャチ、さらにはダイオウイカ(アルキテウティス・プリンセプスかアルキテウティス・ロンギマヌスチト)が軍用訓練されている。

●「原子力潜水艦伊吹」(1985, 平田真夫、オンライン小説)
 日本の海洋開発省の要請で建造された万能戦艦「伊吹」。全長200m、船体材料:ハイマンガンスチール、耐圧深度:5万m。半重力装置で空が飛べる。大ダコ、大怪獣アクロン登場。
=>原子力潜水艦伊吹(平田真夫さんのアトリエ平田工房)

●「われは海の子」(福島正実、1987、草土文化ジュニアSF選「果てしなき多元宇宙」に収録)New
 超A級の大型台風が発生。気象コントロール・センターは台風の被害を防ぐため、危険な放射能を出さないように改良された原爆を投じる。うち一発が不発で水深2000mの海底に沈む。潜水パトロール艇<R17575>(水中速力40ノット、水中レーザー・デテクターを装備)が回収に向かった。沈んでいる原爆のすぐ近くで、バチスカーフ型の海底海洋学実験船<13号>より救難を求める女の子の声が・・・。

●『この闇に光満ち』**(1989、青山智樹、「宇宙塵」189号掲載)
 日本最古のSF同人誌に掲載された短編。作者・青山さんは架空戦記ものなど多数お書きになっており、また「師匠/牛」と呼ばれる人物に掲示板に住みつかれたことで有名。
 水深2600mで棲息するチューブワームが登場。沖の鳥島発電所が舞台。最新型の深海作業艇<タケハヤ>はNバッテリー(原子力電池)を動力源とし、黄色いフロートにほぼ360度の視野の泡状の透明セラミックス製耐圧殻がぶら下がっている。耐圧限界1500気圧以上。
 1年前、伊豆小笠原海溝のB3海淵、水深9670mで試験投棄した高レベル廃棄物を調査していた12人乗り大型原子力潜水調査船が謎の原因で沈没。その時の唯一の生存者が、亡くなった親友の婚約者とともに原因解明に向かうが、そこには驚くべきことが・・・。
 水深9660mでメインタンクブローするのはちょっと無理だろう。
=>宇宙塵

●「B-CLUB SPECIAL/怪獣戯画/開田裕治画集」(1989.10、開田裕治、バンダイ)
 ウルトラマンと怪獣を中心とした画集。海洋・地中モノではマグマライザー、轟天号、アルファー号、

●「B-CLUB SPECIAL/メガニクス/開田裕治画集II」(1990.7、開田裕治、バンダイ)
 ガンダムほかモビルスーツを中心とした画集。海洋・地中関係ではズコックE、マイティジャック、カニ型潜水艇、ディープダイバー、スティングレイ、ジェットモグラー

●「ふしぎの海のナディア」**(小説版:1990、アニメージュ文庫、Nadia the Movie「海から来た妖精」)西村屋選ノーチラス号とネモ船長

●「心霊潜水艦出撃せよ」**(照魔妖戦2、1990、荒巻義雄、実業之日本社)
 1999年悪魔年の地球破滅を数年後に控えた世紀末が舞台。心霊潜水艦<大和号>が登場。排水量4200トン、全長86m、乗組員49名(うち女性6名)、傾斜セラミック(セラミック〜合金)及びチタン合金。小型常温核融合炉、超電導電磁推進、高分子ポリマーで水中速力196ノット。非ノイマン型光伝達レイ・コンピュータ「天神V」によるサイ波増幅装置、心霊砲「モジュール」を搭載。

●「サブマリン707F(FUSION)」**(1992、小澤さとる、朝日ソノラマ、全6巻及び別巻マグマコンボイ編2巻。1993、サブマリン707パーフェクトガイド)=小澤さとるのUnder Sea Would

●「ブルーセンチネル」**(1993、うらべ・すう、フランス書院)
 21世紀初頭、米、露、ヨーロッパ経済共和国連邦−”ノース・ポール・トライアングル”−の間で第三次世界大戦が勃発。長い大戦の末、大ドイツ帝国(旧ヨーロッパ経済共和連邦)が勝利し、惑星規模の統一国家”地球共和連邦”が樹立した。
 大きな痛手を受けた各国に大型船による物資供給が始まったが、それを狙う海賊が出現するようになった。いそぎ公海の安全を守るために組織されたものが共和連邦極東日本州軍”UNFES”。
 UNFES所属のステルス対潜攻撃型潜水艦<影艶(かげつや)>(水中排水量12,000トン、全長138.7m、水中速力80ノット)は、艦長の海原帝人を除き、葵みゆき副長、人工人格知覚脳HAL-3以下どういうわけかすべて女の子。
 その動力源はなんと稀少な第一級精霊石”かげつや”との契約でまかなわれている。キャタピラー推進。船体はセラニュームと呼ばれる金属で、電荷をかけて艦自体の質量を変化させ、浮上・潜行を行うことで無音航行することが可能。戦闘時は超一級の魔導法師エシニル・ユニが魔法障壁を展開する。
 運命の宿敵”青潮”側の旗艦<九龍>と対決へ・・・。
 <影艶>の艦番号がなんと「707」であり、ホーミング魚雷との対決でも「707」の戦法が借用されている。残念ながら漫画家うらべ・すう氏は2001年10月、36才という若さで急逝。

●「シークエスト」(1993〜95、米作品。日テレ放映)/「シークエストDSV」(2001、SuperChannelで放映、2002、日本テレビで再放送中)西村屋選
 スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロイ・シャイダー主演、シービュー号に似たコンセプトの海洋SFアドベンチャー。
 2019年、人類が地球全土を開拓し、ついに海にもコロニーを築いた。その安全を守るUEO(地球連合海洋機構)の主力潜水艦<シークエスト>(seaQuest DSV 4600)が深海の熱水噴出孔、地中海海底のアレクサンドリア大図書館遺跡、北極海、トンガ海溝、バミューダ海域の淡水シンクホール、100万年前に沈んだ宇宙船、海底鉱山、海底牧場などでさまざまな脅威に出会う。
 「シークエスト」は海軍が運航しており、ダイオウ・イカ型の潜水艦。コンピュータの天才少年が開発したイルカ語翻訳機を使ってダーウィンというイルカも活躍する。ダーウィンが船内の各所を往来できるようにトンネルが巡らされている。人が船内を移動するためのリニアモーターカーのようなものもある。
 ウッズホール海洋研究所のボブ・バラード所長が解説している。

 さすがスピルバーグ監督作品。上質の海洋SFテレビシリーズの第一巻で、国内で販売されているのはビデオ1巻のみ。TVシリーズは全3シーズン分あり、米国ではDVDが出ているが、国内販売はまだ。
http://www.tora-2.com/SEAQUEST.HTM

所属:UEO:United Earth/Oceans Organization。クラス:Deep Submergence Vehicle。全長307.1 m、乗組員:軍人88人、科学者124人。建造費:$12.5 Billion。進水:2021年5月、完成:同年9月、動力:Weyland/Yutani Fusion Reactorが2基。速力160ノット、圧壊深度:9 km以上。WSKRS(Wireless Sea Knowledge Retrieval Satellites)の"Mother", "Junior", "Loner"を目や耳として周辺にはべらせている。"Hyper-Reality Probe"を搭載

=>シークエスト(toratuguさんの海外ドラマ総合データベース)/シークエスト(OdahideさんのOdahide's Web)/シークエストの年表エピソード・ガイドseaQuest DSV 2032
seaQuest DSV 4600(Wiki)

=>日本テレビの番組表

=>海外サイト:Minnie's SeaQuest AdventureseaQuest DSV 2032WikipediaCostume Museum

エピソードガイド
SeaQuest 2032
虐殺の町からの脱出:
世界水没の危機:マグマが活発化した影響で地球上の氷がとけだしはじめ、世界は水没の危機をむかえる。

●「プラスチックリトル」**(1994、うるし原 智志):深雲漁船<茶々丸>が登場。西村屋選海洋モンスター

●「琵琶湖要塞1997」**(1995, 原作:荒巻義雄、作画:夢野れい、中公コミックス・スーリ、全3巻中央公論社)
 仮想世界での戦記SF。海中戦艦"玄武"、海中特殊作戦艦"海騎"、海底要塞"ノーチラス"、気象兵器、地殻変動誘発兵器などが登場。

●「アキレス浮上せず」*(1995、大石英司):海洋海中観測潜水船<アキレス>が登場。=大石英司

●「AO6−青の6号(1997、小澤さとる、世界文化社)/「青の6号」(ビデオ版)/「青の6号 Graphical Would」(2000、角川書店、設定資料集)=小澤さとるのUnder Sea Would

●「紺碧の艦隊」(荒巻義雄)
 <亀天号>は新たに紺碧艦隊の旗艦となった新型潜水艦で、最高速度が70ノットだせる。

●『フルメタル・パニック! 揺れるイントゥ・ザ・ブルー』(2000、賀東招二、富士見ファンタジア文庫)
 巻末に強襲揚陸潜水艦<トゥアハー・デ・ダナン>(Tuatha de Danaan、型式番号TDD-1)の絵が載っている。軍事組織/ハイテク傭兵部隊<ミスリル>西太平洋戦隊に所属し、艦名はケルト神話の神々の名<女神ダヌーの部族>という意味。米軍からは幽霊潜水艦『トイ・ボックス』とも呼ばれる。ソ連の「プロジェクト985」が原型。セヴェロドヴィンスクの造船所で建造された船体を利用。
 再設計者で16歳の少女テッサ艦長/テレサ・テスタロッサ大佐を族長とする母権社会の形態を取っている。副長リチャード・マデューカス少佐(40半ば)。艦医者:ゴールドベリ大尉(黒人、中年女性)。ソナー員:デジラニ軍曹。陸戦隊作戦指揮官:アンドレイ・カリーニン少佐(ロシア人)、クルツ・ウェーバー軍曹、メリッサ・マオ曹長(東洋系アメリカ人)、ゲイル・マッカラン大尉、輸送ヘリチーム:エバ・サントス少尉、技術士官:ノーラ・レミング少尉
 3万トン以上。乗員:240人以上、動力源:P・S方式(左右の意味ではない)のパラジウム・リアクター3基。超電磁推進SCDで65ノット以上、電磁流体制御EMFCパッシブモードで乱流制御40ノット。2軸の可変ピッチ・スクリュー(十数層の形状記憶合金でできていて生き物のように形を変えて静粛性と推進効率を最適にする)30ノット。マザーAI<ダーナ>。極超長波通信ELF、アーム・スレイブAS(全高8m、M9型5機、ARX-7<アーバレスト>1機)、ヘリ、戦闘機、有線操縦式小型無人艇『タートル』(ヒレ推進可能)を搭載。メリダ島が整備基地。
=>公式サイト
=>ファン・サイト

●「沈黙の艦隊」(2001-、かわぐちかいじ)
・<やまと>:第7太平洋艦隊所属「シーバット」を略奪。佐世保 河島重工造船所地下ドックで建造。水中排水量8000トン、核弾頭搭載魚雷・ミサイル50発搭載。最大潜航深度1250m、チタン合金、水中速力50ノット、7翼スキュード・プロペラ1軸推進、6万馬力S8G型原子炉、蒸気タービン駆動。20万キロの潜航。音響魚雷、23億ドル、マスカー。無反響タイル装備。魚雷前部8門。乗員76名。海江田艦長
・英原潜<タービュレント>:艦長:クリス・ストリンガー大佐
・仏原潜<エムロード>:艦長:ジャン・ルオー・メルビル大佐
・中国原潜ハン級
・チャーリイ級
・ロシア原潜アルファー級

●「アトランティス−失われた帝国」*(2001.12公開、ディズニー、ラーラー・バーゲン、2002、偕成社)=ネモ船長とノーチラス号

●「海の伝説 ジャン・ボゴ」(2001年12月〜2002年5月、韓国TVアニメ)
 SF海洋アクション。主人公の乗る潜水艦「SEA DRAGON」は龍の頭をモチーフとしてデザインされている。

=>ソウルムービー情報(菅原瑞生さんの奇天烈堂より)

●「絶叫!! ぱにっく・イン・宇宙水族館」**(ミリー・ザ・ボンバー(3)、都築由浩、青心社)=都築由浩

●「群青神殿」(2002、小川一水、コバルト文庫)西村屋特選!小川一水

●「ファイアーストーム(FIRESTORM)」(2003、ジェリー・アンダーソン、テレビ東京系)=ジェリー・アンダーソン

●「ステルス原潜を追え」(2003、テッド・ベル、ハヤカワ文庫NV)
 カッスラーのNUMAシリーズに似た雰囲気の作品。
 アクラII級双胴型原潜、コードネーム”ボルゾイ”、その後<ホセ・マルティ>と命名。飛行機翼の形をした二つの船体が艦首でY字型に繋がっている(ブーメランみたいな双胴潜水艦とはいったいどんな形なんだろう?)。艦首にある司令塔を完全に船体に引っ込めることができる。MIRV核弾頭を積む40基のSS-N-20SLBM−スタージョン長距離弾道ミサイルを搭載。厚さ3フィートの新吸収材。減結合コーティング

●「ブルー・ハイドレード〜融合〜」(2004、海原 零、集英社スーパーダッシュ文庫)
 ずばり潜水艦バトルもの。「ハイドレート」(水和物)ではなく濁点のある「ハイドレード」。でも著者は濁点のない「ハイドレート」のつもりだったようで、英文名も「HYDRATE」。といってもメタンハイドレートがテーマではないようだ。
 表面積の81%が海洋で占められている惑星マム。縦に一周する細長い大陸で東大洋と西大洋に分かれる。両大洋は2つの海峡で結ばれている。413年前、謎のウイルス「Uデンジー」によって32億人の人類がほぼ死滅。運良く海中にいた10万人弱が生き残る。
 13年前のダコアの罪以来、サザンテトラ連邦共和国カソレイア王国の2大大国が冷戦状態にあり、さらに第3勢力のブラッカステイツのゲリラが攻撃を仕掛けている。
 サザンテトラの攻撃型戦艦(潜水艦のこと)<アルファレス>は15〜19才のエリート士官候補生たち8人を乗せて演習航海中、愚かな艦長マッケンジーたち専属士官のせいでカソレイア王国の攻撃戦艦<メイジン>に追尾されることとなる。そこにブラッカステイツのゲリラ艦<スピナー>が遭遇、両艦に魚雷を発射。それを識別できない<アルファレス>艦長は愚かにもカソレイア艦への魚雷発射を命じる。士官候補生の一人ソニカが反逆し・・・。
・ブラッカステイツ出身の海賊艦<ロベルトキング>:艦長ロベルト・ガーデュラン(Rガード)
トパーズ・ガーデュラン(Tガード):ロベルトの娘、13才、"カシオネ"の突然変異種、黄玉色の瞳、鮮やかな銀色の髪、青白い皮膚
副長ベッカー・ブレン
・サザンテトラ連邦共和国:東大洋の南方に位置する。南北に伸びるトッカーリント島の東南、サザンテトラ沿い水深100〜250mの海底に<ビローディア>、<トレント>、<ヨシュフ>、<デニトーリム>の4大ドームビレッジ、小型の<ペカサド−ム>、貧困ドームの<イーストシオン>ほか計17のドーム都市がある。総人口33万人。
・カソレイア王国:民族至上主義国家。
・マスカーク同盟
・ブラッカステイツ:自由主義の多民族連合体。赤道近くの東大洋に位置する。ボギー海山列の海山をくりぬいた非ドーム居住コロナ。<ドレータコロナ(ガードコロナ)>、<バージルコロナ>など計14のコロナに約4万人
・サザンテトラ連邦共和国の攻撃型戦艦<アルファレス>(全長85m、排水量4900トン、核融合、超伝道電磁推進):
艦長:サビリオ・マッケンジー(軍閥の縁故者)
副長:ジョシュ・クレイゾン(軍閥の縁故者だが、唯一まとも)
専任ソナー長:キーン三等士官(軍閥の縁故者)
ドアガンディ・ビクトランテ(ドアティ):ソナーマン候補、19才。医療のセンスがある。
エスニク・ヌーベルシュタット(エニー):同。女性、長い金髪、博識美女、名ハッカー
ソニカ・ハイレン:発射管制士候補。17才。女性、青緑色の瞳、鮮やかなオレンジ色の短髪、貧困ドーム<イーストシオン>の出
ジル・ウィンカービレ:操舵士候補。16才。赤茶色の瞳、上品なコバルトブルーの髪、生粋の軍人名家の子息、上品な顔立ち、自信に溢れ、不遜とも見える)
マクベス・ポルカ:通信士候補:17才。プラチナブロンドの髪、緑色の瞳。
ディッキー・コールズ:機関士候補。15才。ミスター優等生、核融合炉制御と基幹系統のスペシャリスト
グーミー・コールズ:航法士候補。15才。双子の姉、航法の神童。
ノノ・ゼッシュ:海兵隊員。18才。187cmの長身、隆々の筋骨、黒い瞳、浅黒い肌、こげ茶色の長髪
・ブラッカ愛国同盟の戦艦<デッカート>(ルコンβ=YD71型、全長48m、幅5.5m、排水量1100トン、)
=>著者へのインタビュー
=>概要
=>読者の感想
=>読者の感想

●「ブルー・ハイドレード〜転移〜」(2004、海原 零、集英社スーパーダッシュ文庫)
 ブラッカステイツのコロニーのひとつ<バージルコロナ>から戦艦(潜水艦)<デッカート>を略奪し脱出した9名の少年少女。しかしながらゲリラコロナのひとつ<モルガトコロナ>で食糧を補給しようとするがブラッカ政府の圧力により拒絶される。
 残された道は、亡き海賊ロベルト・ガーデュランがブラッカ政府の最高権力者に働きかけて密かに水深3100mに建設した要塞ザルツバリカ。しかし、2大大国からの圧力に屈しかけているブラッカ政府は2隻の最新鋭艦<ジュダーヴィ>/<ペルセキュート>を密かにザルツバリカに移動させるが、その際に親ロベルト派は一掃されていた。
 <ジュダーヴィ>/<ペルセキュート>:天才軍事デザイナーのスタン・ワグナーが開発したブラッカ政府の最新鋭攻撃型戦艦(潜水艦)。全長49m、幅5.7m。  音響魚雷、ノイズメーカー/ノイズマジック

●「ライフ・アクアティック」(2005、DVD)
=>http://www.movies.co.jp/lifeaquatic/
 最後に「ジャック・イヴ・クストーの思い出に捧げる」とあり、各所にクストー的な設定がある。〈ディープ・サーチ〉という潜水艇を搭載した〈ヴェラフォンテ号〉という海洋調査船が舞台。〈ヴェラフォンテ号〉の船首に海中観測窓のあるポッドが付いているところはクストーの〈カリプソ号〉とまったく同じ。

 この〈ヴェラフォンテ号〉は第二次大戦中の潜水艦索敵艦を改造した中古船。しかし内部にNASA設計というサウナ/ジャクジーが付いていて、小型ヘリとヘリポートもある。DVDでは実物大の船体断面セットが作られていて、船好きな人にお奨め。

 主人公のズィスーは全盛期には海洋ドキュメンタリー映画で受賞したこともあるが、人気も陰り、航海資金の調達にも苦労している。最後の一旗を上げようと、前の航海で仲間を食ってしまった幻のジャガー・ザメを捜索する。

 初めて会った息子と、海洋ジャーナルで妊娠中の女性記者も乗り込み、ライバルで研究資金の潤沢な海洋学者ヘネシーの立派な観測船とフリップ風の海上・海中観測基地も登場。
 アジア人の海賊襲撃もあり、マラッカ海峡を通過中に襲われやすい低乾舷の海洋調査船を運航している者にとって身近な問題。

 ドキュメンタリーで資金を確保する海洋冒険家の人生模様を描いたなかなか渋い作品。

●「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」(2006.7、溝渕 誠、小学館コロコロドラゴンコミックス)
=>http://books.yahoo.co.jp/book_detail/07168162
 海洋探検船"ブルーラグーン号"とテザーケーブル式潜水艇が登場。海賊ファントム船長が率いる巨大潜水艦"ファントム号"は頭に石うすが付いたかなりユニークなデザイン。そして海中を浮遊する"海の神殿アークシャ"。
 水デジモンでは、"マナフィ"がなかなか小さい子に喜ばれそうなかわいいデザイン。マンタ型の"マンタイン"や"タマンタ"、ザトウクジラ型の"カイオーガ"が登場。

 アンコウやソコダラなど、メジャーな深海生物もきちんとポケモン化されており、CGで表現された深海底を進むシーンなどは、よく出来ていると感心します。
 ポケモン生物的には、インプリンティングがあったり、超音波による行動制御などがあり、子供向けとはいえ、いろいろ考えてありますね。
 ハード的には、テザーケーブル式潜水艇がブルーラグーン号から発進するところがスマートで良いです。テザーケーブルが切れて交信できなくなるのですが、後半、難なく母船と通信してしまうところが、おや?とおもいましたが、あれは浮上してからのものなのかな???
 ブルーラグーン号はバルバスバウに海底観察窓があり、強度的に問題が無ければ、あの位置はいいですね。
 ファントム号の石臼構造の機能は結局わからないのですが、削岩機かな?こちらにも小型潜水艇がありますが、映画では構造的特徴がわからなかったです。
 マナフィ、マンタイン、タマンタ、カイオーガ以外に、海ポケモンがオンパレードで、パールル、ハンテール、サクラビス(エソの類い?)、ジーランス(シーラカンス?)、カブトプス(カブトエビのつもりなんだろうが、グソクムシに見えてしまう・・・)、チョンチー(多分チョウチンアンコウ)など、深海ポケモンオンパレード。普段のゲームでもなかなかお目にかかれないそうで、ほう、でした。

●「AIKa R-16」(2007, DVD, バンダイ・ビジュアル)
 以前、バンダイビジュアルが女性潜水船パイロットを主人公とするアニメを作るためにJAMSTECに取材に来たことを紹介しました。そのDVD全3巻の第1巻目がバンダイビジュアルからSF倶楽部に寄贈されました。
=>http://www.aika-sumeragi.jp/r16top.html
 「AIKa R-16」というタイトルですが、このR-16は「16才未満禁止」という意味ではなく、かつてローアングルアニメ(パンチラアニメともいう)として大ヒットした作品「AIKa」のヒロインの10年前、16才だった頃を作品にしたとの意味だそうです。
 もともとヒロインは海面上昇で水没した世界のサルベイジャーという設定でしたが、当時は海中シーンが難しく、サルベイジャーとしての潜水シーンはなかったようです。
 今回は16才ながらサルベージャーC級ライセンスを持っていて、冒頭に潜水艇を操縦して水没した都市を調査するシーンが登場します。潜水艇も、ウェーブピアサー型母船も、デザインがかっこいいです。ただし今回は序盤ですので、本格的な海中シーンはまだです。

●「イーゲル号航海記/1 魚人の神官」(2007.12、斉藤洋、偕成社)
 ドイツの少年カール・キリシマ・キルシュは、ほんの気まぐれで学校ではなく港に向うと、そこで〈船員とコック募集、年齢経験不問〉という張り紙が・・・。その経緯は省いて、結局、カールは天才科学者ハインリッヒ・フォン・ローゼンベルク博士が発明した潜水艇に乗り込むことになる。
 乗組員はほかに2人+1匹。大男で執事のフランク・クラフト、どんな生物とも会話できるシェパードのラインゴルト、同じ日に採用されたコックのハンス・ハンスだ。
 北海のヘルゴラント島近くに3年前から観測されている巨大な渦。博士はこれを観測するためにこの潜水艇を開発する。潜水艇は渦の中に潜航し、はげしく回転するが、やがて逆回転を経て、巨大な岩のドーム内に浮上する。水深20m以内。半径200m、高さ100m。岩壁は生物発光でぼんやりと明るい。その周囲に7つの洞窟があり、その後8つ目の洞窟が現れる・・・。
 今回はその8つ目の洞窟を進んだところにある魚人たちの世界の物語。

 表紙裏にイーゲル号(はりねずみの意味)の断面図が載っているのがうれしい。アイゼニウム合金でできている。ある物質を分解したときに発生するエネルギーを動力とする。断面図によると、前部にダイバーがロックアウトできる格納庫があり、船首底にはマニピュレータが設けられている。その後が第1コントロール室。その上のセイルが第2コントロール室。その後が食堂・寝台室、トイレ、調理室、推進器。

 洞窟の穴の数だけ続編が出るかどうかは定かでないが、著者によると第2巻は執筆済みとのこと。


=>空想科学潜水艦博物館
=>PEPPERLAND(ペパーランド。ディズニー版ノーチラス号、轟天号、シービュー号とフライングサブ、スタートレック関係の模型が多数展示された洋風居酒屋)
=>メカニック物

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